ボツワナは、他のアフリカ新独立国と違って民族問題がさほど深刻ではなかった。
民族的にツワナ人が多く、ほぼ8割を占めていたことが理由として挙げられる…
が、それだけが理由というわけではない。
アフリカには自民族率がほぼ100%という国も存在する。
その国の名は…
,,、,、、,,,';i;'i,}、,、
ヾ、'i,';||i !} 'i, ゙〃
゙、';|i,! 'i i"i, 、__人_从_人__/し、_人_入
`、||i |i i l|, 、_)うちの国には
',||i }i | ;,〃,, _) ソマリ人しかいないけど、
.}.|||| | ! l-'~、ミ `) ガンガン紛争するぜー!
,<.}||| il/,‐'liヾ;;ミ '´⌒V^'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒
.{/゙'、}|||// .i| };;;ミ
Y,;- ー、 .i|,];;彡
iil|||||liill||||||||li!=H;;;ミミ
{ く;ァソ '';;,;'' ゙};;彡ミ
゙i [`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ _,,__
゙i }~~ } ';;:;li, ゙iミミミ=三=-;;;;;;;;;''
,,,,-‐‐''''''} ̄~フハ,“二゙´ ,;/;;'_,;,7''~~,-''::;;;;;;;;;;;;;'',,=''
;;;;;;;;''''/_ / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~`ヽ';;:;;;;;;;, '';;;-'''
''''' ,r'~ `V ヽニニニ二、-'{ 十 )__;;;;/
ソマリアのみなさん
722 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 19:32:47 ID:zoxI23OA0
∧,, ∧
∧,, ∧ ・ω・) ♪
∧,, ∧ ・ω・) )っ
♪ ∧,, ∧ ・ω・) )っ__フ
♪ ∧,, ∧ ・ω・) )っ__フ(_/ 彡 ♪
∧,, ∧ ・ω・) )っ__フ(_/ 彡
♪∧,, ∧ ・ω・) )っ__フ(_/ 彡 ♪
∧,, ∧ ・ω・) )っ__フ(_/ 彡
( ・ω・) )っ__フ(_/彡
(っ )っ__フ(_/彡 .
( __フ(_/彡 ♪
(_/彡
というわけで、多民族国家でないからといって民族紛争が起こらないわけではない。
民族紛争が起こらないためには、どうしても国民意識…までは不要でも、
その前段として同じ領域内に住む人々に同族意識がないとどうにもならない。
そしてボツワナには、その同族意識は確かに存在した。
それは、なぜか。
723 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 19:35:24 ID:zoxI23OA0
__ ,.-¬- 、._
/ '´, 、 、 `ヽ、
r´ / l ヽ \ 、ヽ
/ / /l. l、 \ ヽ ', lヽ
/, l. / /´ヽ lヽ ヽ. ! ヽ. ト ヽ、
'´| V '__ヽ. ト\、_',| ',| やっぱりあのあたりも連邦に組み込みたいですねえ
| l. ,| | __ \゙、ヽ.__ヽl. ト.|
lハlヘ|´ ` ヽ´ ``〉,^! | !
l\l| | //ィ N
| ハ ヽ __ /ハ/ ` _
'′lハn\ `ニ´/! ! ,イ |
_,.-' /ヽ ` - ´ ,ハ\ | |ヽ
_, - ' / | ヽェ、 ' | ヽー、 _ | ト. ヽ
,.、-‐ ´ / | / 〉 | ヽ `⌒.l ヽ',ヽヽヽ
/ ヽ 〈 ,.-|ヽ/ ヽ-/ ヽ/|、 ,〉 | l_! ヽ ゙l
答えは簡単で、
明確な敵が存在していたからである。
758 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 20:33:32 ID:d0Ankd3g0
おいついわー
ソマリ人なのにソマリ人への同族意識のない人ってなに?
それは別民族じゃないの?759 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 20:40:04 ID:44K56zr60
>>758
同族意識がないと言うよりは、村単位とかでしか結束できない状態じゃないかな?
759氏の言うとおり、
民族で結束するって考え方がない状態です。
部族単位なんですね。761 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 20:45:20 ID:x4.caoak0
言語や宗教で分断するのは珍しくないし、そもそも民族意識なんてある意味近代の産物だしね767 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 20:59:01 ID:d0Ankd3g0
それじゃあ部族ごとに民族があるとみるべきじゃね?
なんでそんな同朋意識のない人たちを一つの民族にしちゃうんだろう?773 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 21:07:55 ID:RhZIBBjo0
>>767
文化が似てて、習慣が似てて、使ってる言葉が同じで、
当事者部族しか違いがわからないからじゃね?
関西人も江戸っ子も北海道人も九州男児も日本人だけど、
文化は全部違うから一緒くたにしたら嫌がる人もいるだろう
とはいえ、外国人にしてみりゃ全部『日本人』にしか見えない725 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 19:38:55 ID:zoxI23OA0
ここで話は少しさかのぼる。
.:,..::.,;:;:.,.);;::,..
..:,..::.,;:;:.,.)::,,..
| ..,;;,..::;,;:;:;:);:., |
|| | ̄| ____ . ||
\ || / || / ,| | | ━ ━|. ヽ || \ || /
\ || ./ . || / | ̄ ̄ ̄ ̄━ ━ ━| ヽ || \ || /
_____\||/ ||/ | ━ ━ ━ ━| ヽ|| \||/___,----――
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .+ ,/
..,,;;ヘミ;;:,,.. ..,,:;;ミ;;,、
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
1895年9月6日、イギリス南部・プリマス港。
この港に、英国保護領ベチュアナランドの3人の首長が降り立った。
彼らはすぐに列車に乗り、英国首都・ロンドンへと向かった。
726 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 19:41:13 ID:zoxI23OA0
____
/~~~ \
/ _ノ Ξヽ、_ \
/ (◎)―(◎) \ ここがあの女のハウスね!
| ::::(((__人__))):::: |
\ `⌒´ /
/ \
ングワト族国王 カーマ3世
(やる夫の祖父)
728 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 19:44:18 ID:zoxI23OA0
_,,,...---.、,,...__
,,.-''";;;;;;;;;;;;;ミ;;;;;;;;;;;;"'''ヽ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ミ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
i;;;;;;;;;;;;;;,,,.-''''" `''、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
ヽ;;;;;;;;;ノ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
i;;-' l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| カーマ殿、
'|゙"'=..,, ,,.=;;;;"ノ ヽ;;;;;;;..-、;;;i 申し訳ないがそのような小粋な冗句を
|=・=i ヽ-=・=- i;;l,,.-、i 言っている場合ではござらん。
| ,ノ 、 | -''.ノ
| ( __ _ ,) l,,...ノ
| ,,.-'' ゙-,, ノ T
ヽ"-─--` / |
_ヽ-iiiiiiiiii ノ_,,.-''iヽ
,,,..---------、,,.-'''''''"ヽヽ;;;;;;;;;; ...-'' ̄_,,.'"/ニ"''-..,,,
[==========il-''';;;;;;;_---ヽ ヽ--''" /-'''";;;;;;;;;; ̄"''、ヽ
ングワケツェ族国王 バトエン1世
(ボツワナ国民戦線・バトエンの祖父)
/ /´ `ヾ、 _, \
/ / ∨ ヽ
ノ , / ,.,., __ _ _ |
´:::: / , // _ _ `ヽ、、 | さよう。
:::::: |::: |;: / ヽ`ニ==, Yノ -‐'´ | われらの行動に、
:::|::::: |;: / ‐-',、ニ=、`ミ i/_-== } ツワナ全体の運命がかかっておるのじゃ。
\::: |:::: / \ヾ夕ンノ `´rュ` /、
\::|:::: { ヽ / |::`ソ | ヽ、.
\::::: ヽ `、 ,, | |:: \\
\::: ヽ ヾ / ` ̄''::::ノ、 /:::: \\
`丶:::| ,_ _ _ ` //:::::: \ \
::: r‐´ `} , , ,-‐=´-‐― ―ヽ /:::::::::: ム、 \
ヽ:::::: 〃::::::::::: }'i ' -‐´ :::::::丶 ,、}::::::::::::r-‐´ ハ \
`ヽ:::::{::::::::::::::::/└、 /| /\ i\l ゙イ::::::::〃::::::::::::: ヽ \
r-‐ヘ::::::::::::ノ 、 `' '´ └┘ ヽ_lヽ /ヽ:::{: : : : : : : : ノ 冫
/ l::::::ノ r´`i ヽ、 _ l ム、: : : : : : ノ r' ' ´ `ヽ
クウェナ族国王 セベレ1世
ベチュアナランド保護領で最も有力な3国王がイギリス本国までやってきたのは、
もちろん観光のためなどではない。
彼らがここにいる理由を語るには、もう少し歴史をさかのぼらねばならない。
729 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 19:47:09 ID:zoxI23OA0
┌┴┐┌┴┐┌┴┐ -┼-  ̄Tフ ̄Tフ __ / /
_ノ _ノ _ノ ヽ/| ノ ノ 。。
/\___/ヽ
/ノヽ ヽ、
/ ⌒''ヽ,,,)ii(,,,r'''''' :::ヘ
| ン(○),ン <、(○)<::| |`ヽ、
| `⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒´ ::l |::::ヽl
. ヽ ヽ il´トェェェイ`li r ;/ .|:::::i |
/ヽ !l |,r-r-| l! /ヽ |:::::l |
/ |^|ヽ、 `ニニ´一/|^|`,r-|:「 ̄
/ | .| | .| ,U(ニ 、)ヽ
/ | .| | .|人(_(ニ、ノノ
ズールー国王 シャカ・ズールー
1820年代、南部アフリカは動乱の時代を迎えていた。
現在のナタール州に位置するズールー王国の国王、シャカ・ズールーが
猛烈な勢いで周辺各国を侵略し始めたのである。
733 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 19:55:37 ID:WGaYBFEM0
おシャカ様キター!!734 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 19:56:09 ID:/Mm50Dj.0
この時代、アフリカーナーのグレート・トレックが行われる少し前あたりか730 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 19:49:43 ID:zoxI23OA0
うゎぁぁ ''';;';';;'';;;,., うゎぁぁ
''';;';'';';''';;'';;;,., う ゎぁぁあああ
う ゎぁぁあああ ;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
ヽ vymyvwymyvymyvy う ゎぁぁあああ
つ ゎぁぁ MVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、
Λ_ヘ^-^Λ_ヘ^-^Λ_ヘ^Λ_ヘ
う ゎぁぁあああ ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ ヽ
__,/ヽ_ /ヽ__,.ヘ /ヽ__,.ヘ _,.ヘ ,.ヘ つ ゎぁぁあああ
/\___/ヽ /\___ /\___/ヽ _/ヽ /\___/ヽ
/ ::::::::::::::::\/ ::::::/ ::::::::::::::::\ / ::::::::::::::::\
. | ,,-‐‐ ‐‐-、 .:::| ,,-‐‐ | ,,-‐‐ ‐‐-、 .:::|、(| ,,-‐‐ ‐‐-、 .:::|
| 、_(o)_,: _(o)_, ::: 、_(o)_,: | 、_(o)_,: _(o)_, :::|_, )| 、_(o)_,: _(o)_, :::||
. | ::< .::| ::< | ::< .::|ニ=| ::< .::||
\ /( [三] )ヽ ::/\ /( [三]\ /( [三] )ヽ ::/ニ´\ /( [三] )ヽ ::/
/`ー‐--‐‐―´\ /`ー‐- /`ー‐--‐‐―´\-‐‐ /`ー‐--‐‐―´\
画期的な軍制のもと強力になったズールー軍は、周辺民族を文字通り蹂躙した。
彼らが進攻した土地では略奪暴行虐殺、あらゆる暴虐が行われ、
とくに被害のひどかったハイフェルト地方(南アフリカ共和国北部)は無人の野と化したとされる。
731 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 19:54:41 ID:zoxI23OA0
ヒュン バババババババババ!!!
/■\ ・―‐―=─ - - パパパン
(゚Д゚ ;) /■\ ・―‐── 二=─ - - ・―‐―=─ - - 二=─ - -
/■\ ⊂ (;´Д`) /■\ ウアアアアア ・―‐―― _-ヒュン―─ - -
(´Д`;|)/⊃ ⊂_ ⊂ 丶(´Д`;,) ・―‐;;,;∴ブシャ=─ - - ・―‐― 二=─ - -
ゝ / (´⌒;;;Y ソ と_ ⊂ノ(´⌒;;; ( ゚Д゚.;.. ・―‐―=─ - -;;,;∴.;..'- - ・―‐―二=─ - -
し Y 人 (´⌒;;;/■ (_)Y 人ヽ≡≡(´⌒;;; チュイン ・―‐グエ=;..';;,;∴.;.⊃=─ - -
(_)'し ⊂(゚Д゚ ;) (_) ソ ≡(´⌒;;; ・―‐― ⊂( ゚Д゚.;..';;.,;∴.─ - -チュン
このズールーの進撃に、周辺諸民族は大混乱に陥った。
この混乱ぶりは半端ではなく、中にはングニ人のようにほとんどアフリカ大陸を半分踏破し、
2000㎞以上離れたタンザニア南部にまで逃れた民族すらいたほどである。
あまりに多くの民族が潰走したため、この現象はムフェカネ(大潰乱)と呼ばれるようになる。
ツワナも例外ではなく、それまで北部の辺境にすぎなかった
現・ボツワナの領域に逃れるものが続出した。
732 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 19:55:34 ID:zoxI23OA0
\ ☆
| ☆
(⌒ ⌒ヽ /
\ (´⌒ ⌒ ⌒ヾ /
('⌒ ; ⌒ ::⌒ )
(´ ) ::: ) /
☆─ (´⌒;: ::⌒`) :; )
(⌒:: :: ::⌒ )
/ ( ゝ ヾ 丶 ソ ─
ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さらに、ズールーの軍事制度と文化を各民族が取り入れるようになった結果、
逃れてきた民族同士で戦争が頻発するようになった。
南部アフリカの秩序が崩壊してしまったのである。
735 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 19:57:24 ID:zoxI23OA0
…… ・ ・ ・
‥ ・ ‥...
| ‥ ・ ‥...
i|
|| i| _ _ _ _ :_ :_ _ _
|| i! | | _ _ _ _ _ _ _ _ :_ :_ _ _ _ _ _ _
∴∵ ・・・・ , || 只」|_. | ! _ _ _ : : _ _
,rij,レ'ー''‐-| | | _ _ _ _ _ _
,イノ「三三乍l Yj」 ______
,「イ |l;;;;;l;;;;;;;;j」_」!!-尺ー=='T´ ̄ ̄ ニ二二二二ヽ
_,イ'´,rーゝ |. | O O O 0 ij |
,シニ二,イ ik/ r=、 ¨ 「 | 」 | O O O 0 ij |
|! | i ill ∵ _」ユl!! iユl l _」 」 ill| | O O O 0 ij |
三三二 i 〕 〔iiij三二ニニ カ三! ill| 二二二二二l| : ‥ .......
|! | ! i/ ヾiiiii」」 iユl l。. ヽ |.. ill|.. | O O 0 0 ij | _ _ _ _ _ _ _ _ :_ :_ _ _
ゞー-、 ,i! ∴ 二'´¨ |_」 「| | O O 0 0 ij | ‥ ....... _ _ _ _ _ _
ヽ _ゝ、|||!、_ i i. 144M | | O O 0 0 ij l
ヾYシシシカ>ー────-、、、__」 └ー‐──‐/ ∴∵ ∴∵ ∴ ∵∴ ………
ヽ!Y/三三三三三r'´i ̄i  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ」イ三三三r'´ | | ‥ ・ ‥...
