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639 : Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:37:18 ID:xRPE9jGM0 ゚ | ・ +o o。 | *。 | *o ゚ |+ | ・゚ / ̄ ̄\+・ o |* o○+ | |i / ._ノ ヽ、\ ゚| o ○。 ・+ ・ l | (≡)(≡) |・|*゚ + | ゚ |i | + |::::: (__人__) ::::| |! . | もちろん産業開発だろ! o。! |! ゚o | |r┬-| .} |. * ゚ | 。*゚ l・ | `ーlj´ } |o ゚。・ ゚ うちの国で鉄鋼とか自動車とか作るんだ! *o゚ |! ヽ / |*|○・ |o゚ 男のロマンだろ! 。 | ・ o,. ‐- .._ヽ、.,__. / !| ・ +゚ ||*| * ゚ l| / 、 i } \ o.+ | ・ |l + ゚o i ` -、{! /_ \ ○・ |o゚ o○ | | ヽ. ヾ´  ̄ `ヽ *。 ・| + ゚ o } } ヽ O。 O。 | | リ、 ..::: .. l 。 o+ |!*。| / `ー:::: , ヘ:::::.. | * |・ | ゚・ |/ / :::... .. /:::/ | ::..... { | _|\∧∧∧MMMM∧∧∧/|_ > < /\ ──┐| | \ ヽ| |ヽ ム ヒ | | / \ / / | ̄| ̄ 月 ヒ | | \ _ノ _/ / | ノ \ ノ L_い o o 640 : Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:37:50 ID:xRPE9jGM0 ____ /⌒ ⌒\ やっぱそうだおね! /( >) (<)\ /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ ガンガン重工業化して、ボツワナをアフリカ一の工業国に! | /| | | | | | やる夫のとこにはどっさりリベートが入ってきて、 \ (、`ー―'´, / ハーレム作ってウハウハだお!  ̄ ̄ ̄ 641 : Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:38:14 ID:xRPE9jGM0 / ヽ \ \ ,' / / l \ ヽ ! / / / ,' | l ハ ヘ、ヽ、_, . | ! l l / / ,イ ! i ! l ヽ ',` ̄ . l | l l ,/ 〃 ,/ /│ l j l│ ! l ノ | ! │ | /_// // /::::,' ∧ / | / j l│ ノ l ァ| |尢/‐=乞t/ /::::/∠ニ「厂! / ,/ / リ …当該対象の有機情報連結を解除する イ 八{´l !レくf{矛:下 ':::::::::::::..イ孑テフ イ } / . Vハ | i';;:::::;j :::::::::::::. i:;::::リ /}, '// ヽ ', |  ̄ ..:::::::::::::;::::... ̄ チ' / `ヘ lヽ _ _ 厶 ./ ', {.代ト、 , イ | / \_'i| > 、 _ , イ/ V l./ / ヽj {`ヽ ′ . _ / 「´ ヽ} \ _, -‐ ´ l‐--‐、 _ -‐ | ` ー- 、 . r<\\ ヽ '´ ̄ ___ `ヽl| / /ヽ y⌒ヽ \\ V  ̄ _ `ヽl| / / ∧ ./ ヽ. \\ ∨ ̄ `ヽ | / / / l { ヽ \\ ヽ / / / / │ ____ / \_ / / \( ;:;:;) /( ;:;:;:;:;ノ (=) \ (;:;:;:;;;:; (__人__) .:::::) すいませんでした / || ` ⌒||| ,/ / / |\/ / /l |  ̄ / /__| \/ / | | ヽ、//////) / | | /  ̄ ̄ / | | __/ )--- ヽ ヽ つ ⊂---― 'ー----' 642 : Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:39:02 ID:xRPE9jGM0 / ̄ ̄\ + m n _∩ * / _ノ ヽ、_ \ ∩_ n m ⊂二⌒ __) | (⌒)(⌒) | ( _⌒二⊃ \ \. |//(__人__)///| */ / ま、まあ冗談は置いといて、 \ \. + | |r┬-| .| / / いやあしかし、実際問題どうするよ! \ \. | `ー―' |. / / なんにでも使い放題だろ! \ \. ヽ / / / \ \ヽ _ / / ここはやっぱ、パーッと重工業化をだな! \  ̄` , ' ̄ / / / 643 : Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:39:51 ID:xRPE9jGM0 ____ / \ / ─ ─\ / (●) (●) \ …いや、ここはやっぱり堅実に使っとこう。 | (__人__) | 初等教育と道路整備、電力と水道と保健衛生に全額だ。 \ ` ⌒´ ,/ ノ ー‐ \ / ̄ ̄\ / _ノ \ | ( ●)(●) . | u. (__人__) おいおい、ちょっと地味すぎないか? | ` ⌒´ノ ここで一気に経済を飛躍させてだな。 . | } . ヽ } ヽ ノ i⌒\ ,__(‐- 、 l \ 巛ー─;\ | `ヽ-‐ーく_) . | l 644 : Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:40:40 ID:xRPE9jGM0 ___ /\ / \ /(●) (●.) \ あのなあ、やらない夫。 / (__人__) \ 大卒22人、舗装道路13㎞でどうやって産業開発する気なんだお! | |::::::| ノ( | \ l;;;;;;l ⌒ ,/ 小学校だって国内全域にはないんだお! /ヽ `ー´ ィ⌒ヽ 電気も水道もないのに工場作る気かお! rー'ゝ 〆ヽ .) ノヾ ,> ヾ_ノ,ヽ} 飛躍の前に、まず足元を固めなきゃどうにもならんお!! ヽ ヽ| ヽ_ノ / ̄ ̄\ / ノ \ \ | (●)(●) | . | u.(__人__) .| えー、でもよその国はどんどん工場とか立ててるぜ? r、 | ` ⌒´ .| ガーナみたいにアルミニウム工場立てたり、 ,.く\\r、 ヽ ノ ザイールみたいに世界最大の水力発電所とか立てたいだろ、常識的に考えて。 \\\ヽ} ヽ / rヽ ` ヽ / ァ'´ヽ └'`{ . \.| / i ヽ、._ ヽ、_,r' .| `ヽ、 /' | `'ー'´ 645 : Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:41:23 ID:xRPE9jGM0 ____┘( /\ / ⌒ だめったらだめ! /(○) (○.) \ よそはよそ、うちはうちでしょ!? / (__人__) \ | |::::::| | まったく新しいものばかり欲しがって! \ l;;;;;;l ,/ おかーさんそんな子に産んだ覚えありませんよ!? /ヽ `ー´ ィ⌒ヽ rー'ゝ 〆ヽ .) ノヾ ,> ヾ_ノ,ヽ} ヽ ヽ| ヽ_ノ / ̄ ̄\ / _ノ \ | ( ●)(●) . | (__人__) 誰が母さんだよ | ` ⌒´ノ . | } . ヽ } ヽ ノ .> < | | | | 646 : Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:42:16 ID:xRPE9jGM0 ____ / \ . / \ ま、まあ真面目に話すとだな、 . / /) ノ ' ヽ、 \ どう考えたって今のうちの国力で重工業化とか無理だから。 | / .イ '(ー) (ー) u| . /,'才.ミ). (__人__) / 作ったところで原料の供給体制もない、インフラもない、労働者までいない。 . | ≧シ' ` ⌒´ \ 援助国に1から10までやってもらって、それでも動かないのが目に見えるお。 /\ ヽ ヽ だからだめ。 / ̄ ̄\ / ヽ、_ \ . ( (● ) | . (人__) | まあ冷静に考えるとそうなんだけどよ… r-ヽ | しょうがないか、まずは基盤固めからだな。 (三) | | > ノ / …しかし、工業化できるほかの国がうらやましいなあ… / / ヽ / / / へ> < |___ヽ \/ ) |\ /| | \_/ | 647 : Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:43:02 ID:xRPE9jGM0 カーマとマシーレのこの決断は、 結果的には大英断といえた。 ここで国家としての足腰を強くすることで、 ボツワナは次に来る経済成長へのステップを踏み出すことができるようになったのだから。 カーマのように自国を冷静に判断できるものなど、ほとんどいなかった。 新独立国、とくにアフリカの新独立国の多くは、 むやみな重工業化や無意味なモニュメントの建設に国費をつぎ込んだ。 教育に国費をつぎ込んだ国は多かったが、インフラ整備に国費をつぎ込んだ国はさほど多くない。 . ___ l l! l !l l !l . rl__!lュ . l.l`Y´il' kl〉=〈.il ⊆_ュ. kl.>_<.il } {| kl二二l _l . l! kl.\/l _l. . . .l! .上 . Kli≧≦l 〕__.l! _i_l { KlX.X.Xli rkヘ _〕__.l! .上入.} l l l . E.l l l l.li l 二ト _.〕__.l! }  ̄.l.l l l l ー±ュ lZ.l_二二.li トl i !l 〕__.l!. .l .lil l l.=l! l幵Tri . lX.l l ll li r=◎=ュ .tl卞f匸l⊆ lf冂 ┤ l.l l l l _ r卅lKliliト l.Z.l i.>くl>くli rェェlェェlェェlェェlェュlfl幵三三l l! 匸l匕..l ‐ l.l l l l 入入廴lil l幵幵 .r,_l__i_ rュ i.y'.li . lKl l __rl幵幵幵幵幵幵Fl幵lTF寺l l l!卞.l .l.l l l lNNMl┬‐l l______l l .ll! l ll ll Tl7 「l .lFi'<l──l>l 」TT幵l┴┴┴┴┴┴┴┐l i..l l幵叮卞ll l.l三lf lMlNN┬..l l──l .l ll .l_鼎 ll !ll  ̄l flil lE,.i.\lr───ュ l=≡lkkll┬┬┬┬┬┬┐ l l巛l─.l l幵三f鬥鬥 l l鬥鬥鬥 l lKMKl l l .lr三┴‐卅  ̄ ̄ ̄l ̄ ̄EEl‐l ,ィト___,ィヽ=Fl三二ll .ll...ll ll...ll. .ll...llF皿卅li..l i==≡二二 .l l幵卅幵 l l l「二三皿皿「二___l / l\ .l‐l ,イ .l___iニri'ソk乍lel .ll...ll ll...ll. .ll...ll乍卅l幵≡i..l. ̄ ̄.l 幵幵幵幵鬥鬥幵叭,l l il冂冂il冂冂li鬥鬥鬥 イ .l ヽ l=l ./ l lr=.l ヘl  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄三三二二二二二二二二二二 ̄ / l / / // / l __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __
大コンビナート(電気なし)
648 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:43:35 ID:xRPE9jGM0
c ,,, , 。 ゚ ,,,,_ 。 c/´c" ミ゙ヾ'~'~ γ´'" ミヾっ c///,:'⌒ヾヾ vヾ' ////,:'⌒ヾっヾっ c"c,, c" ゚ 。 \、~''^'i / `ヘっっ c ゚ `ヽVγ´ ゚ ゚ 。 `i!'´ 。 ゚ ゚ 。 . i! ゚ , - ‐‐、 / ヽ ,' 辷、、ニ〉 { (__人_) __{ヽ ヾ `ニ"ソ, __,∠ >\二シノ、  ̄ヽ, - :、 r ' { /' 、 ィ __ ̄ ヽ ヽ { ゝ {/' }∠___ ~`\:.. }、 ,ィ ,ヽ:.:... . .八__ _ ... . ::::::ィ´' - ヽ} l i Y .l¨ ¨" ` ー… ".ト ゝ= }| Ч }' __ノ:..{__`士'′}/;厂; 八:.:.:.. ィ `ヽ |;l (___ _ ..\ ゝ_ .ハ__ノУ/ / >'´ .〉 ゝ, ヾ=-- ヽミ__±__,,∠rv〆. --‐ … 彳 \__ =- __r' ,,i +、 / ̄  ̄i 〕__.. ,, . ノ  ̄Tf'_{{ `ヽ _ノ {:.ヾ{ }i_、ィ' `ヽ {\...ゝ__,-''‐' 〕 〉 l::::::::::/ ' l ′ .l:::::::/ i , `y' ,' ,{ ,′ {l. ,' ,' l| .,' ト { , ,' リ ′ 、l. ∧{. ,' ,' ノ ヾ { ゝ. ,ィ¨ ∨Y“ { ヽ.l:.. ヽ キ ト、 ハ 、 } ハ '、 / ⌒Y⌒ ゚ ⌒Y⌒ 。 、. 〉′ .。 ゚ .| ・ 。 | . ⌒Y⌒. |.', {⌒ ⌒Y⌒ ・ ⌒Y⌒ ⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三| |∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧| |∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
無意味なモニュメント
649 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:44:12 ID:xRPE9jGM0
インフラ整備にしても、身の丈に合わない巨大発電所やダムの建設が主で、 中にはインド洋に浮かぶザンジバルのように、 アフリカ初のカラーテレビの送信システムに巨額の国費をつぎ込んだ国まで現れた。
-‐====─- 、 /..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..\ /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ /..:::::/^ヽ::::::::::::::::::::::::::;'⌒丶:::::`ヽ .:::::::::::/ ヽ:::::::::::::::::::ノ ::::::::::::} {::::::::::/ `ー--‐' j:::::::::人 )::::彳 ヽ }:::::::::::::::) 革命の成果を人民に伝えるには (::::::::::{ ィニニニニヽ儿辷ニニニニヽ 〉::::::::::/ カラーテレビとかいいと思うんだよね V⌒i} rーc‐ァ r‐c‐‐ }::i⌒V 〉入|、 `ー='" ; `ー==' /::|) }ノ …見る奴いないけど ( (::| ヽ. r' } 、 / |::| / ヽ{:l } , '""`ー'゙""゙ヽ { {::}′ _ -‐=≦入 ノ-一====ー一- 八}≧=‐- _ ニニニニニニニ{ニ \゙、 ゝ-‐-' / //ニ}ニニニニニニ ニニニニニニニ{ニニニ>- '"⌒゙;_ '" <ニニニ}ニニニニニニ ニニニニニニニ{ニニニニニニニ`ニニニニニニニニニニ}ニニニニニニ ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
ザンジバル革命政府大統領(タンザニア副大統領) アブード・ジュンベ
651 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:44:54 ID:xRPE9jGM0
しかし、基本のインフラも経済条件も整っていない中での重工業化など、 うまくいくはずがなかった。
さらに官僚の黒人化による混乱も合わせ、 ほとんどのアフリカの内政は大混乱に陥った。 ここでアフリカ諸国が滅亡しなかったのは、 単に独立の意味が異常に重くなり、軍事侵攻の可能性がほぼ消え失せたからにすぎない。
o| ◯<() 只只只 | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ┌―――| [] [] [] [] [] [] [] | ロ __┌―| __ | | | ___ _ 三三三三三三三\| [] [] [] [] [] [] [] | ロ /三三/_\ /三 三三三三三三三三\ | |____ /三三/ 三三 \ /三三.  ̄|| ̄ ̄||丁 ̄|| ̄ ̄|| ] [] [] [] [] [] r==ュ_====ュ_ | || ̄|| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄|| || ̄|| ̄||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄Τ工工|三三三三三三|| ̄||/_|_|/======<二二二]|| _ || | ̄ ̄ ̄ ̄ |〒〒|三三三三三三|| ̄||`'ャo―`q rァ仁三三三三三二| || | |⊥⊥{叮工六工工丁|L.六ヘ_|_ {f冊_| ―ヾ<◎,◎,,◎,,◎,◎ソ _|| | ―――――――――――┘  ̄ヽ゚ノノ┴冖┴ヽ゚ノノ ̄ヽノノ `¨^¨^¨^¨^¨^¨´ └―――‐
この混乱にほとんどの国民は愛想を尽かし、 クーデターが多発するようになる。 クーデターを起こして政権を奪取するのは、ほとんどの場合軍であった。
政権を奪取した軍は、もちろん自らの母体である軍への支出を増やした。 支出を減らせば、いつまた軍内の不満分子が蜂起するかわからないからである。 かくして、自らの政権を守るためだけに、 他国からまず攻め込んでこない状況で軍だけが拡大されていくようになる。 こうして、経済成長はますます遠いものとなった。