. . . `ゝニニニニr' | |
/l| |! | |
‥ ・ ‥.... / l| | | |
/ l|, i ‥ ・ ‥...
,/, l| l
,l|
ボーア人たちの幌牛車
そのうえ、さらに混乱は拡大した。
南のケープ植民地のボーア人たちが、
軍事的空白のできたハイフェルト地方へと進攻をはじめたのだ。
いわゆるグレート・トレックである。
組織力と軍事力に優れた彼らは、あっという間にトランスヴァールとオレンジの2国を建設し、
ツワナ人居住地域の南部(ツワナ人の4分の3が住む)を占領して、
さらに拡大を続ける姿勢を見せた。
737 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 20:00:19 ID:zoxI23OA0
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (;・ω・) (・ω・;) ∧∧ おい、このままじゃ俺ら奴隷にされちまうぞ
(;´・ω) U) ( つと ノ(ω・; )
| U ( ;´・) (・` ;) と ノ いったいどうすれば…
u-u ( ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
こうした周辺勢力に、ツワナ人は軍事力では対抗できなかった。
しかし、このままでは早晩どこかの勢力に飲み込まれてしまう。
独立を保っている北部だけでも、なんとか安全を確保しなければならなかった。
738 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 20:03:38 ID:zoxI23OA0
/:.:.:./:.:.:.:.,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、 :.:.:\:.:.:.:\
厂 Ζ /:.:.:/二二二二二二\:.:.:.:.マ^ヽ\
{!/ 7:.:.:/:.:.:.:.:.;{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:..、 }〉ハ
/ ′/:.:.:.:l:.:Χ:/∧:.:.:.:.:.:. l:.:.:.:.:.:/:!:.:.:. iУ/:.:.:.
ヽ./ /|:.:.:.:.:|/ \ハ:.:.:.:.:.:.|ヽ./V从:.:.:.:|イ.:.:.:.:.:.
./:.:\l/|:.:.:.:.:|x≠气. \:.:.:.| 斤≠x|:.:.:.:.|/!:.:.:.:.: !
i:.:.l:.:. 刈:.:.:.:.V¨{と心、 \l イドら}¨V:.:.: |/{:.:l:.:.:.|
|:.:.!:.:.:.:.:l:.:.:.:. ! 乂_ツ 乂_ツ |:.:.:.:.|V:. |:.:.:.| SOS団に入りたいんですって?
|:/l:.:.:.:/|:.:.:.:.:| "" ′ "" |:.:.:.:.| |:.:.|:.:.:.|
l |:.:.//|:.:.:.:.:|ゝ r─-┐ .イ:.:.:. ! !Ⅵ/V ※サウスアフリカを大いに盛り上げる植民地の団
V /从:.:.:.:.!:.:.:≧ 、 乂_.ノ .ィi〔:. |:.:.:.│V ′
.}/l:.:.:∧:.:.|:.:.:.::i:.:.:.ィi≧==≦ト:.:.:|:.:.:.|:.:.:.∧/
∨ _〉、!-==彡:|ノ ゝ|≧==!:.:/-- 、
/: : ∨∧: : : :| __ |: : : : !イ:/⌒ヽ
./⌒\∨∧: : :|/ \|: : :// / l}
{! ヽV∧: :{/ ̄ ̄\}: :// / 《
》 ___}__∧:ヽ. /:// / }
ヽ _(___, \: : \ / ̄ ̄〉─…──く
}(___, >'"´ .ノ 団 長 〉
白羽の矢を立てられたのはイギリスだった。
当時イギリスはケープから内陸を北に向かっており、
その通路として、また東のトランスヴァールや西のドイツ領を牽制する意味で
ベチュアナランドは押さえておきたいところだったのである。
739 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 20:06:00 ID:/Mm50Dj.0
西のドイツ領というと、今のナミビアだな740 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 20:06:37 ID:zoxI23OA0
/:.:.:.:.:.:. -───\:.:.:.:.:.:.\
,:':.:.:.:.:.:/ -‐──‐ミ ∨:.:.:.:.:.:.ヽ
/:.:.:.:.:':.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\}:.:.:.、:.:.:.:.:.゚,
/:.//:.:.:./ハ:.:.:.:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.「 \.:.:.
.':./ オ:.:.:/〕ト.、{:.:.、:.:\:.:.:.:._:i_l:.:.:.:.| 廴〕.:.i
i:.:∨{:.:.:.:' l:!_ \{\:.:.X´:.:ハ!:.:.:. |_」 《.:.:.:| いいわよ。
, ^! !:.:.Ⅵヌ:.:| 芹しミヽ ヽ |:.:.:.:.| ハ V:.:! どーせベチュアナランドなんて、
| | |:.〈///:.:l 込ツ x==ミy:.:.:.::|`Y∨:.:.| 商業的な価値は0だし。
__ | | l:.:.:〈/:.:.∧ ′ ':.:.:.:.:|ノ:.:.:.:.:.:|
_rヘ Ⅵ | |:.i:.:..:.:.::.:.:.:.、 「/ ̄} /:.:.:.:.:.从:.:,:.:.:.:.| 保護下に入って
ハ ( ̄`ヽ |:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〕ト.、 一 イ:.:.:.:.:/:.:.:./:.:.i:.:′ 外交権と軍権をくれれば、
{\)イ`ヽ } !ハ:.:.:.ト、:.:.:{:.:.:.:.:≧ー /:!:.:.:.:/:.:.:./:.:.:// それでいいわ!
. ゚, { ノ |! \!__.\!:.イ.ノ /:/:.:. イ:.:.:.厶イ_′
ゝ { .イ: イ: : : ヽ:厶===./.イ:/: |:/i:i:/: : :\
庁、___ ノハ ′|: i:i: : : : :/二二 ー /: : : {!: /i/: /⌒ ヽ、
,f≧====彳./ |: i:i: : : : ′ ヽ/: : : : : /i/: / ハ
. /\: : : : : :_K l,|: i:i: : : :| /: : : : : /i/: / } 、
/  ̄ ̄´ } / |: i:i: : : :| ,:': : : : : /i/: / { / \
こうして、和約は成った。
英国はこの地方にあったツワナ人の8か国と相次いで条約を結び、
1885年、英国保護下のベチュアナランド保護領が成立する。
しかし…
741 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 20:06:43 ID:x4.caoak0
こうやって不良債権を増やしていくんやな(白目)745 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 20:15:52 ID:WGaYBFEM0
商業的価値は0
うーんこの でも価値有ったら南部みたいに占領されてるか747 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 20:16:54 ID:JqTIUu3c0
搾り取れるもんがゼロだと無関心っていう優しさを感じられるんだなw742 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 20:09:17 ID:zoxI23OA0
ヽ r- 、 。ヽ、 _____ _ _____ 、r‐。´ , ' ´ / /
. ヽ\__ヽ 〈{ ヽ 、 O、` ´ .,O _ - ´ }〉 ー‐‐´ /
. ', r-- 、 oヽr‐r-_、_ ヽ、 ヽ,- / / __ -_r-/ ゚ , -‐' フ /
ヽヽ__ゝ {::::|´ _`ヽ ` f{リY´ /ミ_`|::::} 。 ー‐ ´ノ
ヽ ,---、゚ ',:::::|ニ―=、ヽ |V | //, -―ニ|:::ノ <´ フ.ノ
ヽ 、_ - '。 、::lヽ ⊆⊇ゞノl o l〈く⊆⊇_/ lノ ゚---, r´
`{ r―- 。ー。‐ニ=‐=',_ノヽ=ニ‐ 。‐´ ゚-ニ-´ノ 大英帝国、
`ヾ=´-- -r 'ヽ=/ { `\ヾ=`ヽ 、___ノ´
`ヽv´ソニフ/_______ヽニニ、_。!ノ_ 蝶・サイコー!
rニfィ‐≦ヽ ヽ、――――v/ / ィ ハミーヽ
/ニノ ` ヽ`` ', _ / 〃/´ ーニミヽ
´  ̄ ヽ、 f.l ソ/ イ  ̄`
__|.ヽ ヾ、ー‐‐ノ/ , ´{___
r‐ ´ | ` 、 `ー=‐' , ' .| `ー-、
「| _, .| l ヽ ` ̄´, ´ l | _, |[
|l{ T ,' │ `ー‐´ ./ .', T |:|
|||__, --rノ l ,' ヽ―--、_」:|
r‐'::::::::::::/ l / \::::::::::::::::::7
英領ケープ植民地首相 セシル・ローズ
1890年ごろから、南の英領ケープ植民地の首相である
セシル・ローズによってこの地方が狙われるようになる。
743 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 20:12:12 ID:zoxI23OA0
,. -――ヽ
!\ ,.イ////////ハ、
l lヽ.\"//////////;;;;;;;lヽ
{ .! ヽ. \'///////;;;;;;;;;;;lハ
,ィ'ハ. l、 ' \////;;;;;;;;;;;;;;;;l/}、__ ベチュアナランドを完全に支配下に置けば、
,イ//,{ l\ヽ ' l. ヽ'/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!/!/////777‐、 念願の「カイロからケープタウンまで」英国領に…
/////,! l、 ヽ |_. ヽ::;;;;;;;;◯;;;;l/l'////>'";;;} !
. //////,{ lヽー-'//7\ ヽ l;;;;;;!,l/>'";;;;;;;;;;;//!
. l> ヽ/ハ 、 ヽ l/// ヽ ヽ. !ヽl/;;;;;;;;;;;;;;;;;;///l
/ '⌒ V/{ r 、 {//二 _- ._V ヽ | _ ,.-‐◯;;;;;;;////! ,ニ、
l ' ヽl/ハヽ_\l/、 l:::::::ヽ ∨ l / r!' \;;;;;;;;//// l ノ
. l 、ヽ( l//,{ f \ ゝ._ ` ー 'ヽ l l ( / --―-'''/////,l
! ヽ; l//∧ヽ__ヽ >- `_j /0/ -‐、‐ 、  ̄``- ._ つ
. ト、_.., l///,.‐-,. -――-- { /-―.、ヽ /,ヽ ノ__> 、
. l/ .! !'// -‐_ヽ .>'"´ ̄` トヽヾ:::::;) ///,ノ、_\__// レ
/ ,.-ー' ,. -――- ' - , ' !ヽ\ヽ///- ヽ .>ノ '" (_
. / ./ ///,! -― 、⌒ 、 l、 .} `ー"\ヽ__.>,- '
//''" ̄ , V/l. | マ//>、フ ,!, ´r.!ヽ_ヽゝ-ノ'" レ 1
. ,.' :::. V,l ! マ/// ヽ l !.///// ノ
./ ::::. ゙,!. l }'/ , ヽ.////
. :::::. 、 ー ' , ' ././ .l//
::::::.. ´ ,. ' /,.'l /
:::::::` -‐ ,/'" V
/ ヽ
、 、 / ヽ、 __-―==-._
ニ\ ヽ / /ニ\-ニ二二トニニニ、ニ>、
ニニ\_ ヽ ' ,イニニニ\二二| マ二ニヽ \.ニ\
二二二ム  ̄`ヽ ,. ー.!二二二ニム二ニ| マ二二ヽ \ニヽ
ニニニニム l二二二ニニムニニ| マ二ニニヽ. ヽニヽ
このころローズは、ベチュアナランドの北東にあるショナ人やンデベレ人の土地の侵略を進めていた。
この土地はのちに彼の名をとって「ローデシア」と呼ばれることになる土地であり、
肥沃な高原が広がっていた。
ローズは早速黒人たちの土地を取り上げ、白人を入植させて大農場を作っていく。
その過程で、ケープとローデシアの間に鉄道を走らせる計画が浮上した。
749 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 20:19:10 ID:VIvGyq3I0
夜空の星まで併合したいとか言ってた人か
そうです。
ローズの政策は、
あのアフリカ大陸を踏んづけてる風刺画一枚で完璧に表現されてるんですよねw753 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 20:23:08 ID:VIvGyq3I0
これですね。
教科書にも載ってる有名な絵ですが、最近まで手に持ってるのが電信線だと知りませんでした。
(傀儡の紐だと思ってた)755 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 20:29:12 ID:T7.folEc0
>753
おお、見た事がある。
おれはその手に持ってるのてっきり南北縦断の鉄道だと思ってた756 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 20:31:31 ID:JqTIUu3c0
股間を蹴り上げたい衝動に駆られる絵だなぁ757 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 20:33:03 ID:ZM3fysCU0
電信と鉄道は文明化の象徴だもんな
マニフェスト・デスティニーの戯画でも、女神が電信線持って
後ろに鉄道率いながら西部の闇を照らしてくやつがあったね
746 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 20:16:21 ID:zoxI23OA0
ノ⌒`'"~"'ヾ ,、 ,ノ . .: .:..:,. ー '"~ _,爻_ ,、
⌒ 爻、`'"~')、.,_,..、 ノ.;, :. . . .:.::.ノ ゙爻ミ、 _,彡ミ、 ,爻_
.,_,.)'^` 、彡ミ, ⌒):、,_ _ ,..'". .:.:.::. . . .:.::..)\彡ミミ_ ィ爻爻ミ、_ _,彡ミ、
_爻爻ミ_ノ'`"~⌒ 'ー- ー' ~` ( . . .:.::;;;._,,...'"爻彡ミミ、_ `シ爻彡ミ` :. ー爻爻ミ、
'ヘ.ノ^ヽ.,' =爻彡ミミ、_ ) . .:. .:.:;;.;;;.:.) ;シ彡ミミミミ 爻彡{ミミ、 .:::. -=爻彡ミミ;::::..
_,爻彡ミミ;x_ 、 ノ . ..:.::.:;;;.;.ノ彡ミ 爻爻彡ミミミ= -爻爻ミミミ、::::::.,ィ爻彡ミミミ、:::..
爻、 ,彡ミミミミミ=- :: ,爻、 ( ,..-‐''"~ ゙爻爻ミ ゙ミ彡ミミミミ、 ,爻彡ミミミミ、:::::=爻爻彡ミミ;::::::..
:. 彡ミV彡爻ミミミミ、 .::::. ,彡ミ、_ .::. )ノ ,゙=爻ミ-ミ;:'ミミ彡ミミミ彡爻爻爻ミミミミメ爻爻ミミミ爻彡;:::..
::::ィ爻爻ミ;:'爻爻彡ミミ;:::::;ィ爻爻ミ、.:::::.. . (;;;) ,ミ爻ミ彡ミ;:゙彡ミミミミ爻彡爻彡ミミミ`爻爻爻爻};彡ミ:::..