652 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:45:51 ID:xRPE9jGM0
一方ボツワナでは、予算が初等教育やインフラ整備などに適切に使われた。
, -───- , , ´ `ヽ、 / ヽ / ヽ ./ ...::/ ', / / ..::::/i:.:l:.: l::::::: l::::. l:::. | iヽ /.:. l.:.:.: ::/ |:/{.:.: : |:.:.:.:.l.:.:.:.... i:.: l i \___ i.:.: l.:.:.:.:/ |:l ヽ:.:.:.|ヽ:.:.|ヽ.:.:.:.:.: l.:.: l i_/; ; ヽ l:.: l.:.:.: : ≠=ミ、ヽ.:.| ヾ:| ≠=ミ:.:|:.: l i; ; ; ; ; ;`ヽ. l:.: l.:.:.:イ' r ⌒ヾ ヾ| ィr ⌒ヾヽ::::::l l ; ; ; ; ; ; ; ;\ l:.: l:.:.:..{ゝ{{{ }}} ´{{{_}}.}./::::::fヽ |; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ヽ ヾl.:.:.:.i `ー‐´ 、 ゝ.__ノ´l:::::::lノ .ト;; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ヽ 今度、近所に小学校ってのができたそうですので、 }.:l..:.ハ _____ l::::|::l l \; ; ; ; ; ; ; ; ; ヽ 行ってきますね! l.:.l.:.:.l::ヽ. {. } ∠l:.::l l l \ ; ; ; ; ; ; ; \ /..:A : ヽ....ヽ、 ゝ.___ノ .ィ ´ {:|.:.l: : ト、 l ヽ; ; ; ; ; ; ; ; ヽ /.:.:/ 丶: :ヽノ´:.: >_:: ´___ゞ:.:l::: l \____>} ̄`; ; ; ; ; ; ヽ __/::ノ-ァ-ヽ.:.:.ヽ-; _; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;;|:.:l::: lヽ ヽ } |; ; ; ; ; ; ; ; ; ; / /∠=、 ァミ丶.ヽ.:.:.ヽ; ミ ヽ、; ; ; ; ; ; ;;l:.:l:::. l/ヽ ', ノ |; ; ; ; ; ; ; ; ; / / /⌒7 \\ヽ.:.ヽ\;,;,;`ー──l:.:l;ヽ:::ヽ i l |; ; ; ; ; ; ; / / /彡ヲ´ \ヽヽ:.:} ヽ; ; ; ; ; ; ; ;l:.:|/}::: i l | l; ; ; ; /´ //ニ= { ヽヾ:ノ\ }; ; ; ; ; ; ; ヾ l:::: l | l |/´ | |三三l ヽ\ /^//> ̄´ l::: l l l ノ | |ニニ{ ヾ | ´^{ l:: l | レ´ | | | | ヾ |___ l l::l l. / | | | | }/;,;,;,;\ l .l/ .l / | | | ヽ ,, ─- 、 },,;,;,; ; ; ; ;\ノ / i | | | |Lノ{,;,;,;,;,;, ; ; ; ; ; ;>,;,;, ; ; ; ; ; ; }____/´l | | | | | };,;,;,;,;,;, ; ; ; ;/;,;,;,; ; ; ; ; ; ; /`7不`ヽ、 .l | | | | | .},;,;,;,;,;,; ; ; /,:,,;,; ; ; ; ; ; ; ;/<´/ } ヾヽ/ l | | | | | {,;,;,;,; ; ;/;,;,;,;,; ; ; ; ; ; ;/ / ヽ .l | | | | | },;,;,;/,;,;,;,;,; ; ; ; ; ; ; ;/ / ヽ l | | | | | };,;,;{,;,;,;,;,; ; ; ; ; ; ; ; ;/ / ヽ l | | | | | .l;,;,;,};,;,;,; ; ; ; ; ; ; ; / / } l | | | | | ヽ;,;,;,;,; ; ; ; ; ; ; ; / .l  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄};,;,;,;,;,;,;,; ; ; ; / l l`\;;;;_,, "´ l | l
653 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:46:31 ID:xRPE9jGM0
高等教育は後回しとなったが、 これは高等教育に関しては、さしあたりの体制が整っていたこともある。
1964年。
_____ ゝ/´ `\ / ________ヽ もうすぐ独立だろうし、最高学府が欲しいな。 / | / / ⌒ ヽ ⌒ ヽ! でも一国じゃなかなかきついから… l |_l ヘlヘ l V ⌒` | | | バソトランドのロマにローマ・カトリックのカレッジがあるね。 | d ヽ.__ノ ヘ _ ノ⌒i あれを貰い受けて、ベチュアナランド・スワジランド・バソトランド三国の ヽ__ |\ ________ ノ 連合大学にできないかな? ヽ | | ヽヽ、_(二二)_|_ / ` ー──── ' /\ / \|\ /| . |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 二)
英国保護領ベチュアナランド 高等弁務官
655 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:47:15 ID:xRPE9jGM0
_,. -rァ /´ _| -rァ >''"´:: ̄ ̄`"'' !/⌒ヽノ. ./ ヽ' .|\ ./ Y i ./| .|\\ シi .i /!--/ | .ハ_!_ i i i . | .//| .| \\ .レハハ/-‐‐' レ' _!__;ハ ハ | . |// / うちはいいですよ。 \ . \\ 「7"" `レ7´./.// / 問題ないです。 i´`とン' ´`ヽ!,人 「' ̄ `i ""7_/i ! / / ヽ.,_/ >.、、,___,ノ_,,.ノ.レ'ハ/ . __/ i .|ヽ/ /(/ノ ̄⌒~" ヽ、 | レ^ヽ、/| .r' |つ 八______,,.ノ::::|o::::八\_ ./ / / ..ノ:::;|o:::::::::::ヽ `''ー―-'"\ (( / ._/ ./:::::::::::::::::::::::::::`''::ーァ\ .\ /_/ ,/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::」 \_/ .ゝ、:::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::::::/」 └へ>、,_!_______,,.._ァニン! 'r-- 'i  ̄ヽ,_ノ ヽ二ノ
英国保護領バソトランド国王 モショエショエ2世
656 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:47:53 ID:xRPE9jGM0
_,,,..-.ー.─.-.-....、._ 二ヽ,,..::"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:..、 /::::::::``:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::ヽ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾ:::::\:::::::::', うちも問題ない。 /:::::::::::::::i:::::i!::::::::::::::::ヾ:::::,,∠,、_:::::\::::\:::::', 一国じゃ大学なんて夢のまた夢だが、 i::::::::::::::::!:::::i i:::::::::l::::::::イ\\\:::::::::\:::\::', 三ヶ国連合なら何とかなるもんな。 l:::::::i::::::::!::::i,,ゞ;::::::::i:::::::::l >≧r、\::::::ヾ\_::> l::::::i!:::i::::l;/i ._,,\::::!、::::::l 辻ヾ〉 \:::ヾ)::::> i:::::ハ::::|::::l:::i〈`(ヘ\! \:', ゞ-′ ラ∨/"´ l:::i l:::|::::lヾ、 弋i;) ヽ \ ┌::ソノ ∨ l::::l::::l:::\ " ヘ::::/ \|\!\ ′ ∨ ヾ ヾ 、 ー ´ , ゝ、 ` 、 , ′ / \_ ` ー < /´ /::::: ̄`ー- _ノ´∧_∧ /:::::::::::::::::::::: :::::´ ̄/ /〈::ヾ∧ /::::::::::::::::::::: :::::::/ / ノ::::〈 ヽ /::::::::::::::::::::
英国保護領スワジランド国王 ソブーザ2世