:::;爻彡ミミ;:'彡}爻ミ-ミミ;:::;=爻彡ミミ;::::::; |.:i| 爻爻ミミミミ;:`爻ミミミミ爻;:爻爻彡ミ゙:;爻};;'爻爻ミミミミミ .:::..
:;爻彡ミミ彡::゙ミミミミ=爻彡ミ爻ミ彡ミミ |.:i| .:::: メ爻爻爻ミ=::彡ミ彳ミ;:爻;:彡彡ミミミ};:{ミ=ミミ爻彳i::;{ミミ爻:::.
爻彡ミミミミ;:'爻};;'彡爻ミ爻爻彡ミミミ ..::::: 〔...;.〕 ...::::::: ミ爻彡ミミ{ミミミミミミ:;爻;:彡ミミミミミ}ミミミミミミミ爻爻ミ;:ミミ爻:::..
爻爻ミミミミ=;´爻:彡ミミミミ爻; ,.r'"´  ̄| ̄〔`二´〕 ̄ ̄¨¨ ̄¨´ ̄ ̄ ̄ ̄¨¨ ̄¨´ ̄ ̄ ̄ ̄¨¨ ̄¨´ ̄ ̄ ̄ ̄¨¨ ̄¨´ ̄ ̄ `ヽ
爻爻彡`、v,..v、゙ミミミミミミミミミ/ i: i i i i ((:::::))((:::::)) .i i i i i i i .|| ||:|
ミミv;;ミ゙'爻爻ミ;}..v、yfミミ爻ミ l ┃ .:: .:i: l´`l_ i i i i i i i i i i i i i i .||_||:|
゙':;ゞ;爻彡;yゞ;fゞ;”〈oヾvミ __」.┃「:! i: l二l_ i i i i i i i i i i i i i i .|| ̄||:|
'' ;~ ;f^::;”v:";y;''゚ [〕Yff:::! |:|; (O) ((;;;;;;;;))__ 」__ 」 __」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 _ ||_||:|
";: ;: ;: ;: ; : : ;; :; _」f1;:;:;!. ; i;; ;,`〒´ : 二ニニ工工工||王王王||圭圭圭||圭圭圭||圭圭圭||圭圭圭||圭圭圭|| ̄||:|
: ;:; ;~ ; :; ;~ ',;''〈.:.:l.:;:;:;:;;', ; ..i; ,.イ;;;:;;;:;:;;;;:;:;;;;:;:二ニニニニ===━━━━━━━━━━━━━━━━===||_||:|
:; . ;: ; ; '', ;' '/ヽl;;;;;:;:;:;:',__ _レイ[fff〕==:クニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニ || ̄||:|
_______/, //\;;;;;;;:;:;:fjfjlイ;;;;;:;:'"´ .: :;:;;:;:;:;;:;:;:;:;; :; :;:;:;:;:;:;;;:;:;;:;:;:;:;;:;:;:;;;;;:;:;;:;:;:;:;;:;:;:; ;;:;:;;:;:;:;:;;:;:;:;;;:;:;;: ;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:,;;:;:;;:;:;;;||_||:|
‐‐‐‐‐‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 〈:\///\;;;;:;:l」」:;;. :::[!:::三||三三三三三||三三三三三三||三三三三三||三三三三||三三三三三|| ̄||:|
\\ ///;;;;;;;/ニiニiニ.:__: fi; fi;; fi fi Y;:;:;;;;;;;;;; fi; fi;; fi fi Y;:;:;;;;;;;;;; fi; fi;; fi ||::::l||」
. \\l圭圭;;;;;;;;;;;;;;:;:;.:.:.:.:{三米三};;;{三米三};:;:;:;;;:;:;;;;;;;;;{三米三};;;{三米三};:;:;:;;;:;:;;;;;;;;{三米三};;;{三米三}
__________\| ̄`(◎)__ _ __ ヾノ爪シ¨¨ヾノ爪シ´¨¨ ¨¨ ¨¨ヾノ爪シ¨¨ヾノ爪シ´¨¨ ¨¨ ¨¨ヾノ爪シ¨¨ヾノ爪シ´
この鉄道は、地理的にベチュアナランドを走らざるを得ない。
トランスヴァールは当時独立国であり、ここにイギリスの鉄道を走らせるなどできない相談だったからだ。
そこでローズはベチュアナランドを彼の支配下にあるイギリス南アフリカ会社に組み込み、
支配を強化することをもくろんだのだ。
748 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 20:18:29 ID:zoxI23OA0
∧∧ ∩
( ゚ω゚ ) /
ハ_ハ ⊂ ノ ハ_ハ
('(゚ω゚`∩ (つ ノ ∩´゚ω゚)')
ハ_ハ ヽ 〈 (ノ 〉 / ハ_ハ
('(゚ω゚`∩ ヽヽ_) (_ノ ノ ∩´゚ω゚)')
O,_ 〈 〉 ,_O
`ヽ_) (_/ ´
ハ_ハ お 断 り し ま す ハ_ハ
⊂(゚ω゚⊂⌒`⊃ ⊂´⌒⊃゚ω゚)⊃
このニュースに、ツワナ諸国はあわてた。
ローズがケープやローデシアで何をしているか、
首長たちは皆知っている。
ここでイギリス南アフリカ会社への併合を認めると、
自治権どころか彼らの土地まで白人に取り上げられる可能性が高かった。
ツワナで併合を望むものなど、一人もいなかった。
750 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 20:20:21 ID:CU.nrnoQ0
それで女王に直訴、と752 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 20:22:17 ID:zoxI23OA0
____
/~~~ \
/ _ノ Ξヽ、_ \
/ (◎)―(◎) \ しかたない…
| ::::(((__人__))):::: | わしが行って頼んでくるかの
\ `⌒´ /
/ \
この危機に対し、ツワナで最も有力な3部族の王…
ングワト族国王のカーマ3世、ングワケツェ族国王のバトエン1世、クウェナ族国王のセチェレ1世…
は、英国国王への直接請願を決意する。
残る5部族…タワナ、ロロング、カトラ、レテ、トロクワ…
からも支持を受け、全ツワナ諸国からの請願という形が整った。
こうして冒頭の場面に戻るわけである。
765 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 20:56:23 ID:zoxI23OA0
i
|
∧
ノ..λ
/…λ
====、、
|.|IIII|.|l
/.^. .^.ヾ、
l,i,i,i,i,i,i,i,i,i,iili;,
_|I I I I I I_|;}、
| |γ⌒ヽ| |ll|
| |,.!、,__,ノ.| |ll|
i''i;;:::;;:::;;:::;i'il|'
=========、
| |'i'i'i'i'i'i'i'| |ll|
i i i i | |;|,|,|,|,|,|,| |ll|
ムi ムi ムi ムi i iii iii iii iii ill|
I.Iム,__,I.Iム I.Iム,__.I.I ム. | |'i'i'i'i'i'i'i'| |ll|
|l,|I/ i^i |l,|i.l |l,|I/ i^i |l,|i.| | |;|,|,|,|,|,|,| |ll|
|_,!__i山i.!_|i.| ___|_,!__i山i.!_|i.|, .. ,ム, i iii iii iii iii ill|
i .i i | i"''∩''"i |/;;||;;||;;;.| i"''∩''"i |ll|.l l.i;;:._l_l_!,_| |'i'i'i'i'i'i'i'| |ll|
|ー―||ー―||ー―|| i_:i|.」i:_,i.|凸凸凸|| i_:i|.」i:_,i.|;;,|)))))|||;;;;;;;;;;;;| |;|,|,|,|,|,|,| |ll|
|=ヘ=||=ヘ=||=ヘ=|I iii::冊::iii | iii iii iii..|I iii::冊::iii |-]]]]]||=∧=.ロ.III.III.III.ロ|i
| ∩ || ∩ || ∩ || |I..Ii : | iii iii iii..|| |I..Ii : | .|:|:|:|:|;||'~|;;| | | | | | :| |ll|
|,.l.」,;||,.l.」,;||,.l.」,;||_|I..I|__:_| lll lll lll..||_|I..I|__:_| .|:|:|:|:|;||l_.l」;__|_| | | |_;| |ll|
I.[iii]II.[iii]II.[iii]|I iii::冊::iii | iii iii iii..|I iii::冊::iii |III.llliiiiii||iニニ[二二二二]:|;./ | ̄|
| I_I. || ∩ || I_I. || |I..Ii : | iii iii iii..|| |I..Ii : | |:|:l:l:i_.!_iii_ .| | | | | :| |//_|_|__
|_I_I._||_I_I._||_I_I._||_|I..I|__:_| lll lll lll..||_|I..I|__:_|_|,|,l,l,i_,l| l ̄i__| | | //i| (Д゚ )
|_門_l|_門_l|_門_l|__!_而_!___|ΠΠΠ|__!_而_!___|__,;:--ー--------- //i|/ 〈 くV>〉
 ̄ ̄ ̄i,i ̄ ̄ ̄ ̄;;; ̄ ̄ ̄:; ̄ ̄ ̄:; ̄ ̄:´|;;'i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//i|/ ノ__:__|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_;;;l::::! ;."::: .''.//i|/ U U
.. ;' :., ':゙ :" .. "..:' ''. .;, .' :;.. ..,//i|/
゙゙ ;:' . :: : .. ;:: ... . .''' ,:':; .//i|/
::::... . . ....:: ..:: ... ;; :: :.... , "" ,;.:; //i|/
,;:;;::::; .;. .'' . ;;:. :...,,:;; .:'' ;'::.//i|/
;: ;: ;: ;: //i|/
' ' ' ' //i|/
イギリス国会議事堂
768 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 21:00:22 ID:zoxI23OA0
_ ____ _
. /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
/才/⌒^"'゛´⌒ヾヾハ .イ
':// . ′ i マ:' }Nノ:|
:.:{_ i | }从:.:.:ノ才ノ
}=:{ ! !二ミ:.:{.:.:.:.:.:.:≦
ハ:才-==ミ ー=彡 ノィ=ミ从:.:.:.:.:.:.:.才
′i/_,.ィ=≠ミx、 ̄ .ィ≠__ i:ハ.:.:.:.:イ
{ :{ xだァ才 ノ /弋辷アハ./.:.:.:.:.:彡 なるほど、要望は分かりました。
∨ハ、ー .イ {{ }}.:.:.:.:.:.:く
ヾ:,ハ. iゞ≠乂____才ハハ弌斗 前向きに検討いたしましょう。
i: ! .イ :|:::.. i |\
. /' |.fr⌒ヽ j:/ハ ; i.:.:.:.:.:.<
.>'".:.:.:..\ 廴_.二._,.ィ :} 八:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.:.:{iハ `ー=‐彡 イi:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}\ヘ ´ ̄` .//,:}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:..: }∧\> -=彡.イイ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:. ∧{{ \> '" {{ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧ゞ≠⌒⌒ヾ=イ:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ∧ イ:.:.:.:ハ 宀. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:_,.>'⌒\:. ∧ ∨.:.:.:.ノ _,.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
__ -=ミ. \:ハ }=リ___,|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
}ハ、 ヾヘ:.:.:.:.\ ;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._三
ー-= }才 ∨≠ュー--ヘ _才⌒ヽ
、:.. } {`ヽ◯ \ `ヾ
 ̄ ノ:. i| ∧ } ヽ
イギリス植民地相 ジョゼフ・チェンバレン
ロンドンに上った彼らは早速植民地相のチェンバレンに面会し、
要望書を手渡した。
770 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 21:03:21 ID:zoxI23OA0
_,,,...---.、,,...__
,,.-''";;;;;;;;;;;;;ミ;;;;;;;;;;;;"'''ヽ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ミ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
i;;;;;;;;;;;;;;,,,.-''''" `''、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
ヽ;;;;;;;;;ノ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
i;;-' l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
'|゙"'=..,, ,,.=;;;;"ノ ヽ;;;;;;;..-、;;;i チェンバレン殿に要望は伝えたが、
|=・=i ヽ-=・=- i;;l,,.-、i これだけでいいわけはない。
| ,ノ 、 | -''.ノ
| ( __ _ ,) l,,...ノ なにか他に手はないものか。
| ,,.-'' ゙-,, ノ T
ヽ"-─--` / |
_ヽ-iiiiiiiiii ノ_,,.-''iヽ
,,,..---------、,,.-'''''''"ヽヽ;;;;;;;;;; ...-'' ̄_,,.'"/ニ"''-..,,,
[==========il-''';;;;;;;_---ヽ ヽ--''" /-'''";;;;;;;;;; ̄"''、ヽ
772 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 21:06:13 ID:zoxI23OA0
____
/~~~ \
/ _ノ Ξヽ、_ \
/ (◎)―(◎) \ それに関しては、
| ::::(((__人__))):::: | ちと考えがあるのじゃ。
\ `⌒´ /
/ \
_,,,...---.、,,...__
,,.-''";;;;;;;;;;;;;ミ;;;;;;;;;;;;"'''ヽ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ミ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
i;;;;;;;;;;;;;;,,,.-''''" `''、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
ヽ;;;;;;;;;ノ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
i;;-' l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
'|゙"'=..,, ,,.=;;;;"ノ ヽ;;;;;;;..-、;;;i ほう。
|=・=i ヽ-=・=- i;;l,,.-、i
| ,ノ 、 | -''.ノ というと?