こうして1964年、ベチュアナランド・バソトランド・スワジランド大学がバソトランドで開学する。 三国独立後は新政府へと引き継がれ、ボツワナ・レソト・スワジランド大学となっていた。 この大学によってボツワナはなんとか最低限のインテリ層の確保には成功していたため、 心置きなく初等教育の拡充に努めることができた。
654 :安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 19:47:04 ID:LdIHAcH60
指導者が先進国の高等教育を受けていた賜物だなあ…。
659 :安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 19:49:13 ID:BdLLAej.0
英国がこんなに良心的に見えるスレも珍しいw
658 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:49:06 ID:xRPE9jGM0
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | こうしてボツワナ経済は発展していったのです \__ ________________ ━━━∨━━━━━━━━━━━━━━━━ ,__ iii■Λ / ━.(,, ゚Д゚) /━━━━━━ΛΛ ━━━━ΛΛ━ (| つ ∇ (゚Д゚,,) (゚Д゚,,) | | ┌─┐ /⊂ ヽ /⊂ ヽ ~| | |□| √ ̄ (___ノ~ √ ̄ (___ノ~ し' J │ │ || ━┳┛ || ━┳┛  ̄ ̄ ̄ ̄! |===============
こうして基礎固めを行った結果、 ボツワナはきたるべき経済成長のための基礎条件を整えることができた。 そのために、以後ボツワナの経済は順調に発展していった…
…ということになっている。 すくなくとも、ボツワナに関する記述ではたいていそれだけしか触れられていない。 しかし…
660 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:50:16 ID:xRPE9jGM0
, ―- _,「` ー‐- _ /: : : : : : : : :! : : : : : : : : : :` '. 、 /: /: : : : : : : :!: : : : : : : : : : : : : : : ヽ ,': /: : : : : /: : | : : : i .:i : , : : : :, : i: : : ', . l./ ./: : : | : : : |:/! : !: : : : ', :,l: : : :', /. . : : : :/ : ,. ァl : : : |:| l:` l、.: : : : ハl. . , ! . / : : /: : ,'/: / l: : : :l:! 、:'、\: : `' !: :!: :! /: : : ,': : .:l: : :/__l: : : :l| _ヽ_lヽ、.: .: ヽ |: :| …本当に、 ,': : : :l:i : : |: :/, 〒.、! : : :! ,〒 ミ ヽ.: : : ヽ: :! それだけなんでしょうか? l: : : /!l: .: ,L/トi':::Nヽ: : :l トi':::Nヽ_ヽ.: .: :',:l ヽ: :l. l|: :/ ム弋二ノ !`-l 弋二ノ l. ll.:〉、: l:! ヽ! ヾ {「 rイヽ二 .ノ , 丶、 二( ヾ 〉 : l: /l ,'.:〉! ヽ V ,/ o ヽヽゥ 〉: : l/ l! ,':/.:,ヽ )` tz---t '' 7'" } `ヽ : : ', //.:/.{ ̄` ''くl:.:.:.| l,. ┴ ''' ´l / ヽ: : :', //.: :|,/ミミ、、、 ヽ:|´ ̄ { ,. ,., 彡!' !:ヽ :', /.: .: / ` 、 ``ミ!:.l. ハ彡' , - ' ` 、 |: :丶ヽ /: .: .: .: ! ヽ __}ヽ! ,!/‐'" l |: : : :\ヽ /: : .: .: .: :| lヾ.! l | { ! : : : : : ` ',
661 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:50:41 ID:xRPE9jGM0
_ ,.へ、 /::`:ー: :-: :./: : : : : : ` :ー - ...、 /: : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ、 /: : : : : : : :./: : : : : : :l: : : : : : : : : : : : : \ //: : : : : :./: : : : : : : j!: : : : : : : : : : : : : : :.ヽ ,. :':´: : : : :/: : :,': : : : : : : :ハ: :l: : : : : : :.Λ: : : : : :.ヘ /: : ,: : : : : : : : :/:l: : : : : :l:/_l:_.:V: : : : : : : :ハ.: :l : : :. ハ /: :/: :/: : :.,':.‐:7!:.ハ:.l: : : : ,' V :l`マ: :、: : : : :ハ:.l: : : : : :, こういった政策を、他国がとっていなかったわけじゃないんですよ。 ,:': :,ィ: : : :/: : : /: :./ l:,' l: l: : : l,' V:.l V: : : : : : : :ハ: : : : : :.! 特に教育に関しては、どこの国も本当に力を入れています。 ///: : : ,': : : /: :./ l:'ァオ、: : : l ,ァ牟、V: : : : : : : :.ヘ: : : :.:/ ' ,': : : ,:l: : :.,': :.ハ 〃んハV:.:.l 〃 ん心ミ: : : : : : : : :.V:: :,' 2013年現在、識字率が50%を割っている国はアフリカでは13ヶ国。 . l: : : .ハ: :l: :.,': :'Y, ト、ノ::} 丶:', i ト、ノ::ハヽ: :l: : : : : : ハ:.{ 54か国中の13か国ですから、割合としてはそう高くありません。 l: :./ V: :.l: :ハ V::::ソ f-{ V:::::刈 Y: :l: : : : : l: :l:.! V:,' ヽ: l: ':,: } `¨´ ノ, ', ゙゚‐- ' l: V: : : : :ハ:/:.l 独立時はどこも10%から20%が関の山でしたから、 `!: : :ゝ -‐ ´ 丶、 ノ l: /Vハ:リ: : : l 教育に関しては成果が出ているといっていいでしょう。 l: : : :l丶、 r-.、  ̄ ,ィ/: : リ:.}:/: {.: : l l: : : :j:!: : `>:.. - __ イ,::,:': :/ : :/: : :V :.l ハ: : ./:ハ: : :_:_:_/:::} /,:´: :./:.:X´ : : : V:.l __ /: : : ,'::l 7'´:::::::::::.,:' ./:.:: : :,≪ ´ ̄ ヽ: :,ハ:! . r-r^Y ノ,:.: : /:/:l l:::::::::::::/ __ ,/: : : /:/´ Y: : ヽ ,-‐…-.{ l l `ヽ: :/:/l::l l:::::::::::/ /: : : :/:::/ l: : : ハ ` ー - 、 ノ:〉 l:::l l::::::::/ /:,ィj::/:./::/ l: : : : :ハ
662 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:51:14 ID:xRPE9jGM0
!......................................................._ ,--ー‐─┤:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::` 、 /:::::::::::::::::::::}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ }::::::::::::::::::::/::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::: ヘ、:::::::::::::::::::::::::::ヽ レ'´:::::::::::::/::::::::::::::l `、::::::::::::::::::::::::ヽ、:::::::|::::::::::::::::`、 /::::::::::::::::,イ::::::::::::::::! `、─-、:::::\::::::\::::!::::::::::::::::::::', /:::::::::::/γ⌒ヽ、:::::::| `、:::::::\:::::ヽ:::::::\::::::::::::::::::::::, インフラ整備はどこもかなり遅れているんですが、 /::::,イ:::::/:::::::::/::::八:::::::::::| _`、::::::::::::::::::`:::::::::\::::::::::::::::, 重工業の整備やモニュメント建設は //{:::::::|::/::::イ レ' __ヽ、::::| 仡弍ミz、::::\::::::::::、:::::`ーz_::::,' やらなかった国も多いんですね。 〃 |:::::::l::|:::::::小 イ旡ミ、:::ヽ lて_)`ヾ::::::::ヽ::::::::\:::::\:::::! {:::::::レ1:::::{.∧i! hrヘヽ:::::\ hfひv「`ヽ::::::::::::::::::!ヽ.:::::}:::l 理由もやる夫たちと同じ。 |:::::/ {:::::::|| 八 弋::] `ー┘ 弋:::::丿 }::ト、:::::::::::}:::::Ⅳ:::| お金と実力がないからあきらめた。 Ⅵ ∨::::!乂ハ `ー'厂! `ー'ノ 八リ|\:::::|:::::::::::::| V \| jゝ、L_ノ ' ゝ. ___,/ ∧::::八::::V:::::::::::::::! あと、保健衛生は不十分な国が多いですが、 ノ:::::i>、 ゚ __/:::::ノ:::::ノ┐::::::::::::::| . 不十分なだけでそれなりに取り組んではいるんですよ。 r<::::::/´) >...‐-‐/:::::__イ_,イ l|::::::::::::::::| . その証拠に、どこの国でも独立後に人口爆発が起きている。 丿 {/ / |::::://::::/ ̄ ̄¨\\ └、:::::::::::| 何も手を打っていなければ、人口が増えるわけはないんです。 ____,,.z彡/  ゙̄) ∨/:::::::/ ヽ ヽ \::::::|  ̄て::::厂イ  ゙̄)__彡:::// `、`、 ',:::卜、 γ'´::::入 \__二フーァ:::::::l | l l:::「`ヽ、__ (:::::::く\\ `┬' } /::::ィ'´{ } } !::::\_
663 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:51:46 ID:xRPE9jGM0
__ _ /: ハ _,. : :'´: ハ , .-‐:.'´: : : :Λ: : : : : : :.ヽ、 ,. .:.'´: : : : : : ,!: : : : : ',: : : : : : : : ヘ /: ,: : : : : : :/:.j:!:l: : : :l: l: : :v.: : : : : :.\ ,:' : /: : : : : : :/: ,ハ:',: : : : ハV:_:',: :V: : : : : \ .つまり、ボツワナの経済成長は ,: : :./ : :, : : : ,ァ: 7 ',: l: : : : l: lマ:丶: :V: : : : ',: ヘ、 従来の説では説明しきれないんです。 l: :./: : :/: /:/,: ,′_, V!: : : :l: } V: l、: :',: : : :.ハ: :Λ 近いことをやっている国は、ないわけではないんですから。 |:,:': : :.,': : : :/ ,.{:レ芹、ヾ!: : :j; :テ尤ミV: : ': : : : ハ: : :} l;′: :,': : : :, ,〃オゝ;イ }: :ハ: jゝィ心》: : :l: : : : :.}V:.! {: :,: : l: : : :Ⅳ.{Kじ刈! ,:./ }/ヒう:リ ' j!: :l、:l: : :l リ 間違っているわけではないんですけどね。 l: ハ: :{: : : :l:k Vにソ 'ヘ- {. ゞこノ ,:l: :,' ヽ!: / 何かが決定的に足りない。 V: :ヘ:!: : : :l:| l ` ‐'' ノ ‘、 ,{j:/:! .j:/ . |: : :l丶: : l:l \ _ ' __, ` ‐‐ ´ノ: :.l 〃 よって、ボツワナに経済成長をもたらした原因は、 |: : :!: lへ:V`:.、 ̄ , 、 ,.ィ:'´: : :| どこかほかにもある。 . l: :,: : l: : l`: :l: : >r- _.l l:´: l:.l: |: : :.| 1はそう考えています。 !:/: :.ハ: :V: :V:/Vノ | l.ハ、!:.l:.l: : : ! . l,′:, :.l: : V: V/ヘ、 ! /^ヽz;{: : :.:| では、なにがボツワナと他国の運命を分けたのか? ,: : :/: : V: : : :.V/,ハ __ { ´二}/!: : : :', . それをこれから考察してみようと思います。 /: : /: :〃ヘ: : : : V/Λ  ̄ l r }/{: : : :} . /: : : : :./ミz ヘ: : : :V//ハ /三≧zx_/ハ: : :! . /: : : : : :{ Vハ: : : :V//V三ニミ≫}//ハ: :.|
664 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:52:53 ID:xRPE9jGM0
1967年、ボツワナ。 上の会話の続きである。
/ ̄ ̄\ / _ノ \ | ( ●)(●) . | (__人__) インフラ整備と初等教育の充実、 | ` ⌒´ノ 保健衛生に予算を振り向ける、っと。 . | } . ヽ } ほかにやっておくことはあるか? ヽ ノ .> < | | | |
665 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:53:25 ID:xRPE9jGM0
____ / ⌒ ^\ あ、それからこのお金、全部は使わないよ。 / ( ●) (●) これだけ残しておくから。 / ::::::⌒(_人__)⌒ヽ | |r┬-| | やっぱり、お金ためておかないと困るもんね! \ `ー'´ /
/.壱//万:/| |≡≡|__|≡≡|彡|____ .. /$//|≡≡|__|≡≡|/.壱//万:/| |≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
666 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:53:55 ID:xRPE9jGM0
/ ̄ ̄\ / _ノ \ | ( ⌒)(⌒) | (__人__) ははは、その通りだよな。 | ` ⌒´ノ やっぱり収入の範囲内で使って、 ,| } .余ったら貯金… / ヽ } く く ヽ ノ \ `' く ……って… ヽ、 | | |
667 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:54:23 ID:xRPE9jGM0
/ ̄ ̄\ /u_ノ ヽ、_\ | ((●)) ((●))| 財政黒字ィ!? . | (__人__) | |ヽ |!il|!|!| / .| なに言ってんの?なに言っちゃってんのこの人!? . | |ェェェ| } . ヽu } ヽ ノ / く | \ | |ヽ、二⌒)、
やらない夫が驚愕するのも無理はなかった。 先進国も途上国も、およそ国家というものは基本的に赤字財政である。 「国家」そのものが担保にできるので、ある程度の借金ならなんとかできてしまうのだ。
それに、国家の支出には景気浮揚の効果もある。 よって、多少借金をしてでも支出を増やし、国民に富を移転するとともに次期税収を増大させる。 これが財政の常道というものだった。
668 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:55:07 ID:xRPE9jGM0
_________ / 'r r.r.r.i いや、そりゃ企業なら無借金経営ってたまにあるけどよ。 / | | | | | 国家の無借金経営なんて前代未聞だろ… / u .ノ.ノ.ノノノ ハ_ノ ヽ、__ / /ノ / (●)(● ) .( l ヽー―ー-、 / .(__人___) ム イ r ヽ ./ / ヽ`⌒´ | .l / 、 l / / 八_ 、__ /l | ,' l l . / ,' ヽ| | ノ ハ l / .l ∧ | レ' ノ l / l ノ ヽ | | ノ } ∧ / ,〆 ヘ l , ' l ヽ、_,ノ'´ ヘ .l / ノ ', | / ,' ト、 ノ ノ
よって、どんな国でも基本的には借金がある。 破たんさせなければいいだけなのだ。
669 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:55:51 ID:xRPE9jGM0