| ( __ _ ,) l,,...ノ
| ,,.-'' ゙-,, ノ T
ヽ"-─--` / |
_ヽ-iiiiiiiiii ノ_,,.-''iヽ
,,,..---------、,,.-'''''''"ヽヽ;;;;;;;;;; ...-'' ̄_,,.'"/ニ"''-..,,,
[==========il-''';;;;;;;_---ヽ ヽ--''" /-'''";;;;;;;;;; ̄"''、ヽ
775 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 21:08:51 ID:zoxI23OA0
____
/~~~ \ 実はこのイギリスの政体は、
/ _ノ Ξヽ、_ \ ツワナとそう変わらないらしいんじゃ。
/ (◎)―(◎) \ 確かに王はいるが、民会で決められたこと以外は何一つできないそうじゃ。
| ::::(((__人__))):::: |
\ `⌒´ / 違うのは、民会の上にもっと大きな民会があって、
/ \ 各地の民会から選ばれた代表がその大民会で国のことを決めることじゃ。
776 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 21:10:28 ID:zoxI23OA0
/ /´ `ヾ、 _, \
/ / ∨ ヽ
ノ , / ,.,., __ _ _ |
´:::: / , // _ _ `ヽ、、 |
:::::: |::: |;: / ヽ`ニ==, Yノ -‐'´ | なるほど。
:::|::::: |;: / ‐-',、ニ=、`ミ i/_-== }
\::: |:::: / \ヾ夕ンノ `´rュ` /、 そうであるならば、
\::|:::: { ヽ / |::`ソ | ヽ、. 打つ手も決まってきますな。
\::::: ヽ `、 ,, | |:: \\
\::: ヽ ヾ / ` ̄''::::ノ、 /:::: \\
`丶:::| ,_ _ _ ` //:::::: \ \
::: r‐´ `} , , ,-‐=´-‐― ―ヽ /:::::::::: ム、 \
ヽ:::::: 〃::::::::::: }'i ' -‐´ :::::::丶 ,、}::::::::::::r-‐´ ハ \
`ヽ:::::{::::::::::::::::/└、 /| /\ i\l ゙イ::::::::〃::::::::::::: ヽ \
r-‐ヘ::::::::::::ノ 、 `' '´ └┘ ヽ_lヽ /ヽ:::{: : : : : : : : ノ 冫
/ l::::::ノ r´`i ヽ、 _ l ム、: : : : : : ノ r' ' ´ `ヽ
_,,,...---.、,,...__
,,.-''";;;;;;;;;;;;;ミ;;;;;;;;;;;;"'''ヽ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ミ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
i;;;;;;;;;;;;;;,,,.-''''" `''、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
ヽ;;;;;;;;;ノ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
i;;-' l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
'|゙"'=..,, ,,.=;;;;"ノ ヽ;;;;;;;..-、;;;i うむ。
|=・=i ヽ-=・=- i;;l,,.-、i ただちにイギリス各地を回り、
| ,ノ 、 | -''.ノ 各地の市民に支持を訴えることであるな。
| ( __ _ ,) l,,...ノ
| ,,.-'' ゙-,, ノ T 市民がわれらを支持すれば、
ヽ"-─--` / | 大民会の代表たちとてむげにはできまい。
_ヽ-iiiiiiiiii ノ_,,.-''iヽ
,,,..---------、,,.-'''''''"ヽヽ;;;;;;;;;; ...-'' ̄_,,.'"/ニ"''-..,,,
[==========il-''';;;;;;;_---ヽ ヽ--''" /-'''";;;;;;;;;; ̄"''、ヽ
779 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 21:13:28 ID:zoxI23OA0
こうしてチェンバレンとの会談が終わると、
3人はすぐにイギリス中の遊説に出かけた。
マンチェスター、リバプール、バーミンガム、シェフィールド、リーズ…
___
/~~~\
/( ◎)―(◎)\ われわれツワナの民は、
/:::::( ((__人__)))::: \ 女王陛下の下で平和に暮らしておりましたのじゃ。
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
_,,,...---.、,,...__
,,.-''";;;;;;;;;;;;;ミ;;;;;;;;;;;;"'''ヽ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ミ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
i;;;;;;;;;;;;;;,,,.-''''" `''、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
ヽ;;;;;;;;;ノ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
i;;-' l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| しかし、ローズの支配下に入れば、
'|゙"'=..,, ,,.=;;;;"ノ ヽ;;;;;;;..-、;;;i この平和な暮らしが破られることは必定。
|=・=i ヽ-=・=- i;;l,,.-、i
| ,ノ 、 | -''.ノ どうか、保護領の存続を認めていただきたい。
| ( __ _ ,) l,,...ノ
| ,,.-'' ゙-,, ノ T
ヽ"-─--` / |
_ヽ-iiiiiiiiii ノ_,,.-''iヽ
,,,..---------、,,.-'''''''"ヽヽ;;;;;;;;;; ...-'' ̄_,,.'"/ニ"''-..,,,
[==========il-''';;;;;;;_---ヽ ヽ--''" /-'''";;;;;;;;;; ̄"''、ヽ
780 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 21:16:24 ID:zoxI23OA0
へ、、
/ {_ ク
,=- く__,,/
/ / _
/ / _〃― ヽ
/ /ヘ _/ | | =!|= }lヽ 英国保護のもとでの統治!
r' く彡 \r'´{ ∧ rっ / |ヽ-、 その果てには未来がある!
\ ""''''`l /ヘ`,二´ミ、ノ丿丿)
/\ | ´ | | | |\_ノF== 、__ オールハイルブリタニア
/;:;:;:;:ヽ / l | | | | \|| | | | | || 大英帝国に栄光あれ!
/;:;:;:;:;:;:| r―''\ ,'⌒i| || || |
/;:;:;:;:;:;:;:;:| || ヽ__ノ || || ヘ
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| q====||ヽ==o || || ヽ
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| || || ヽ || || \
/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\
/ | | \
/ | | \
┌‐┐
_l__|_ ┌‐┐ ┌‐┐ .┌‐┐
 ̄ ̄| r( ^ω^) _l__|_..__l__|_ _l__|_. ┌‐┐
__|_ { \7 ヽ (^ω^)(^ω^) (^ω^) _l__|_ ┌‐┐
^ω^) 〉 ]つ/〈 Yヽ` く ..〉\ 〈 /ヽ ̄ヽ (^ω^) ._l__|_
7 ⌒い / { .} | |∥| |..| ,、 ∨| |/ | .| / ヽ (^ω^) <オールハイルブリタニア!
| l .┌‐┐{ } | / | |..| 〉 | | / / l ./く▽>ヽ
\ \ _l__|_ |..| / /| | ヘ_∧ l |
\ /っ. (^ω^) n __/ || | .〉
│ /| く∞>ヽ( E) || |__/ <オールハイルブリタニア!
___) L二⊃ /⌒ヽ { }
│ | │ / / / /
┤ ト-ヘ し' (_つ
イギリス有権者のみなさん
782 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 21:19:56 ID:aQOed7Fo0
それ、やりたかっただけだろwww
な、なんでバレたんだミャー!
あ、遊説に出かけたのはマジですよ789 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 21:22:54 ID:mOZwJ0JY0
しかし、当時のイギリス国民にとってアフリカのド田舎地域の存亡なんて
どの程度の関心事だったのやら まあね。
だから、反応は書かなかったんですよ。
反響かあったかどうかも、調べた限りじゃわかりませんでしたし。794 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 21:28:25 ID:ZM3fysCU0
>>789
帝国主義のまっただ中、しかも文明化の使命が高らかに謳われてた時代だから
ひょっとするすると、未開のアフリカが着々と文明化されつつあり、
さらには我が偉大なる帝国を頼っているのか!これは支援しなくては!
みたいな考え方になってないとも言い切れないwww795 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 21:28:59 ID:qe4siCFk0
やる蔵じいさんはイギリスの政体がツワナとほぼ同じだとよく知ってたな
情報収集力たけぇ
宣教師がいますからね。
この旅にも通訳として同行してた宣教師がいたみたいですし。803 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 21:40:50 ID:d0Ankd3g0
宣教師ってイギリスの?
ええ。
もともとデイヴィッド・リヴィングストンの根拠地もベチュアナランドですし、
英国の宣教師はわりと昔からベチュアナランドにいますよ。783 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 21:20:34 ID:zoxI23OA0
一方、英政府内では…
| i | | i | i |i | i i | | i| |i| i| | | |
| i l | | i | i |i | i i | | i| |i| i| | | |
| i | | | | i | i |i | i i/ | i| |i| i| | | |
〉 ' | | |_|.〕.十‐-L_|i | i/ _」斗-‐ァ7 〔 | l '
|iヘ | | |ir==‐- ミヽL__V__/_厶 -‐==┤ i| / /{ で、この件、
. 乂ヘ ∨∧ r し }ト ヘ.r し i} リ リ / ,ハj
|iハ ∨∧ `¨¨´ `¨¨´ / / ,ノ:i:| 植民相殿はどう処理するつもりなのだ?
|:i:iゝ--ト一 厶イ /:i:/T′
厂 川 ト、 ' イ i| .Z/ |
/ / j ! ,⊥r> . r‐┐ ∠⊥、 | i |
. / __r─v‐}─{_二ニ> . ー く\. <ニ/⌒i-r─く,⊥_
/,::´:: { |:::{ /`ヘ_/⌒フア7ァ<\\/⌒ヽ /:::| }:::::::ヽ.、
. / i::::::::::>‐┤::\_/⌒ヽ/ /::::川::::::::ヽ ヽ.`V≠=ミx‐く::::::::::::Vヽ
/ .!::::::: { |:::::::::i:ヽ._/ く:ィ::i:#:|:::トイ `ヾ∨{:::::..... }h }::::::::::::V }
. 〈 |::::::::::>‐┤:::::::i:::::::i`ヽ∠.j:::|:#:|:::l__ト、/r{、`ー一 ' ||く:::::::::::::::∨
ノ .|:::::::::{ |:::::::::i:::::::i:::::::i:::::l:::ト-|:::|:::::i::::/ ハ .八 }:::::::::::::::::\
英国女王 ヴィクトリア
786 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 21:21:46 ID:VIvGyq3I0
ついにヴィクトリカ・・・いや、ヴィクトリア女王登場。790 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 21:23:26 ID:zoxI23OA0
/ ∨.:.:.:.:ハ
. . -=ミ _ __ ≧:.:.:.:.{
′≠ ヽー- _彡 ´ 才.:.:.:.:.}
{'"⌒ヾ:.、 .l / 才.:.:._.:.{ さようですな。
. ∧ ト、 \、i f{ .斗≠ミ }.:./ }.}
.゙ヽ弋辷ァハ}ハゞ=彡=三`ヽ }//ハ.{.{ 私と致しましては、
} ー=彳ノ⌒ヾi}>ゞ=才,ハr イ _) .从 まあ受けいれてやってもいいかと。
人 ´ .:'′ 八 `ー- }} ノ. ノ.:′
i ヽ _彡′ _,ハ >--<.{{ r /.:./
.ハ fr´ 〈! _彡ヘ {{ /爪.:.:.{_
∧ .r}弌xr' `Y {{.′{ .}_:/ }_彡才イ
. _ -‐ヘ ゝ`ー- =ー-' } {{. ノ {. {.り.:.:.:.:.-=ミ
二二二.∧ `ー=彡 イ / , ̄ / ∨_.:.:.:.:.:.:.:.:.
ニニニニハ . イ / / } }≧ー-
ニニニ / }.、 .イ ./ イ / .}二ニニ
792 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 21:26:18 ID:zoxI23OA0
/ / | ハ (こ|::i|こ) |
/ ' i| | | (こ|::i|こ) !
' | i| | i| | | (こ|::i|こ) l
| i| l| | l| |i i | | (こ|::i|こ) !
i| | | || l| | l| i| i || i | | (こ|::リこ) l
|| | | || l| ,リ-‐l|_T|「 ||_l_| | (こ|/xソ l
| | ||=‐- 八 ´// ,斗-‐=芋ア| |i У::く l 理由を聞いても?
、 八 八 l」L二. _ミヽ __// 〃 rし::;リ |i | |i 〃:::/:/\ l
\ ><`ヾ「 rし心 ゝ‐=' ^ 八 '|i l:::::::|::ト、ノ | l
ヽ| {/ハ ゝ-‐′ / / |i l:::::::|::| | ||
. || { } , /_//_川:::::::|::| | |八
八\ \八 /i | l::::::ル' | | | \
ヽ >く 丶、 ヽ フ イ | | ̄| | | | \
川_| i> イ 厶-=ァ-‐ァ>ァ-┴=ミ \ ヽ
〃:::::::`アアT⌒≧=≦、-‐<  ̄う-‐ァく/⌒ア.:::::::::::::::丶、 ヽ ハ
/.::::::::::::〔 {_「 ̄/.:::∧::::.\y'⌒'<こフ:::/⌒ア.:::::::::::::::::::::::::\ |i
/.:::::::::::/〔 {んく〈::::ん'ヘ::::::ノ`Y⌒ア:::::::/⌒ア:::::::::::::::::::::::::::::::::::\八
/.:::::::::::::厂У `77⌒|:::|こし:::::/.::::::/⌒ア:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ ヽ
/.:::::::::::::/ `ァく_,/ /'⌒'|:::|/.:::::::/.::::::/⌒ア{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |
796 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 21:29:33 ID:zoxI23OA0
. .-―==ー-..ミ
/'"´ ̄ `ヾーミ:.、
. / -―- ≧=ハ
′ , ≠:ニ='.
ノ ≠_⌒゙ }三:.:.:} セシル・ローズ…
〈≠ィ fi!. `Y 才⌒{ あの男は、どうも拙速に事を進めすぎるきらいがあります。
ゝだ=八 __ .ノ _彡 う_j リ そのうちに大ポカをやらかしそうな気がするのですよ。
} i 弌 ′. : : : /
. ハ{ __ノ=ミヽ. : : : :.ゝイ それに、いくら戦略的には重要といっても、
∧i__ .ィハ乂: : : : {辷云 ベチュアナランドの土地などに経済的価値はありません。
. ∧ー- i } /.: :{乂ゞミ
. ハ .ノ .イ. : / ∨.:.八 彼らが自治をしたいというなら、それだけ帝国の負担が減るというもの。
≫=≦ .イ ∧从ハ どちらにせよ我々の保護下にはあるのですから。
-‐ '" /{____} ̄ /.:.:.:.:.:.: ̄三二ヽ
. {/ ∧∨ ′.:.:.:.:.:.:.:.:./
801 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 21:37:04 ID:mOZwJ0JY0
ここでも「わざわざ固執するほどの経済的価値はない」がキーになるのか…
ダイヤモンド鉱脈の発見って本当に奇跡的なタイミングだったんだな805 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 21:41:56 ID:WGaYBFEM0
加えて人口少なくて小回り効いてる感じだな
この時人口数十万ぐらい?練馬区とか世田谷区レベルなら比較的まとまれそう
…どれくらいかなあ。
ちょっと調べてないからわからないんですが、
独立当時よりさらに少なかったことは間違いないですが。798 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 21:32:26 ID:zoxI23OA0
____,r==r=====- 、
_,,{{∠___/} ん_ん_ん'\_
_{{/____}_}_,ノ´ / `ー={}ヽ
_{{/__/_ノ / / / l l ヽY)
_,{_{___}_ノ / / / / / l l l lX)
《V介V》 / / /-/、/ / / /l | lノ
,〈_l l_〉 l lィf示ミメ / / /-l、 l |
/ / 从 l | ヒソ f示ミ/l l、( (
/ / / ハ 从! , ヒソ/´从厶) ) )
. / / / ( ヽ 人 r ァ 人/// 〉 ( ( そうか。
l l/_rv‐ヽ | ≧ _ . イ 厶イ_/ r==f
j /(ィY⌒ヽ\ |γ=介=ミY i| |=ニ二三i r l 、 まあ、植民相殿の好きなようにするがよい。
/(ィ / マハi | ゝイ|i|iムイミi| l i| ィ`r'〉 Y〉 このイギリスは、
/ (ィ/ Yil l l,川 l´ i| |、乂 /´ / 議会制の立憲君主国家なのだからな。
/ //{ Y}ヽ V》 i| | Y / / ̄
/ // } リ} ト、 V》 i| |}}/ /}
i { l | i| 〉 〉i V》 {| |/i l }
ヽY } ノ / /=介=介ヽ {{} } }
/ l_ O / /ー―――ノノ乃、_ノ介}
/ / l_ト、O彡'⌒Y^Y^y===ミ人乃,乃ミノ
/ / /´l \〈 _,ん'んイUUU、〉 ゝイんイ_
/ / 人 ヽ Уr-‐=ニ二三三三三Y三三ニ=-
/ / ( _) i`Y≦三三三三三三三三人三三三三≧、
/ 人 Уヽノ} }彡'´二二二二二二二ゝく二二二二二ヽ\
ノ / / / }ノ ノ} / | \ / \ヽ V》 V〉
. /⌒Y´ /ヽ-〈 〈 ,ノ ´ // l / У V》 V》 V〉
/ | ( ノ ヽ Y //_ )、 i { V》 V》 V〉
. / ,人 ヽ( / 人 ((_彡' ノ ´ / V》 V》 V〉
,ノ / ヽ `ヽ/ ´ ゝミ__彡′ 《 V》 V》 V〉
こうして英国政府が受け入れに傾いていたころ、事件は起こった。
800 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 21:35:34 ID:zoxI23OA0
: : : : : : : : : ο: : : : : l:::::;: '"、
、: : : : : : /: : : : : : ; '" l
.ヽ: : : : /: : : : : ; '" / /
ヽ / ./ _,. r:::::l':シ
、. /ヽ. / , _'" __|::::::lヽ
i l::l.l ' /'" ,.r‐'""|:::::l/ 今こそ好機だ!
| V | / ./; -っ: :|:ツ:o:ゝ
.ヽ.l o.l,/l/∠: ー'_´_;/.// トランスヴァール政府をのっとってしまえ!