____ / \ / ─ ─ \ 今すぐに無理だったら、できるようになってからでいいけど。 / (●) (●) \ でも開発のために大規模な借款するのは禁止だお。 | (__人__) | あくまで財政の許す範囲で、だお。 \ `⌒´ ,/ そうだなあ、GDPの20%までかな。 / ー‐ \
/ ̄ ̄\ / u ノ \ | .u ( ●) | なあやる夫、 . | (__人_) 本当にそんなことするのか? | ` ⌒ノ | } ダイヤモンド鉱山があればちょっとやそっとの借款じゃ揺らがないだろ、 ヽ u } 常識的に考えて… ヽ ノ ノ \ /´ ヽ
670 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:56:24 ID:xRPE9jGM0
____ / \ / ─ ─ \ もちろんだお。 / (●) (●) \ もし万が一、ダイヤモンドが枯渇したらどうするつもりだお? | (__人__) | \ ` ⌒´ ,/ 余裕があるうちに蓄えを作っといたほうがいい。 /⌒ヽ ー‐ ィヽ 借金してまで内政に力を入れすぎる必要はないお。 / ,⊆ニ_ヽ、 | / / r─--⊃、 | | ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
/ ̄三\ /;;;; _ノ 三 \ |;;;;;;; ( ○)(○) . |;;;;; (__人__) アイエエエ… |;;; ` ⌒´ノ こんなのテストに出てこないだろ、 . |;;;; } 常識的に考えて… . ヽ;;; } ヽ;;;l ノ / く | \ | |ヽ、二⌒)
673 :安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 19:57:45 ID:LdIHAcH60
鉱脈はいずれ尽きるしね。 世界最大の鉱脈だって無限じゃないし。
原油が切れる日に戦々恐々としている中東の国たちを見てるともう…。
671 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:57:07 ID:xRPE9jGM0
こうして、やる夫はこのころから財政均衡路線をスタートさせる。 これにより、基本的にほぼ収入の範囲でしか支出ができなくなったため、 基盤整備はゆっくりとしたものとなった。
_,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人人人_ -''":::::::::::::`''> ゆっくり整備していってね!!! < ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ |::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ __ _____ ______ |::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 ::::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', i r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | !イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .|| `! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i | ,' ノ !'" ,___, "' i .レ' L.',. ヽ _ン L」 ノ| .| ( ,ハ ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / ,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
672 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:57:43 ID:xRPE9jGM0
だがそれでも、 これまでに比べれば比較にならないほどの予算が来たのは間違いない。 官僚たちは急増した仕事に追われることとなった。
__ __ / ./) __ / ./) 三三)/) / ./) 三三)/) ∧,,∧ ∧,,∧ 三三)/) 三三)/ (´;ω;) (;ω;`) 三三)/ オワラナイヨ ∧∧ と φ) .( つφノ ∧,,∧ __ ( ´;ω)/⌒/⌒/ ̄/⌒/⌒/ ̄(ω;` ) / ./) / _∧,,∧口 ∧,,∧ ⌒ □と_ ヽ 三三)/) カエリタイ (/( ´;)η口(;` )/⌒/ /_ノ 三三)/) ∥ ̄(l ノ  ̄( ノ ̄ ̄ ̄|| 三三)/ __`ー‐' `ー‐' / ../) __ オレ、コノシゴトガオワッタラケッコンスルンダ 三三)/) / ./) 三三)/) 三三)/) 三三)/ 三三)/
675 :安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 19:58:27 ID:LdIHAcH60
あー、事務方がパンクする可能性か
674 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:58:24 ID:xRPE9jGM0
_,,:-ー''" ̄ ̄ ̄ `ヽ、 ,r'" `ヽ. __,,::r'7" ::. ヽ_ ゙l | :: ゙) 7 | ヽ`l :: /ノ ) .| ヾミ,l _;;-==ェ;、 ,,,,,,,,,,,,,,,_ ヒ-彡| 〉"l,_l "-ー:ェェヮ;::) f';;_-ェェ-ニ ゙レr-{ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ヽ"::::''  ̄´.::;i, i `'' ̄ r';' } | 久々にワロタ . ゙N l ::. ....:;イ;:' l 、 ,l,フ ノ .| こういう状況が毎晩だったのが昔の本国なんだよな . |_i"ヽ;:...:::/ ゙'''=-='''´`ヽ. /i l" < 今の官僚は昔の .| ::゙l ::´~===' '===''` ,il" .|'". | 状況を知らないから困る .{ ::| 、 :: `::=====::" , il | \________ /ト、 :|. ゙l;: ,i' ,l' ノト、 / .| \ゝ、゙l;: ,,/;;,ノ;r'" :| \ '" | `''-、`'ー--─'";;-'''" ,| \_ :| `'7"""""ヽ |
白人官僚
この状況を切り回したのは、 独立時に残した白人官僚たちだった。
676 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:59:12 ID:xRPE9jGM0
_,..-─ ─- 、._ ,.' ´ . . `ヽ、 / . . :.:. ヽ _,、/ . . :.: _, -ヽ、_ {ニj . . :.:j彡 __ヲ トノ , . . :ノニ..、、 フ H , -─、 i ゞ==ー、._. :.:.に二ニ } ふむ、こういう状況かね。 〈ハ'´,rェエ,I> r ニエユ,ミュ一 : `マ尨._ リ Y ‐f ... : : : : Y´r Y ではこちらに重点的に予算を配分して、 ! ,..」 . :.::.、 : :,: : h | ここは来年度に回そう。 l / ゞ、__,. -ーヘ、 . :.:〃:: : : ヲ,イ ゙i i __ `i. :.:. :ノ:: : し'´ ::| 基本的なものと緊急性の高いものからやっていくほうがいい。 ゙i ー─ -..、_ . ! :.:.:.:i: :: : |: : : :| l ー‐-、 .. . . :.::,': :: :: |: /|\ l i "'' : :../::/: :: :/ ,イ::::::\ `、j . :.::./::// ,.'´/::::::::::::::\ _, .イ¨|ヽ、 . . :.:::_ィ‐'´ ,. '´ _,/:::::::::::::::::::/`ー-、_ ,. -‐ ´:::::::::/:::::|\ハー一イ´_,.‐'´ ,.‐'´/::::::::::::::::::: /:::::::::::::::::
経験を積んだ白人官僚たちは、つみあがった仕事を次々とさばいていった。
677 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:00:00 ID:xRPE9jGM0
゚・ *: : *・ *・ ゜゚・ * : .。. .。.: *゜ * ・゜ ゚・ *: . .。.: *・ ゜゚ ・ * :.. おお… 。. ・ ・*:.。 ∧,,∧ .∧,,∧ .:* ・゜ あの書類の山が次々と… ∧∧(´・ω・`)(´・ω・`)∧∧ (´・ω・`).∧∧) (∧∧(´・ω・`) | U (´・ω・`)(´・ω・`) と ノ u-u (l ) ( ノ u-u `u-u' `u-u'
その下で働いていた黒人官僚たちは、 この仕事の中で経験を積んでいく。 前にも書いたが、この経験の継承こそが重要なものだった。
678 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:00:50 ID:xRPE9jGM0