'" i. i `'ー.、._ /::o:::ニャ:
'"/ V:ヽ`'ー、::::::o::``r'" /:/
'" | : ヽヾ`ー`::、:::::::::::::::ィ''": :
|: : :リ ヾ:`ェェ-`ヾ-::ヾ、:/
λ:ン ,/`l:ヾ:::::ゥミ
、_`' '___, '" .,ッ/:::::::::ヾヽ'
_____, ./i/"/::::::::/ `'
i : ::: :. ,、V/ /::::::/ヘ、
.i ////::::/: :i 7
ヽ二二二ノ.///: : : i. //
`ー ──一'"//: : : :i. /./
、 /: : : : : :i. ,-y
: `ー- - ': : : : ir-ミ{
: : : : : : : ./_ぐ ./
./ `ヽ ,r
ゞミv' / .,
トランスヴァールでイギリス系市民の不満を高まっているのを見たローズは
部下をトランスヴァールへと侵入させ、
イギリス系市民に武器を持たせてクーデターを起こそうとしたのだ。
ジェームソン侵入事件である。
802 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 21:38:17 ID:zoxI23OA0
_,, --- ,,_
/\/´"''ー‐ '"~´ヽ/\
//\\ //\\
{/ \\I=II=I// \}
\ \\// /
\r‐=ニ二二ニ=‐,/
lヽ 、,_{{ o= l
l \ {{ o=‐' / l 俺の目の黒いうちは、
」r、 ) {{ o= / / トランスヴァールは渡せんな。
_, ‐'´r‐ヽ }iテi{ 二つ`'‐、_
_, ‐'´  ̄)|| Z || 「 `'‐、_
_, ‐'´ ノ゙) || |o|| `'‐、_
rく /,ノ゙) || ! || )i
)i、ヽ /´ ノニ;┐ |O || /∧
// ヽ\ ! /´/{、{,__| || // ヽ‐ 、
〕\_\ヽ__j/ 八_/´r'゙ |O || /// / |
// _// /j l ´ / | || // / / ヘ┐
) ̄_// /l )イ! |O || //| / /_,, -‐''" \
ノ‐'"/ / l \_,ィ゙|| | || //l |//、_______,, \
/ /| |=O \/ | ||______|O ||// l / /ー─--' )
/ \\=O \_/ヾ| 「 ̄) |/ 「 _∠二丶、 /
/ \\=O /───ー'{"~´____,,._ |/ \ヽ __,,,/
/ / ̄ ̄「 -、_ }O / |___ ヽY /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |ヽ、 `'‐、_ j-''" / / / \ o j,i'゙
トランスヴァール共和国大統領 ポール・クリューガー
しかし、この計画はあっさりと失敗。
独立国に対し違法な政権奪取を試みたことが全世界に報道され、
ローズは面目を失った。
804 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 21:41:29 ID:zoxI23OA0
ハィ⌒j
_ _ _ ("' ル'⌒)
./ ,-、 Y´ ; , .., \-(_ソ|iヌ 'つf⌒Y⌒)
, -┴゙ 、_.; i.: :i ; ; ', |レ/⌒ー゙ ry _)
././゙ ., .- .、.`i|::::{ ; ; |. ノ/ミY/'゙i |しイヾ ,ゝ
{::{ ; ;' 入;;ヾ ` ' .ノ// .|| ノノ __.リし'
`、' 、゙ : ,,_,.、-;'''"`¨`~'''^¨`''':;‐,、,_ル',√ ̄ ローズ君!
`,-'^゙ ;、 ; '; ` ; ゙_.┛┗..゙`‐、
..,i゙ : ゙ i:::::.: ゙. : ┓┏:;::;:;::ヽ どういうことかね、これは!
i゙ ∴; ∵ ; ∴`、::.: . : : :.:.:::;:;:;:;;::.: :i
{; .∴ ∵ ∴`、; : :.:::;::;:;:;:;;::;:.:.:: ト 、_.
'i: : .∵∵ ∴∴ ∵:`、;:::;::;:;:;;::.:.:.:: /;:;: : :;
..`i, ; 、', ∵ ∵ ∴,.∴∵ヽ:;:;:;::.:.:;:;::.: : : : ::;;
ヾ、; .゙'; ゙: .' ; ゙,' : .゙ ; ': : '.゙ }::;:;::;:.:.: : : : : ::;;;'
`ヾ、.._;、;_,、,;、;_;.,_;;._;、-'、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'゙~~~゙゙
英国首相 ソールズベリー侯
〉 ー'_ ゚ 〉'⌒ヽ、`ヽ、ヽ〃 _,,o ヽ〃/ハ 〃
ゝ、( / ゚{:::/,rヾ、ヽ、 ,〉'f‐'''''''''''亠‐ォ、、!_
,〉〉(,Ζ Vム-゙゙゙-ヾノ / / r──--yノ (`ヾ、ヽ、
,r'バ :(/_ ー'',,¨¨-,‐'アγ、ヽヾミ勹 !::} r、\_,ノノ
{/:::::ゝ.(/r'''"《>''゙ 'ャ nハ、ヽ..\ヽ!lツ.ヘ__ン,r''´
〃::::::ノヒニ-─'゙ ,rへ,,__,,ヘ ト-ヘ n´、|ン,,l7゙
λ://イl u , /'レ'ー--ィキ l、ヽ、ハ_lvヅ::/
/彡'/:::l , ,'/N 'イl ヽ\v l::::::::/} あ…いや、それは…
/ヘ:::::ハ:i ,',〈 l゙' 'イl,' uヽ〉\:::/'゙
ハ:V iハ !ハ! 'イ,l ,' ,/,ト ヘ〈
ハ:l キヘ ゙Vィ⌒ヽ- 、 '゙/' //∧ハ
ハ! キ ヘ ゝミ-、、,∧ノ',/!' ノ/ ヽ|
キ/ヘ -`゙''ー- ',/〃| '〃
∧〃ゝ、 `' /〃// |!
/ハ /〃 ̄/〃/ 〃〃、,,'
,,,/ ハ〃////〃 〃 ''ヘ、,〃,
,,,,〃'' ハ 〃/ / ''〃、,/,,
807 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 21:43:25 ID:Q9VxKvkk0
首相のAAが酷いw808 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 21:44:50 ID:mOZwJ0JY0
やってしまいましたなあローズさん
調子に乗りすぎたか810 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 21:46:04 ID:zoxI23OA0
ハィ⌒j
_ _ _ ("' ル'⌒)
./ ,-、 Y´ ; , .., \-(_ソ|iヌ 'つf⌒Y⌒)
, -┴゙ 、_.; i.: :i ; ; ', |レ/⌒ー゙ ry _)
././゙ ., .- .、.`i|::::{ ; ; |. ノ/ミY/'゙i |しイヾ ,ゝ
{::{ ; ;' 入;;ヾ ` ' .ノ// .|| ノノ __.リし'
`、' 、゙ : ,,_,.、-;'''"`¨`~'''^¨`''':;‐,、,_ル',√ ̄
`,-'^゙ ;、 ; '; ` ; ゙_ __,,.,....゙`‐、 あちらさんはカンカンだ。
..,i゙ : ゙ i:::::.: ゙. : : : :.:.::;::;:;::ヽ トランスヴァールへの政策を再考せねばならん。
i゙ ∴; ∵ ; ∴`、::.: . : : :.:.:::;:;:;:;;::.: :i
{; .∴ ∵ ∴`、; : :.:::;::;:;:;:;;::;:.:.:: ト 、_. ベチュアナランドも自治に任せるぞ。
'i: : .∵∵ ∴∴ ∵:`、;:::;::;:;:;;::.:.:.:: /;:;: : :; 君に任せておいたらどうなるかわからん。
..`i, ; 、', ∵ ∵ ∴,.∴∵ヽ:;:;:;::.:.:;:;::.: : : : ::;;
ヾ、; .゙'; ゙: .' ; ゙,' : .゙ ; ': : '.゙ }::;:;::;:.:.: : : : : ::;;;'
`ヾ、.._;、;_,、,;、;_;.,_;;._;、-'、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'゙~~~゙゙
こうして併合は破談となり、
ツワナ諸国は鉄道用地を鉄道会社に提供するだけでよいこととなった。
811 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 21:48:00 ID:zoxI23OA0
┌○┐ハハ
│勝│゜ω゜ )
│訴│//
└○┘(⌒)
し ⌒
___/.:/::::::::|ヽヽoヽヽ///o i::::>、へ./ ̄!
V __ o 77=‐-L \ / . .<_,ノ /∠フ ノ
ヽヽ> i { `> . VV,.ィ´≦===┐/∠フ ノ
l r-、ヽヽ=ニ二≧ミxli:i:!〃 == Уリ ∠フ ノ
. ', i二> ヽ::「. == 〉八。| ` ̄ ̄__,// r‐ァ ト、 クソ!クソ!
. \ r‐-、ヾ三ニ彡,-‐ソ‐≠¬ニミメニ二く i !
', Y二フ /// 、!:, `7!>ミ。八}リ あの現地人どもめ!
',::ヾ=ィフ´,.ノ . -―- 、 i:::::ヽト、\
',::::j 〃::::',`ヽ. /v-―-vヽ ,'::://⌒ヽ ヽ
i /!/ヘ::::', ∧レ"二二ヽl ,':::// \',
|i/ \ヽ "/ ,′
レ′ |\ / |
/| \ ./ .:|\
/ | `  ̄ ´ . :| \
こうして、ベチュアナランド保護領はイギリス南アフリカ会社併合をまぬがれた。
1910年の南アフリカ連邦成立時に同じ問題が持ち上がったが、
このときもツワナは代表団を派遣して併合を免れている。
813 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 21:48:47 ID:qe4siCFk0
これはじいさん達の活動成果というよりは、ローズの自殺点かな?815 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 21:51:12 ID:cCDapQVU0
自殺点だな
この手の反乱扇動はピッグス湾事件よろしく大抵しくじる817 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 21:51:57 ID:zoxI23OA0
∧,, ∧
∧,, ∧ ゚ω゚ )
∧,, ∧ ゚ω゚ ) )っ ♪
∧,, ∧ ゚ω゚ ) )っ__フ
♪ ∧,, ∧ ゚ω゚ ) )っ__フ(_/ 彡
♪ ∧,, ∧ ゚ω゚ ) )っ__フ(_/ 彡 >ベチュアナランドが欲しい♪
∧,, ∧ ゚ω゚ ) )っ__フ(_/ 彡
♪∧,, ∧ ゚ω゚ ) )っ__フ(_/ 彡 ♪ >お断りします♪
∧,, ∧ ゚ω゚ ) )っ__フ(_/ 彡 >お断りします♪
( ゚ω゚ ) )っ__フ(_/彡 ∧,, ∧ >お断りします♪
(っ )っ__フ(_/彡 . ( ) >お断りします♪
( __フ(_/彡 ♪ ( )
(_/彡 (ゝ. Οノ ♭
ミ ヽ_)
このように、南アフリカはベチュアナランドの併合を狙い、
それをイギリスの力で撃退する、という状況が続いた。
また、南アフリカに出稼ぎに行くツワナ人たちも多く、
彼らの口から南アフリカにおける差別待遇も伝わっていく。
こうして、南アフリカはベチュアナランド8部族の共通の敵、
という認識が一般化してくる。
そして対抗のため、「ツワナ人」という意識が強固なものとなっていく。
同族意識の誕生である。
818 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 21:54:14 ID:Q9VxKvkk0
全力のお断り825 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 22:01:09 ID:cCDapQVU0
本気で南アがヤバイって認識だったんだろうな
もうちっと甘かったら浸透されとるわな819 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 21:54:28 ID:zoxI23OA0
|| ̄ ̄ ̄||
|| |VVVV|
||( ・∀・) あくまでもここはツワナ人の土地なんよ
||__ つ__
| || ┐┐~||
| ||__)__).||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
さて、ここで思い出してもらいたい。
イギリスが条約を結んだのは「ツワナ人の8か国」である。
他の民族もいるのだが、
彼らはツワナ人首長国の支配下にいたのである。
そして、そのままでベチュアナランドは「保護領」となった。
つまり、ツワナ人の優位が確立した状態で、
政治体制が固定されたのである。
これは独立した国名を見てもわかる。
「ボツワナ」=「ツワナの国」なのだ。
他の民族がいようとも。
とはいえ、ツワナの下にいた諸民族は、
別に奴隷でも被差別民でもなんでもなかった。
ツワナではなかっただけである。
821 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 21:57:25 ID:zoxI23OA0
___
/ \
/⌒ ⌒ \
/ (●) ( ●) \
| (__人__) | 優秀であれば、とくに政府登用に差はつけないお。
\_ ` ⌒´ __/
/´:::/ヘ;;;/∨::\::::::::`ヽ 公共事業も別に、民族によって差はつけない。
i:::,::>:::i/;;;;i /:::::::く:::::::,::::::ヘ
{:::i::ヽ::i;;;;;;;/:::::/::::::::i:::::::::}
ボツワナ政府はその名の通り、
ツワナ系を柱とした国家だった。
しかし、保護領時代の政治秩序をそのまま引き継いだので、
他民族に対して特別敵対的な政策はとらなかった。
民族によって扱いに差がなかったのだ。
やる夫自身の思想…ノン・レイシャリズムもあるだろうし、
ツワナ人が圧倒的に力を持っているからこそ、
差別をする必要がなかったわけである。
822 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 21:58:15 ID:x4.caoak0
そもそも皆貧乏だしね824 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 22:00:11 ID:zoxI23OA0
,. -─- 、
/:::::::::::::::::::::::::\
./::::::::::::::::::::::::::::::::::::`、
l:::::::::⌒:::::::::::::::⌒:::::::l
l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
、::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 今度の政府はなかなかよろしい
\::::::::::::::::::::::::::/ 支持しようじゃありませんか
` ー- -‐´
,≧ト‐v‐≦、
/.:::〃 ̄`ヽ:::.\
/.::::::::|' l/| ) ミ|::::::::.ヽ
〃:::::::::j┐ 「/⌒ヽ::::::::i
f::::::¬' `ーへ }ゝ:::l
{::::::::::{{、 ,,_ノ:トr_ノ::::::::〉
カランガ人(12%)
この扱いは、諸民族に安心感を与えた。
第2民族であるカランガ人はじめ、
各少数民族とツワナの間に特に明確な敵対関係はなく、
共存は平和裏に行われた。
828 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 22:03:27 ID:zoxI23OA0
__
,.' ´ `゙`ヽ、
,r' ,ィ ノ ,.r'´`ヽ、.\
,! ,r'⌒'''゙゙"´ -‐'' 'i i
,! {. ,r=z、, 、_,z=、 | l
l ,! ,ィtァゞ, ''rtァ、 ゙i. | どうやらこの政府は悪くないな…
}r,ソ , '' '´,j : `` '' ,ir ,! 帰化してこの地に骨をうずめるか
,!ソ ,イ゙;;'';;ヽ 'Y}l
ゞj 'i ,r==、 ,' ,イノ
ヽl. ',  ̄ ̄ ,',イ
| ト、 ` ̄´ ノ ,|
,f_j_ \ 、__ ,ィ' ,/_!、
_, イ  ̄``>=;r''´' ̄ ヽ
_,ィ' ´ l ,イ ヽ ,!`ヽ、
-─'' / | /i ,!`、 ,! `i 、_
/ ∧ / 〉-‐-〈 ヽ ,ヘ l  ̄
アフリカーナー(0.2%)
少数だがある程度の力を持っていたアフリカーナーも、
新政府成立後は政府への協力姿勢をとった。
もともとこの地域のアフリカーナーは
ほぼ無人の不毛の地を自らの力と技術で切り開いた人々であり、
地域への愛着が強かった。
このため、ほとんどのアフリカーナーがボツワナへと帰化し、
国家の建設に力を発揮していくようになる。
830 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 22:05:14 ID:ZM3fysCU0
元々の支配層だった西欧系の人が愛国心を持ってたってのはモーリシャスとの共通点だな831 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 22:07:25 ID:zoxI23OA0
,.......-: :‐: :: ‐- 、
, ィ:´: : :/: : : : : : : : : : :`ヽ
. , :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ
,: : : : : :..l: : : : : : : : : : : : : : : : : :l: : :.}
{: : : : : :.l、: : :/: : : : : : : : ;,x==从: : :ヽ
〉=ェュ、( )ェェェェ====彡'": : : : : : : : : : :ヽ
. ,: :l: : :l: :l___ヾ:.ト、: :、: : :、: : : : : : :._: : : : : : :ハ
. 从:l: :l∧:ト、::l ヾ:、ヾ、`>-ヾ:、: :./ Y: : : : :ヾ}
ヾ:ハ´`ミx、` 、__, ィ´示ミ ヾ;! f'} !: : : : l: i
; 弋ツ; ' ーゞ‐':::i l リ /: :l: : :l:リ
. l:,::::! ′ f::::::l _ /: : :l从/
lハ;::l ヽ l:::::;' / ハ: :l从!
. {:ハヾ; ― - l::::; イl l'´
ヾl ヽ、 ー !;ィ´ l l
. { lヘ _, イ ! 八_
ヽ._/ __, l ゝ′ }}`¨i~' ー ┬- 、 _
, - ― 7'´ ̄! }} リ l l `ヽ、
.,ィ´ / lー:}}、 ,,.. - 〃´/ ! ヽ
サン人(ブッシュマン)(3%)
こうして各民族が協力体制をとっていく中、
ひとつだけここから外れた民族がいた。
サン人(ブッシュマン)である。
サン人は狩猟採集民であり、
ツワナ人をはじめとする周辺の農牧民からはあまりの生活習慣の違いのため、
差別的な待遇を受けていた。
ただ、もともとサン人は狩猟民族で、
中央政界にはあまり関心を持っていない。
だからなにごともなければ、
特に無関心のまま過ごしていくはずだった。
だが…
833 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 22:10:41 ID:zoxI23OA0
__________
///////////\
///////////:::::\\
/∠∠∠∠∠∠∠∠∠/::::::::::::::::\\
 ̄|::::┌┬┐┌┬┐:::: l::::::::::::::::::::::::::::l ̄
|::::├┼┤├┼┤:::: |::::::::l ̄ ̄|:::::::|
|::::└┴┘└┴┘:::: |::::::::l 。 |:::::::|
| ┬┬┬┬┬┬┬ :| ┬:l |:::::::|
""""""""""""""""""""""""""""""""
1974年、
「遠隔地域開発計画」が策定される。
これは各地を移動しているサン人たちを定住させようというもので、
ダイヤモンド収入を使って住宅が整備され、
診療所や学校も建てられ、インフラもある程度整えられた。
836 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 22:13:17 ID:zoxI23OA0
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : _,,--'"´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`゛'--.,,,_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : /..,,:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...,.\: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
 ̄ | ̄|:| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|| ̄
| ;|:| | ;|;|
| :|:| | ;|;|
| :|:| | :|;|
| :|:| | :|;|
.| :|:| ,,―ー――-、、 | :|;|
"'~ ''""'~"'~ ''""'~| :|:|"'~ ''"l、,.:.:.:.:.:.:.:.:.:._,,;ll"''~''~| :|;|"'~ ''""'~"'~ ''""'~'~"'~ ''""'~~"'~ ''""
| :|:| |,,,,"l""゙'''"_l_゙,.| | :|;|
| :|"' |'ト二二ニ,|--トl | :|'"
"'"' `''―-∧,,∧ '"''"'"
ミ,,゚Д゚彡 ::'' ;,
::'' ;, ミ つ[_] ::'' ;,
~ミ ミ ::'' ;,
::'' ;, (/`J
インフラといっても、この時期はまだカラハリの奥地などに電気も道路も整備できる段階ではない。
整備されたインフラとは…井戸である。
839 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 22:14:53 ID:bF7xYYCQ0
うん、アフリカでは地味に重要なインフラだ>井戸843 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 22:17:55 ID:mOZwJ0JY0
ボツワナ国土の大部分が砂漠地帯だって事を考えると、
井戸つくるだけでもちょっとした事業だな842 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 22:16:37 ID:zoxI23OA0
ト、ノ\_ノ ./ ||>チ`ニニニヽ、 ○ \ /:./¬:.、
人 / ___, /爪{′ , `):.) -――‐゚.o \(_:廴_):.)
, ペo `ー イ: / | l// l: | 廴// (`う \ ̄ ̄´
/ ゚,ィぅ。・|゚ / ,!y' : : : | `ー'′ 爪 \
| く__,) ノrァ‐一ヘ{ 、 /:.:.:.!、 \
'、 /价} |!: : : : : : :\ j / l \
入.__/ !| !.{ 弋 \ ノ /: : : : :| \
. / |:!.い、 \____>'´三)Yー<´ ノ \
,' l: :.: ∧ <____/¨{丶 辷:.:. : :.:/ \
i | : ヽ: :.\ `ァx、マ¨¨¨´ \
【野生のスイカ】
カラハリはオアシスのたぐいがあまりなく、
それまで乾季の水源と言えば野生のスイカが主だった。
844 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 22:18:00 ID:JqTIUu3c0
おっぱいおっぱい!!845 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 22:18:39 ID:eQQgwvrk0
このスイカにはたっぷり詰まってるな!!(何が?)848 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 22:21:39 ID:zoxI23OA0
/⌒ヽ
,,..ィ'" ̄`' \,
! ,l^^l ゙ヽ
r┴宀 ↑ _,'ノ |、 ゙i
∧ マ ,! y',r‐¬ ゙;亠-、ュ l
/ .;. 寸 | i' 、'''''。'i i'。'''' ; ゙!、 l
/ .:ハ Ⅵ | n.l `‐‐' , 、゙‐‐" l.n |
/ .: 廴____〉 l ヒj.l、 _/_,._,._'、_ , |.iッ.|
__/ .: / / | |゙t`iェェェェェェェェiヲ" l l
〈 { / / ! | 、ヘェェェェェェェッ'ノ l l
人 ヽ / /'´ ̄ ! !、.._ ̄ ̄ ̄ ̄_,丿 l
,ィ{. }_人/ / /└凵_L_]`ー=ー''[__」__,,L凵.
r‐{ ! {/:./ーく.´ 〈:〈 ○ 。j l,。<_ `ー―‐、ヽ
{ ヽ \!:人 〉 f':;廴 o゚ー-、 ! / ゚.o ヽ、 ):.}
ト、ノ\_ノ ./ ||>チ`ニニニヽ、 ○ \ /:./¬:.、
人 / ___, /爪{′ , `):.) -――‐゚.o \(_:廴_):.)
, ペo `ー イ: / | l// l: | 廴// (`う \ ̄ ̄´
/ ゚,ィぅ。・|゚ / ,!y' : : : | `ー'′ 爪 \
| く__,) ノrァ‐一ヘ{ 、 /:.:.:.!、 \
'、 /价} |!: : : : : : :\ j / l \
入.__/ !| !.{ 弋 \ ノ /: : : : :| \
. / |:!.い、 \____>'´三)Yー<´ ノ \
,' l: :.: ∧ <____/¨{丶 辷:.:. : :.:/ \
i | : ヽ: :.\ `ァx、マ¨¨¨´ \
| |:.丶:.\ \ x /,イ
| \|: : :.\: \: :` ー---―'´//
| ヽ: : : : : : : 丶:.-:.:二:.:./ /
【甘くない】
スイカといっても原種であり、甘味はほとんどない。
850 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 22:23:16 ID:Q9VxKvkk0
悲しみが俺を襲った851 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 22:23:28 ID:aQOed7Fo0
ギャー853 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 22:23:44 ID:qe4siCFk0
…顔さえ見なければイケる!858 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 22:26:20 ID:JqTIUu3c0
ちくしょーー859 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 22:26:50 ID:zoxI23OA0
,,...r―'''''''''ー-:、_
,,r''",;::''".,;::".;;;, .;;;゙''::;...゙ヽ、
,r".,;;''"..;;;";" .;;;;;;... ゙;;;.. ゙゙;;.. ゙ヽ.
r".,::'' ..::'' ,;' .,;;;;;; '':;;;;,.. '':;;;.. ヽ.
,i'..;:'' .,;;' .,;;;; :;;;;;;; '';;;;, '':;;, ゙i,
...! ;; ,;;;; ,;;;; ;;;;; ';;;; ';;;, !,
.l .:: ,;;;: :;;;;: ;;;;; :;;;; ::;; ゙l,
| ,;; ,;;;: ,;;;;:;;,,. ,,;:':;;;,,:' ':;;: |
.l .;;;' ';;' :;;;;,;:''` :;::;;;;" .:;; | モグモグ
..l ':;;, :;;;,, '::;;;;;' ,,;;;;: ,ハ,_,ハ,l _,,,...::-、‐':,
i, ;;; .,;;;;:" ,,;;;;;'' .;;:;;;; .,; *´~`'; '"~::::::::::::::゙i l
゙i, ;;, :;; ,,;;;;;,, _,,,....:::r‐'''''"~"'u"゙u"vv´::::::::::::::::| |
゙t;, ;;;;: _,,..r'''"~::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、:ヽ::::::::::::::::::,! .,!
゙ヽ. '';;,, |i, ゙i,:::::::::::::::::::::::::::::::::::、::::::::::::::::::::::::::::::::::,! !
゙''ー、;; | i, ゙i,:::::::::::,::::::::::::::::::`:`::::::::::::::::::::::::::::::,r' ,r'
`'''゙i, i, ゙t,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,r" ,r'
゙ヾ:、 ゙t、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,r'" ,r"
゙ヽ、゙`''ー-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r-'''"_,,r'"
゙''‐-、,_ _,,,,:r'''"
 ̄ ̄ ̄
ただしカラハリはスイカの原産地なので、
現地に適応したスイカがいくらでも生えている。
このスイカで水分を補給し、生活用水とし、体まで洗っていたのである。
しかし、水が入手できればもちろんそれがいいに決まっている。
水の全く入手できないカラハリにおいて、
井戸が整備されることには絶大な効果があった。
862 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 22:29:27 ID:zoxI23OA0
: : : : : : : : : : : : : : : : : ; ;_:_; : : : : : : : : : : : : : : : : : :._:.;;''".._:.::;;:':.:. .. ..:...:..:::.:::;;:;:;';:
: : : : : : : : : : : : : : :_ :,.,.;::.:.;:'':':';:''":"´: :: : : : : :_,..:''""`..:.;:;:':::.:.. . . ....:...:....:.';;..:.:'.';;:::.::
: : : : : : :_,.,.,;::;::.:::.:::;;:;:;:;:;':':':'"´: : : : : : : : : : : :..,;,:.:゙'"..:.:'.';;:.:;. :.. . . . ....:...:..:::.::;:;:;;';':':'
: :_,.,.,;::;::.:::.:::;;:;:;:;:;':':':'"´: : : : : : : : : : : : :..,;,:.:゙'"..:.:'.';;:.:;. :.. . . . ....:...:..:::.::;:;:;;';':':':'"´
"..:.:::;:;:::;';':::':'"´ : . : : . : : . : : . : : . : :...:.:'"..:.:;;:;.:. ..,._' ....:...:...:.:.:::.:::.:::;:;:;':':':'"´: :.._;_:,.; ._,:..
:'''´: : . : : : . : : . : : . : : . : : . : : .''""゙゙´_,.,.::;;;' : : .: : . :..:.:.:..::.::::::;;:;:;';:':':':'" : .__,.,;:"''':;';:::: .:::;'": : .
. : : . : : . : : . : : . : : . : : . : : . : :_.:_ _;::': . : :. ....::.:::;;;:';':'':'"´: : `_,.,...::.':'"...:.:::;;:;:;';:;':';;:''"´.. : : .. :
. . . . . . . . . . . . . .__,.,:::;':;';'"` .. . ..:.:.:;:;;':':'"´ . _.,..:''"、:.:::.:::;;:;:;';';':''':'"´. : . : . : . : . ::
. . . . . . . . ._..,...;'"´...:.:.:::.:::;;:;:';':':':'"´. . . . .,.,.;'::':"".`""''''"´ . . . . . . : : . :
. . . . . _,;::."'..:.:.:::.:::;;:;:;:;';::':':'"´ `´ . . . . . . . . . . . . . . . .. . . . ,.,:::
._,. :.':"...:.:::;:;';':':::':'"´ ,, ,.,.;,;::::,:::::;''" ..:.::;':;
_.....:;;:;:;::';::':':'"´ .,_.,::;:':''"゙"゙゙'..:::::.::;::;:::;:::;:;';';:::';'::'''"
` ´ ...:.,.._ .., . . .,;:;':"...:::::.;:;:';'"'''` .;:;'r-=´へ、;':'":'" . .