| ヽ、 | `-′ .`ー ..,,__) l l::: ヽ_\:: ::::/ \::: / `ヽ ヽ 、 \::::: , .l /__ , , l \  ̄ ̄ ::::::i l i |l_:::::`゛''ー-l l | ..、 ヽ、_, -| l.| ./`|,、`゛''',.=.| i | ハ,r.ー、 、ヽ -ー ''´::::::l |::::| `lー_´ r,'、’_`l |. l /|,/ `/ ,,.., 俺のこの手が光って唸る! ..\ \ _,,`',ー_-ー,|:l::l ,!>` :::/~゙i l/ ,' l l お前を倒せと輝き叫ぶ! i. ヽ `lヽソl r==--, / /:ノ / ' l .,.-'′.ヽ r' ''´ | `ヽ、`二゛/l l:::し' ー' ,-'/_,, ./ l ', .`'ー ´ゝ| .ー l,_ゝ '、 l ,,..ー―-- ;;ノ l::、 |::: l , ー '__ ノ | ,r',.-ー''゛~゛''、 ー、 l .| /l l_,,.、 .l / ヽ ヽ, | ー- ,,.>, ,,.. -ー'''~゛´゛ ) ..| .l ) ミ-.. ,i / ゞー'' / ̄゛´ . ヽ_,! ,/_ \ /\ \ _.__,,/ ヽ, ヾ, ,,.-''.´ \ ::`ーr'
/ ̄ ̄\ / _ノ;jijii;丶_ ! ,ク(゜_))ij(_゜))!`i | ヒlli(__人__).ソ / l \ .,キ呪カ'/ / .\ ヾ狂リ | { /ヽ |ー-イ!_ノ`、 手が勝手に動く…だと… /::::/i_ノ|_/:;l:::::::| |::/:::;:/;;:::::::::;|:::::::i |/:::;:/;;:::::::::::;i;;::::ノ |:::::;;:|;;:::::::::::::::r \;;/;;::::::::::::::::! |:::::::::::::::::::/ |:::::::::.::::::/ |:::::::::::::イ
官僚というのは国家の手足である。 いくら首脳部が政策を決定したとしても、 手足が動かなければ実行はできない。
他の黒人諸国は、白人官僚をクビにすることで 経験を失ってしまった。 つまり、手足が満足に動かなくなってしまったのである。
679 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:01:32 ID:xRPE9jGM0
∧_∧ ________.(゚Д゚::)__________ _| ̄ ̄|:::::)__ / .|__r,,-,-,-i /| / | l | l|/ /./| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~|/-' |_| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |_| ∧_∧ _ /|_______/|_ ∧,,,∧ r( ゚Д) /_| .| / | |_ ミД゚ 彡 | l つ .品_|/ ___ / |/_品⊂ .ミ l | (_ ./ /二/三三/| / /三三/| / / __,l .| |_r― ./ /三三/lll / /三三/lll /|./_-―、_l / |___ll/./ |___ll/ / / /―――――― /―――――‐/ / ∧_∧ /| / / /|三/|∧_∧ (;;;゚д)_| .| /二/ / ./二/|_| |_l/(д゚=)_ r(#;;;;;;;つ,_|/ ./ /二/|/品 ⊂ =l l | (_ / /三/| /  ̄ // __,l l |_r―/ |_,|/ / /二/ // /,--、l
これに対しボツワナでは、 手足が手足としての機能をまっとうできた。 豊富な予算によって経験を積む場面が増えたため、 動きはさらによくなった。
680 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:02:19 ID:xRPE9jGM0
i三へ:;:;:;:;:;l:;:;:;:;:;:;:;:;:;:_x彡'三三| |三 r=ミー‐r==く ̄ ,:三三彡イ| Ⅳ ,.二´ `一" ゙=彡彡⌒i 麻呂にかかれば リ ゝェミ、.i | 才ァ-、 彡彳ソ/ 政府予算などかっぱぎ放題でおじゃる 1  ̄イl |::.ゝ~ ̄ 彡「´ノ ヽ. /:: ` 、 彡i"′ /ィヘ ヽ--=' _ 彡ト、 .. "´{ l//∧ 、____ , ` イ j/∧ミx .. "´ ヽ \//\こ二´ / / ////} }` 、 / \ \//`ー一 ´ ノ./////j / `ヽ
新独立国高官・Mさん
…これに加え、ボツワナの行政機能の向上にはもう一つの理由があった。 汚職をかなり抑え込むことに成功したことである。
汚職のない国は存在しない。 とはいえ、アフリカ諸国の汚職は汚職などというかわいいレベルのものではない。 1990年代のナイジェリアのように、政府予算の半分が策定中にどこかに消えてしまう国もあるのだから。
681 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:02:57 ID:xRPE9jGM0
/:;:;:;:;:;|:;:;:;:;:;:;:;:;l ':;:;:;:;:;:;|;:;:;:;:;:;:;:;:;! . !:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;:;:| |:;:;:;:;:;:;:;|:;:;:;:;:;:;:;:;:! . |:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;::;:;:;:;:;| __,ノ 人_,、ノL_,iノ! |_"''--- l:;:;;:;:;:;:;:;:;| ). / !ミ:ミ"''--ー - '' "ミ!:: ソ お 金 だ 百 { rミミ::::::::::::::::::::(三ミミヾ: ,) い . !!. 万 ヽ ノ:::::::::::::::::::::::::ィ'。`'ァ:爪ヾ=≠≦ヽ ⌒ヽ. て . $ > _ イ´/::l 〉:::::::::::イ::::t::: ̄r/ リ )从 圦 _,ノ け / 从7ミヽ:::::::i::::! !:::::::::::::/'ー'^ヽ::j/:::::!! !| j i!ノハ ⌒ヽ ⌒) 持 ィ ィミ) ヽ:::::::::}::弋ヽ:::::ヽ:::-=-::メj::::// .i! !| イト、 ヽ 、- ' だ っ L_ r三`ヽ::::::::::::::::::|:::::::::)〉::::::::::ー::::::::::::::::!' ノイ i |l ク! __,ノ な _ ) ろ て く /: 三: : ::::::::>==7¨`!:::乂::::::::::::::::::::::::::(( / ,| // ∧ ヽ. あ ). う . る (_ , '::( ̄ ̄ ̄7{入 イ ヾノ人:::::::::::::::::::::::::::::::::ノ / /! ノ ∧ ) ´) !? .,'::::::/―――{ :| !´ .| ヽ:::::::`ヽ、::::::::::::::::::::弋以> /:::\ イノ〉 Y⌒ ) (i::::::i ∨´\ \ }ァ⌒ __〉::::::::::::::::::::::ー――ァミミニ) ! /∧ j`‐' 持 ィ 代:::> ヾ>‐ つ‐し':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ヾ `ミ! / ∧ 、- ' お .っ な L_ヾ三≧=ニ三>‐' ̄´ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽニニ 爻 ト、 _ ). ぬ て あ く }::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ \ ニ刹ニ //! ) し .る. 金 .(_ )::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}} )少 / / 7 ´) ! だ ,ニ=- |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ \ ヾ三≧ソ 八 ) ろ (_ ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::リト- \}:::::::::} i ⌒)-、 ,. 、 〈 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ:::::) i:::::::::::、 l ′ ヽ/⌒ヽ'⌒ヽ「 r:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ\ .|:::::::::::入 !