::'".,:::;:':;'' ┌へ、 `゙"´ ´""''''""´ _,/ / ':..ヘ `.\、_
"´'" _,/.::/.:::::;>‐''゙ ̄ ̄ハ .r─r--::;:-.:.、_:: ,<´_,::":/:':::::..`._..::;'".へ'´\/^
_/`yヽ√\ヘヘ:/ ..:::. ...::/ ,::' ..ソ;:::;..i:. . ::...` "_/へ.`ー-v::、,_...:,:_,/:/.:::
─'ー─´ー─----‐'ー-─'´ー-==;;:;'__,:::".::;';';:;';;;;;;;;;;;_ヾ.∠;;,,_:::__\:".::/'';;';';:;';;;;;;;;;';';
rュ、. . . ..。. . .. .^
^ 。 ゚ . . ' : '', ; ' ' ; . . ; . ; ' :
. . ' : ' , ; ' ' ; . . ' :
::;__;; ^ . :. ; . ; ' : ; ~
:;∠´... .. ̄\;,;,;::._; . ' :.......∠二ヽ.... . ゚ . ' ' , ; ^ : ;_;_:,.;_:_;_ :
/´.::;:..\::.:、:... <::.´ ̄`ヽ::.._ . ' : . ; ; ' : _;∠,;;;;.:;::::;:、:;゙ヾ
/〉 ::.:ニ;;.. ,/ ̄\:::..ハ''´ .::::\. ; . ' . ... .::.::;/べ;:::.::'.:. ̄ヾ::;:;;;,:;
,ノ.::.:::':::.:.:..;;.;;:;::.:./.::、:/´ ̄`\:-:ー:┴- 、 . ; . ; ' : .::/ .::;:.::::.:;:::::.;::':ヾ>ー-
:.:;:べ、___,,/ ̄`ヾ;:::.:..:;.:...::.:::;:.::/.:::.::......`ヽ::::::::.. r-、 .:└ヾ,;:::':::::;ィ;;;;;;;;:;;ツ::::::;;;;
サン人の居住地域は基本的にカラハリ砂漠である。
採集でも生きていくのは厳しい土地で、当然、死亡率も高い。
そんな彼らを定住させることで、生活レベルと行政効率の向上を狙ったのである。
864 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 22:32:17 ID:zoxI23OA0
, : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ
,:': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ
__ { : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
_,>:`:': : :l: /:/: : : : : : : : : : :,i: : : : : : : : i: }
,.ィ:´: : : : : : : : :/: :`ゞ==ェェュ、___:r t;__;xェェョ彡"ハ
フ__: : : : : : : : : : : : //: /:¨i:":/ゞヾ:¨:ト、:ヽ: : :从
/: ; : : : : : : __: : /__//j//l:./'::::/ ヾ:l _ヾト、:l: :.ヽ、
フ/: : : : : : l tヾ:} ,ィ'フミ、ヽ/ ヾ ,x≦ュ=、 /: : : : :rゝ 我々はこのような案に従うことはできない!
. /ーァ: /: : : { ト、i:} 、弋ツ ゛ ; '弋ツ / }: : : :l;ハ
7/: : : : ヽゞ ` i:::::7 :, r::::;' /: ヽ从
//:/:/: ヽ_,、 ':::::i ´ ′ i:::;/:/レ'
_ '´_'´l从:/{ ト、::::! /二ニニ ┐ ,::/ヽ´
., ィ ´ } ` ¨Y-i ! ヾ:、 ∨___ノ ;'イ }'¨´ ̄`ヽ、
! l l l ヘ、 ー , イ lヘ ヽ
,′ l,八_,ノ ヽ ≧‐< ヽ / :, ヽ
/ ! ` ー-、 __, - '`¨´ } :,
,' i ヽ '´ / l :.
,′ ヽ _,..ィ'´ } :,
; / ヽ _, ィ ´ i: ,.xョョョハ
だが、この計画はサン人たちの反発を受けた。
867 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 22:34:34 ID:zoxI23OA0
_ _
,...: : ´: : : :`ヽ: : :`: ..、
,:': : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ハ
,': : : : : : : : : :. :..: : : : : : : : : : : :.
,....: :´: :l:lュ、: : : : : : : : : : : l: : : : : : : l:}
イ: : : : : : : :`ヾミョュ、__: : :.l: :ll: : :/:,,ィ彡:ハ
イ:/ : : : : : : : : : : : :`:i":ヾ=( )l=彡": : :从 この案を呑んでしまえば、
フ:/: : : : :Yヽ: : : //l:/}/:./;::::7ヾ:ト、:l: l:.l: i サンは終わりだ。
. j/7: /: : :{ fzヾ:i/,ィ≧x、 ∨ ,x≦ヾ/:/:ハ
{/l:/:/:ヘゞ i:}i:..弋:リヽ` ' , 'f:ツ /ノ: : :从 今までの文化が破壊され、
l/{: l: ヽr 、::::::i i i::::' : : :l: lリ 新しい文化の受容によって
ヾハ/,' }、'::::l ´ ′ :::/ヽ:ハ}/ 我々は変わり果ててしまうだろう!
{ l lヽ:. (ニ=一 ,:イ }
_ ! ,'ノ へ、 ,.イ /
, -‐‐ ‐-'} }¨ゝ´ `¨iゝ-rゝ='- - - 、
. / l :, ` ー 、_ _,..-'{ l ヽ
.′ l :, ` ´ ヽ ヽ :,
! :, l ヽ :,
. l  ̄`ヽ、__ / i} :.
,..::::'  ̄`´ l l
870 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 22:37:15 ID:zoxI23OA0
__
,..‐: : :´: `: : ´: : : : : :`ヽ、
,.ィ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ
,': : : : : : : :y: : : : : : : : : : : : : : : :.ハ
; : :i _;x==( )======ェュ、l: : : :.:}
';ィダ´: :l: l__ヾ:、: :、: : : : : : : :从{:/:.!
/: : /: /l∧:::/ヾ、ヾ、: :、: : : : : : : : ハ
i: l:/l:/___ ∨ _ヾト、l、: :y-、:.:∧
ヾ:、 ´ィョュ、` ´ィョェュ、` l:./,- }: : :.ヽ、
/: :ト、弋リ ' } 弋リ ' }' fノ/: : : : :ハ
イi: :.:、 , i::; / r::::::i _,イ: : : : : :从 Before
从l: :.ハ ::l ` ::::::; / Y: : : l: l:./
l从/ヽ::、 r‐ ' フ l:::/ ,イ! !:/:从/′
{ ヾ  ̄ ,:/イl: l l´″
ヽ ノ>, _ <´ l八__,ノ
ヾフ彡≠≠ミ`´x、,,l l __,ノ彡ミ≠≠=-__,、
, ィ彡" ,,、 冫 r‐‐ '´ ` ーミ "',, 冫 ミx、
,.ィ彡″〃 、、 '"l ヾ ,, " ヾト、 ミ、
ィ彡 ,ィ'´ `ヾ、 ",,冫 l、 ̄ ̄ `ヽ , -‐ ''´ ,〉 ″ 〃 ヾ ミ
〃/ `ヾ / ヾミ/`ヽ , -、 r‐‐、"ヾ 〃 ヾミ、
"/ l ` ´ `ー/ /=={ Y彡ヽ ヽ´ゝ‐l" ',ミx、
/ ,' ,' / ` -ヽ }-‐'´ \ Y :, i i ミ、
l l / ヽj ヽi l}′ l 冫
/.l ゝ l l 从
↓
__
| | |///と _)
仁 └─ァ. rー───────一‐─ 、 `ヽ.//と_,__)
に 侠 / |.::|::!:::.!:.\\\ヽ|:::!:.ヽ.::.\:::::\ `ー'´丿
ん .と /l l.::!丈大ナメ、>\,斗七卞、>、:\::::.`ー‐‐'´::ヽ
ぎ 書 〈 | ,-┤::;ィで_)ト ィで_)ヌゝト、:\:ヽ:|////|:::....
ょ い \ ,//¨\ ゞz丿 弋z_ツ |7).::.〉::: ΤΤ:::::....
.と て / │| ./|:::\ ̄ ,  ̄ レ’:ソ.:ヽ、::凵::\::.. After
読 / | .// /│:人\_ -‐ - 人:(´:::\:::::|│::::::....
む \ レ'/ / ∧.:..へ、 ゙ , イ.:::::〉ヽ:::ヽ、:::|│\:::..
き \, / / ヽ.::.\` . _ .イ.::::.!.:::::|:::∧:\:::|│::::::\
ん 「 ̄/ / \.::.\| |.:::::.|.:::::レ’ 〉::: _」_L_:::::....
! /\ | / ∠______∧.::::.ゝ ト- 、.::::.| /:::::.|////| ::::..
∨\ / \| └───ー-/ ヽ.::::.\ `y'´\ム_/.:::/:レ´ ̄\::...
′ `そ 丿 \::::..ヽ-/ /.:::/:::{/´ ̄` ヽ
ソ \.:::..\ /.::∧:::.し'´¨
871 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 22:39:06 ID:mOZwJ0JY0
確かにそっちもサンちゃんだけどw873 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 22:40:53 ID:zoxI23OA0
,....... __
, ィ:':´: : : : : : : : : : `: : ....
,.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
; : : : : : :../: : : : : : : : : : : : : : :.ハ
. /====○=====ェュ、__: : : :.}
从: : /l:/r::yヾ:ヾ: 、:l: : : :`:.ヾ=从从
l: :/l/、l ';/ ヾ:、ヾ:{:ヾ: l: : : : : : : :ハ
. 八: i ィ示 ー'xョュx` ヾ:l: :.l: : : : : : :',
/: :, ゞ''/ 辷リ ′ l: /-、: : : : : ヘ とはいえ、政府には逆らえない…
. /: : :f7 ヽ r:::::'i レ'ry l: : : :l: : ハ
从: :.l:! !::::/ , -、_ノ: : : :.l: :l从
从/ヾ ∨ ̄ ヽ ,'::; ' / Y:l:l: :./从!
{ ヽ  ̄ /'´,ィ'´{ l:从:/
ヽ __ノ > -, < 八 ノ ′
, -‐‐--l ` ´ヽ
,ィ'´ ,' ,' ! ,` ー 、
; l !-、 / / `ヽ、
! l l ` , -‐‐一 / / `ヽ
しかし、サン人の間で組織立った反対運動は、
この時はなかったようだ。
というより、狩猟採集民である彼らに
そこまでの組織的な行動はできなかった、といったほうが正しいが。
876 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 22:43:12 ID:zoxI23OA0
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \
| (__人__) | これでサン人の暮らしもよくなると思うお
\ ` ⌒´ /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
./ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
( (● ) |
(人__) | 定住したほうが幸せに決まってるだろ、
.r-ヽ | 常識的に考えて…
(三) | |
.> ノ /
./二/ ヽ /
//// へ>个/ <
.|////ヽ /\///)
 ̄ ̄ |\/////|
ちなみにカーマもマシーレも、この件に関しては積極推進である。
時代的に、定住をやめさせるべきという考えはまだほとんどない。
逆に、どうでもいいと思っていたらこの政策はとらなかったはずである。
ボツワナ政府にダイヤモンド資金が流入しはじめていたことが、この政策を可能にしてしまった。
877 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 22:44:55 ID:qe4siCFk0
さすがの二人でも「定住させるべき」という固定概念からは逃れられなかったか878 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 22:46:18 ID:zoxI23OA0
,. -─- 、
/:::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::`、
. l:::::::::◯:::::::::::::::◯:::::::l
. l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l まあ特に、やりたいようにやればいいんじゃないですかね。
. 、::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
\::::::::::::::::::::::::::/
__` ー- -‐´___
,:;':' | |''_ -',/. ',:::::::`'''ー--;;、
/,' /, |゙ ,:;''-、,.-´:::::::::./ ´::::`:、
_,.:!ヽ!ヽ,! lヽ!/./ `-,:::::::/::::::::::::::::::::i
/ _,i゙-, l-:、_i"| / ,.:':::::::i:::::::::::::::::::::::|
i ./.| (ヽ Ti |:i _| ,' ,:'::::::::::::|:::::::::::::::::::::::|
|.,'::::| .|´'i'゙`,‐/ ,' ./:::::::::::::、i:::::::::::::::::::::::|
|.|::::.| | `、!'/ .i /::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::|
. | !::::.| | |O | ,':::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::i
| |.:::::l ! .| | ,'::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::|
. | |:::::::i.| .|O | ,':::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::|
ツワナ人も、ほかの民族も、特に反対するようなことはなかった。
定住農耕民である彼らには、狩猟採集民であるサン人の危惧が理解できなかったのである。
移住は、予定通り実施された。
879 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 22:49:08 ID:zoxI23OA0
__
//\ /ヽ: : :`ヽ
/: :/- ~ ̄ : : : i: : : : : \
/: : ::,': : : : : : : :ヽ:|: : : : : : : ヽ
/': : : |: : : : : ' ' ' ' ' |: : : : : : : : ',
/ |/ |,/. . . : : : トヽ
/: : : : ::{:/ :/||: |: :|:|ヽ\:}: : : : : ::',
,': : : : : : |‐/-t|::|: :|:T''ヽ-.|: : : : : : }
|::∧ : : :::',─-t: |: :|:|-─-|::/::/ヽ|.
|/ |\|\| |  ̄ ̄ | |´|/: ::}ヽ::|
|: : : :|,| | | /|: : :::ト..ヘ|
| : : :|::`-t,⊂二⊃´./:|: : :/::::::::/∧
| : :::|:::::::::::::|'=─=''/:::|: :/:::::::://::∧
|',::::::|::::::::::::::ヾ===/:::::|:/:::::::://::/|:/
| ヽ: {::::::::::::::::ヘ /:::::::/:::::::://::/ |
|ヽヽヽ::'''´-:::::∨:::::::....二__/::/. |
. | ヽ::::t'''´- ´□` -'' ー:::_::/ |
定住民にさせられた彼らは、ライフスタイルを変更せざるを得なくなった。
それにともない、狩猟採集に基づいていた文化は急速に変化していく。
完全に農耕民になったわけではなく、狩猟採集で暮らすものも多かったが、
彼らも何も理由なしに移動を繰り返していたわけではない。
定住化したことで、その周辺の食糧資源が枯渇してしまったのである。
とはいえこの時点では、不満はあるもののそれが表面化することはなかった。
この問題が表面化するのは、90年代半ばを過ぎてからである。
880 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 22:52:00 ID:mOZwJ0JY0
やる夫たちにしては珍しく悪手だったなこの政策
生活文化が根本的に違ってるから無理解も仕方ないとはいえ881 :
7/30の6:00~18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお:2013/07/24(水) 22:52:21 ID:Dr8qr3po0
さすがに何もかも上手く行った訳じゃないか。882 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/07/24(水) 22:53:39 ID:zoxI23OA0
/"/;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ;,;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ; ヽ; ;ヾ;ヾ ;ヾ ;ヾ
/;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ,;ヾ ;"ヾ ;ヾ;.,;ヾ ;ヾ ; ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ
ヾ;"iヾ; ;ヾ; ;,ノノヾ/_,ノノ_ヾ ,;ヾ ;ヾ ;. ";"; ;;"ヾ
ヾ;;ii || i|/;'_-ーヾ;ゞ "ゝゞ ;" ";. ; ;ヾ ;ヾ ;" ;
\ ) ):;.;;...:.:..|iノノゞ ; ;"/" " ヾ; ;";ヾ ;;" |
|| |(());|;.::i;.ii|i/ ;;ヾ ;;" " ヾ " + ― く> ―
|| |..:::: ;;..;i|.ii:i|" ;ヾ ヾ;"ヾ <> |
| | |i::..;;..:... .:ii| ◇ ロ *
|| :.;;.;|:...;.ii| ii,i| . ┌┐ ┼
| || .;;;.;;;;|::.;:0)| ` + └┘ ◇
|| | ;;;::.i.;i| i|i| /\
|| |.::iii|;..;;.;;ii:i;.i| ___\/ /\
| |::;.ii|...;;;;ii:i;;;:;i| * _/__/ + | | +
|| |,|;ii|.;...;;:.;:;iii;i| / | * \/
| |.;...|.;;:.;:iii;iiii0)| ┼ |_/
|| ||iiii|iii;;ii:;;i:i;;;ii|,, ,,_,, ,,_,, ,,_,, ,,_,, ,,_,, ,,_,, ,,_,, ,,_,, +(@) (@) (@) ,,_,,_,
|i:i;;i:i;;iii;;ii|i;;i,,ヽ,.,, ,,. . ,..,,., r‐、,.;,,. ;,.,:. .; ,.;., ;,:;, ,.;:.,,.,; ,.;,,. ;,.,ヽ|ノ ヽ|ノ ヽ|ノ : .; ,.;.,
//;;;"ヽヽ`"i´"〟ヽ`;..:. , ヽ ),.:,. ..;., ;,.,:. . ; ,.,.: ,..;,..,,; ,:;.,. : ,.;,'"'"'"'"'"'"'"'" ; : .
;..:. ,'"'"'",;,.,.:,.'"'" ,:;. ,,-、l l.;:., ;.,; ,.;,,. ;,.,:. .; ,.;., ;,:;, ,;.,.:. ;:. ,;. :,. :.. ,;, ;:. ,.
..;., ;,.,:. . ; ,.,.: ,..;, ;,. (_,、l |、∧_∧:; ;: ;.. .,. ,.;,,. ;,.,:. .; ,.;.," ;,:;, ,,.;.,
:;.,; ,.;,,. ;,.,:. .; ,.;., ,:. .; ,.;., !⌒'( ´Д`) ; ;:;:,,.. ,、_,、_, ;..:. , ,;., " ' ,.;,,. ,.
.; ,.;:.,;.,; ,.;,,. ;,.,:. .; ,.;., ;,:;, `y⌒ ^ヽ.: .; ,.;.;:.;c(∀`*)`)ぅ:.,,.,; ,.;,,. ;,., .;,:;,,,.,,.,.. .
;..:. , ,;,.,.:,. ,:;. λ二~)__,,_ノと ) ,.: ;,.,:. .; Cノ";,.,:. .; ,.;., ;,:;, .; ,
,.;:.,;.,; ,.;,,. ;,.,:. .; ,.;., ;,:;, ,.;:.,,.,; ,.;,,. ;,.,: .; ,.;., ,.;:.,;.,; :.. ,;, ,;:.,; ,;: ,;. :,. ;:,.; .
;,. . , .. : . :: ,:: ::: .
とはいえ、サン人という火種は残ったものの、
全体としてみればボツワナは民族問題をうまく処理することができた。
民族問題という大問題を抱え込まなかったボツワナは、
経済成長に最も必要な国内の安定を確保することができたのである…
- 関連記事
-
スポンサーサイト
≪ 前ページ | HOME |
次ページ ≫
狩猟採集民とか、遊牧民をどうするかって、けっこう難しい問題なの。
彼らは、根本的に意識が違うの。たとえば、モンゴルでは、土地所有権という観念がなくて、これに関する法律(たとえば抵当権)とかもなくて、何それおいしいの状態だったの(少なくとも、共産政権のときはそうだった。都市部以外は、現在でもそうじゃないかなあ)。
これは、元々遊牧民の意識があって、土地は移動して当然だし、使用も別にとがめられる話ではないの。天から与えられたみんなのものなの。
ところが、畑作を一方で始めたりすると、勝手に人んちのもんとったりとかいう話が出てくれば、もめるわけ。
所有権というものに対して観念が違うので、仮に、狩猟採集をOKという風にしていても、どっかでもめたはず。もめる出所が違うだけで、どっちみちもめるという話だと思う。
そうだな。人食いと人間が共存できないように、必ず発生する問題だろう
お互いの存在自体が悪だからな。滅茶苦茶土地が広いならともかく
近代化と狩猟採集民の権利保護は相容れないでしょ。
仮に日本国民に迎え入れるとなったとして考えてみたら
国民の3大義務のどれも守れないんだから。
最大限の譲歩として自治区にするとしても
管理のために定住は必須だと思う。
※59728
近代化と狩猟採集が必ずしも合わないことはありません。
難治の地で、人が入ってしまった土地は、人が管理しないと荒れることが多いのでその土地に関して管理をお願いするということはよくあることです。
日本で言えば、公有地もしくは恩賜地という概念です。
人食いじゃないけど、日本でも台湾の原住民の首狩りやめさせようとしたら反乱が起きたな。民族のアイデンティティーが崩壊するとかで。これは間違ってなかったと思うけど。
一方で中華人民共和国の内モンゴル自治区の遊牧民に定住・農耕生活強いたら、牧草しか育たないような薄い思想耕したせいで土が固定せず、砂漠が広がった。
>逆に、どうでもいいと思っていたらこの政策はとらなかったはずである。
どっかの国みたいに
「あいつら邪魔だからあの土地から追い出してしまえ!」
ならわかりやすいけど文字通りの善意でやったことが不幸に繋がってしまった……というの後味が悪い話…
国民の3大義務ならどれも守れると思うけどな。現金収入が少な過ぎて納税できない可能性はあるかも知れないけれど。
甘くないスイカのAAで腹筋痛くなったwww
※59753
労働の実態がチェックできないし
所有権そのものがないから税金の概念がないし
ひとつ所にとどまらないから近代的教育も受けさせられない
(まさか一家族や一集団ごとにひとり教師をつけるようなことは出来ない)
文字通り世界が違っちゃうから三大義務どころの騒ぎじゃない。
外国の思想にしたがって近代化したら、どこでも反乱がおきるんじゃね?
日本の士族の反乱は、台湾や朝鮮なんて目じゃない規模だったし。
>3大義務
前向きに考えるなら、例えば現金での納税の代わりに労働力を提供してもらうとかかね?
パークレンジャーの代わりに動物保護区の巡回をしてもらったりとか、観光客相手にガイドとか狩猟採集民族体験とかしてもらうとか。
教育がネックかな。いっそ移動式の青空教室って手もあるけど、コストがなぁ。寮制の学校だと結局、文化の破壊に繋がるし。
移動を含む狩猟採集民が生きるためには、膨大な広さの土地が必要だからなー。なかなか難しい問題だわ。
※59756
常に付いて回って労働実態をチェックすればいいし、一家族や一集団にひとり教師を付ければいい。
所有権はその概念を持ってもらうしか無いかな。
>甘くないスイカ
__‐`'´''"'マ ____\ ー‐┐ |一
Z. __`ゝ \ ノ´ ⊂冖
∧ /| ゙仆斗┘リート=┬-、_ \ ー‐┐ ,/
/ ∨\/ | `L,.っ,ノ u }ノ ノ \ ,> ノ´ \
|__ 兀.!_// i | l、 く. ー‐┐ ー|ー
ー‐┐ ー|一ヽヽ / u' \ヽ‐'´ !| ト、 \ ,ノ´  ̄匚ノ
ノ´ ノ こ /_____, }j ハ、 ヽ ヽ,___/ / ー‐┐ ┼‐ヽヽ
ー‐┐ ニ|ニ. / ___ノ /\_,≧/ u 人. / ,ノ´ ノ こ
ノ´ ⊂冖 く {上rン´ ,厶../ / ヽヽ \ || ニ|ニ
ー‐┐ | /  ̄ ノ{こ, /,〃 !| \ ・・ ⊂冖
ノ´ l.__ノ \ ,.イ !l`T´ | / |:| / |
ー‐┐ ー‐;:‐ \ // l | |_| ∠.、 l.__ノ
ノ´ (_, / ヒ_ー--、_|ー、____,ノj┘ / ┼‐
ー‐┐ / / \ ̄\ー`トー-< / ノ こ
ノ´ \ \ \ ヽ \ ヽ  ̄ ̄|
| | 」z.___ > \. ヽ. ヽ l |/l /| ∧ /\
・・ /| (_, / ) lヽ ', l、 |/ | / V
┼‐ \ , イ、_,上ハ } 小 |/
ノ こ \ (乙≧='''"´ ,∠,__ノ/
┼‐ヽ / 厶乙iフ/
ノ ⊂ト く `¨¨¨´
\
つまり狩猟採集生活は悪という概念を教え込むってことだね。
少なくともひどく非効率だ。
※59763
となると、今度は国家が大赤字だな
税をとろうにも、活動のほとんどが周辺の資源を採取→消費の2段階で終わるから、
そこに金銭的な価値、つまり徴税の源泉が存在しない
じゃあほっとけと思うだろうが、それはつまり権力の空白地帯を作ることだ
自治区にしようにも、人の管理ができないから、国家としては中々取れない選択だし
ほんと、難しいんんだよ
定住した理由があるのと同時に移住生活を行う理由もあるわけで、
だから定住できるように、移住生活をするようにするのは間違ってないんだが、
何百年もそういう生活をやってきたらそれなりの文化があるよね。
狩猟採集民の考え方って人も自然の一部っていう捉え方でしょ?
あるものを活用するだけで農耕や牧畜みたいに
生み出すことがないから少数であることが大前提だよね。
そこに現代医療の導入とかで死亡率下げちゃうと人口爆発起きて
定住しなくてもあっというまに周辺のキャパ越えちゃうと思うんだけど。
民族の話でルワンダのジェノサイド思い出したんだけどあれどうやって見分けたんだ?
ここでも出てたが民族と言ってもそいつが実は何人なのか?って見ても分からんだろ
言語が違うのかな?
※59779
「日本人も中国人も韓国人もベトナム人もみんな同じに見えるけどアイツらどうやって見分けてるんだ?」
って欧米人が言ってるのと同じよ
当事者にはわかるの。
※59779
独立前の宗主国ベルギーが団結して反乱を起こさせないように散々民族対立を煽った挙句、わかりやすいようIDカードをばらまいていたからそれが判別する指針となったとか。
ルワンダの場合は、宗教も言葉も同じで民族は一緒だったとか。
先の人の言う通り植民地政策の一環としてやや色白な遊牧系を農耕系より優遇したのが始まりだそうで。
人種の優劣は白黒や鼻の高さなんかの見た目でつけたんですね。
>59779
もう1つあって、知人に殺させたというのがある。
ツチ族とフツ族は、結構通婚してたりして、親戚で民族が違ってたりしたことはあった。近所で民族が違うとか。
このため、密告とかアリアリ。
「ホテルルワンダの男」という本(映画「ホテルルワンダ」の原作の元になった人が書いた本。実際は、映画と違って、非常に泥臭い話だったことがわかる本。面白い)にのってるよ。近所の物静かな知人が、血のついた鉈持って歩いてるとか、極右の連中から、お前の妻を殺せといわれたりとか(嫁さんがツチ族だった)。
白鵬が「ここまで大きくしてくれたのは日本のお米」だと
モンゴルでの稲作を推進しているけど大丈夫かな?
そもそもモンゴルの遊牧民に土地所有権というのは
なじみがなさそうなのだが
最近モンゴルで農地が急拡大してるんだっけ
遊牧民が定住を決めてそのまま定着するのは歴史上よく聞くけど
その逆ってあるのかな。
>59802
遊牧民は土地がやせてたり寒暖差が激しくて農耕に向いてないから
過ごしやすい場所に移動しながら牧畜と交易で暮らしてることを考えると
定住決めるのって安住の地を見つけて根ざす生活への憧れがあったのかなと。
遊牧する場所は縄張りとかありそうだからおいそれと遊牧民にはなれないだろうし、
経済的か戦争による避難で定住出来なくなったにもよるだろうけど
どっちにしろ家畜連れてく余裕はないから
身一つで移民が歴史を見ても現実的だと思う。
ツチだかフツだか数が少ない方の民族は背が高いとか聞いたが間違いか
※59718
言ってることはもっともだけど、何でそんなオカマ口調なのだろうか
ルワンダの虐殺は、味方であるはずの人間も殺してるよ。
穏健派は殺戮の対象にされてるし。
※59892
>味方であるはずの人間も殺してるよ。穏健派は殺戮の対象にされてるし。
基本的には相手の民族を殺してたけど、やっぱりそのドサクサに紛れて同じ民族の気に入らない奴を殺る連中もいたのかねぇ
ルワンダやビアフラ等、アフリカ内戦の件はPTSDにならんように
自己責任で調べてつかあさい
サン人定住化が悪手とか書かれてるけど、
1.全くの放置
2.定住化
3.保護地区の制定
の選択肢としてどれ取るかね。他にあればそれはそれで
※60559
放置した場合確実に紛争&人権問題になっているだろうから、悪手とも言い難い。
この頃はまさかあんな展開になるとは思っても見なかったよw
最終回見た後にこの回を見ると、笑えるけど進歩してるのが分かるw
しくじらなかった扇動は正史の中に埋もれてるだけだと思う。
実際の成功率は五分五分だったりしてな。
北海道のアイヌは事実上滅びた
定住させて同化して取り込むしかない
狩猟採集は、単位土地あたりの養える人口が少なすぎる
少人数が広大な面積を専有する、という特権を与えるわけにはゆかない
しかも、その広大な荒れ地の下から、鉱物資源が見つかった日には、
追いやった土地からさらに出ていけとはフザケルナと内戦に
アイヌの場合は滅んだっつーよりも・・・
消えていったって感じ
そもそも「アイヌ」自体「何か北の方に住んでる人」
ぐらいの意味しかない
統一された事も無いし
まとまりも無い
文化的に鑑みて本州とは違うのは確かじゃが
外国人と言える程差が無い
西の人間は納豆を食わんし
東の人間は関西弁を話さん
※59926
大まかな手順が民族に関係なく
1、虐殺に反対しそうな=宥和政策を支持していた大統領とその閣僚及び国連軍の抹殺
2、虐殺に反対しそうな地方の公務員や顔役の抹殺
3、虐殺に反対しそうな一般人の抹殺
4、虐殺対象であるツチ族
という、4を本格的に行なう段階まで虐殺に対してのブレーキ役を順番に抹殺していた・・・と言う極めて計画的に行なわれたから。
結局、あまりにも計画的すぎた上に唯一、残ったブレーキ役がつい最近まで政府と紛争していた組織なので端からは内乱だか政争の再燃扱いされ、国際社会の介入が遅れた一因となった、と。
ステップやサバンナの遊牧地域に井戸を掘るのはかなりやばいんだよな…
今までは雨期の水を求めてその地の草を食いつくす前に移動して、再び生えそろった時期に戻ってくるっていう循環だったのに、
井戸で定着してしまった為に草を食いつくしちゃったんだよな
草が食いつくされて保水力が下がったステップやサバンナが砂漠になるのにそう時間はかからなかったそうよ
コメントの投稿
≪前ページ | HOME |
次ページ≫