このレベルの汚職となると、 止めなければ政府自体の機能が停止してしまいかねない。 ただでさえ低い行政能力が、この強烈な汚職体質でとどめを刺されている国も多いのだ。
685 :安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:05:36 ID:5145vaHU0
植民地時代も賄賂や横領は問題視されてたけど、レベルが違うなw
682 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:03:40 ID:xRPE9jGM0
___ /\ / \ /(●) (●.) \ 汚職は許さないお! / (__人__) \ | |::::::| ノ( | やった奴は即クビ! \ l;;;;;;l ⌒ ,/ /ヽ `ー´ ィ⌒ヽ rー'ゝ 〆ヽ .) ノヾ ,> ヾ_ノ,ヽ} ヽ ヽ| ヽ_ノ
カーマはもちろん汚職を厳しく取り締まった。 自らも全く汚職はしなかったし、 政府内でも汚職禁止は徹底させた。
しかし、それは多くの国でやっていることであって、 取り立ててボツワナが特別というわけではない。 しかし、ボツワナではこれがうまくいった。
それは、なぜか。
683 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:04:11 ID:xRPE9jGM0
_,,:-ー''" ̄ ̄ ̄ `ヽ、 ,r'" `ヽ. __,,::r'7" ::. ヽ_ ゙l | :: ゙) 7 | ヽ`l :: /ノ ) .| ヾミ,l _;;-==ェ;、 ,,,,,,,,,,,,,,,_ ヒ-彡| 〉"l,_l "-ー:ェェヮ;::) f';;_-ェェ-ニ ゙レr-{ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ヽ"::::''  ̄´.::;i, i `'' ̄ r';' } | 久々にワロタ . ゙N l ::. ....:;イ;:' l 、 ,l,フ ノ .| こんなザルな横領5分でバレたのが昔の本国なんだよな . |_i"ヽ;:...:::/ ゙'''=-='''´`ヽ. /i l" < 今の官僚は .| ::゙l ::´~===' '===''` ,il" .|'". | 横領も満足にできないから困る .{ ::| 、 :: `::=====::" , il | \________ /ト、 :|. ゙l;: ,i' ,l' ノト、 / .| \ゝ、゙l;: ,,/;;,ノ;r'" :| \ '" | `''-、`'ー--─'";;-'''" ,| \_ :| `'7"""""ヽ |
官僚制度がしっかりしていて、 行政府の隅々にまで目が行き届いたのがまずひとつ。
そしてそれを生かすための監査制度を整えたのが一つ。
そしてもうひとつは、ツワナ自体に「盗みを罪とする」文化が根付いていたことである。
684 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:05:02 ID:xRPE9jGM0
/ ニYニヽ / (0)(0)ヽ / ⌒`´⌒\ 俺は官僚になる前は故郷で牛飼いしてたっていう | ,-) (- | 牛=財産だから、俺みたいなやつは珍しくないっていう | l ヽ__ ノl | \ ` ⌒´ / 牛飼いの時は、出稼ぎしてたやつの牛を預かるのは珍しくなかったっていう / ヽ 預かり料はもらったけど、もちろん、ちょろまかすようなことはしなかったっていう / ヽ | | | ヽ_| |丿 | |
黒人官僚
686 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:05:40 ID:xRPE9jGM0
三 /ニYニヽ 三 (ヽ /( ゚ )( ゚ )ヽ /) 三 (((i ) /::::⌒`´⌒::::\ ( i))) なんでかって? 三 /∠_| ,-)___(-,|_ゝ \ 人の牛を盗む奴は泥棒だっていうwwwwww 三( ___、 |-┬-| ,__ ) 預かり物は返さなきゃいけないっていうwwww ≡三\ `ー'´ (´ ≡三\ ヽ ≡三) ) ≡三/ /
687 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:06:25 ID:xRPE9jGM0
/ニYニヽ /ニYニヽ /( ゚ )( ゚ )ヽ /( ゚ )( ゚ )ヽ /::::⌒`´⌒::::\ /::::⌒`´⌒::::\ 予算も同じだっていうwwww | ,-)___(-、| | ,-)___(-、| 国民からの預かり物で、俺のものじゃないっていうwwww | l |-┬-| l | | l |-┬-| l | / `ー'´ 、` ̄ ̄ヽ / 、 `ー'´ | / __ Y ̄) | ( (/ ヽノ_ | だから給料はもらうけど、 (___) Y_ノ ヽ/ (___ノ 予算をちょろまかすなんて考えたこともないっていうwwwww \ | | / 泥棒にはなりたくないっていうwwwww | /\ \ / /\ | | / ) ) ( ( ヽ | ∪ ( \ / ) ∪ \_) (_/
ツワナでは牛が商業用の財産として重要視され、 取引や所有が保護されていることは前述した。 これにより所有権が発達し、個人用の財産を重視する風潮があったため、 公と私の分離がうまくいったのだ。
689 :安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:07:24 ID:FuIyOoiw0
ちょろまかせるのか?と思ったけど、自分とこの痩せてたり乳の出が悪い牛と入れ替えるとか手はあるか
「いやー、牛死んじゃったよごめんなー」 とかいって隠れて売っ払えばいいだけですよw
688 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:07:17 ID:xRPE9jGM0
/"'-..,;;;;;;;;;;;;;`''-..,,_;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;..| ト:::::::::`''- ..,, ;;;;;;;;;;;;`'' -...., . .- ''´| i:::::::::::::::::::三 `'' - ..,,;;;;;/;;;,,..-'イ;, /ニ、::::::::::::::::三 、;;;;;; `"´ ,,,,, i;;;i { ( _',::::::::::/ "" |/ 国家のものは麻呂のもの ', 'くi ヾ:::::::i 、、,,三、 ,,.-、 i 麻呂のものは麻呂のものでおじゃる ',、ヾヽi:::::i '-ヽソヾ /,'ッフ、i ヽ__.. i::::i 、  ̄ノ | ;ニ ノ.i ノ,.-| i::i | i . i,ィ''"', /、_ :::: / /',',', ', / ヽ_ノ / . イ',',',',', ', ', ( ,.---::;;;;、_,. } / / '',',',',',', ', ',- 、 ,.__`ー´ノノ ,.-イ ''',',',.',', ',:', ,ノ /、,,、 ( {´ ',',',',', :',.','---─ '´リ ', ヽ ''´´ヽ((''- .., ',',',',', .',.',ソ ./ / ',) }ー..,,,
これに対し、すべてではないが新独立国のいくつかには 公と私の分離が成立していない国家があった。
この場合、そもそも公という概念が成立していないので あまり汚職に対して抵抗がない。
もちろん、この状況で国家全体に対する責任感などあろうはずもない。
692 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:09:58 ID:xRPE9jGM0
〈::::::::::::::::::::`丶、/_:_:_:_:_:_::::::::::::::::::::::::::: /ミ了`ー- 、::::::/:::::::::::::::::::::::: ̄:::::`::::―‐ lミミ (三シ`‐--- ___::::::::::::::::: lミシ ,. ヾ三) }三三三 | / fi7 . " `、 : _ _ ヾ三ミ三 麻呂の秘蔵のZIPじゃ! ,\__ノし// .| ! ' 、==z、ヽ|: , '" 丶 `}ミミミ 皆のもの、喜ぶがよいぞ! / ..)/⌒ |i| ` `二彡/ 、ー==、、: |ミミミ  ̄ ̄ l⌒\ lリ _/ `二ニ`` |ミミ/ ! ヽ .,. ''´ ̄ ̄ ̄`ヾ!:、 f´'′ :^ヽ ,.lミ/ .. / // l ` :r '´`^'、__,.-、ノヽ、 ,. " }シ /⌒ト、/. _,. -‐ '゙´ヽ { 、-- 、:.:__ ヽ... ' /}\ r-='´ ヽ _,. -‐ ''"´ /,ハ ヾ`ヾエエェェェ>- , 'ノ ハ、 | _∠ ノ | ,. -, {{( ヽ `丶`二ニ´ /´ | | ,. '´} ⌒´ `V i //ヽヽ、 ,ヘ , '´ // '´ 〉 -‐く 、ヾ、 \\| ヽ、 ,. -,:'´ // ヽ  ̄ / /ヽ、``ー`、_`丶>---_彡'"´ // ハ /|/ / ` ‐- 、` ‐--`ニ==----――'´/
そのかわり、有力者は自らの庇護下の民に対しては富や利益をもたらす必要はある。 これをしないと、有力者でいつづけることはできないため、 彼らは国庫から得た富を個人的に分配し、支持者を増やしていった。 もちろん一番富むものは自分であるが。
横領した金だけでなく、 やがて正式な国庫の金も自らの地元へと投入するようになっていく。 それ自体は日本だろうとどこだろうとあることだが、 国家全体を見る視野がないうちにそれをやってしまうと、 国庫自体が一部族の私有物になってしまう。
693 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:11:15 ID:xRPE9jGM0
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ| |丶、 ;;; __;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,: ィ";;_| ト、;;;;;;;;;;;;;;;` ` '' ー -- ‐ '' ";;;;;;;;;,:ィ;:;! ,';:``' ‐ョ 、 ,_ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; , - '"l;:;:;:;:l だまりゃ!麿は畏れ多くも大統領より国会議員の位を賜り l;:;:;:;:;:;:;ミ ` ` '' ー -‐ '" ,リ;:;:;:l l;:;:;:;:;:;:;:ゝ く三) (三シ `ヾ;:t、 蔵相を務めた身じゃ! fミ{;:;:;:;:f'´ , ---_,, _,ィ 、_,,ィ,.--、 };f } l トl;:;:;:;:l 、,ィ或tュ、゙:ミ {,'ィt或アチ l:l,/ すなわち大統領の臣であって、国家の公僕ではおじゃらん! ゙i,tヾ:;:;:! `ヽ 二ノ ト ` ‐''"´ l:l:f ヽ`ー};:l ,r'、 ヽ リ_) その麿の屋敷内で狼藉を働くとは言語道断! `"^l:l ,/゙ー、 ,r'ヽ l ゙i ,ノ `'" 丶. ,' この事直ちに大統領に言上し、きっと警察にかけおうてくれる故 ゙l、 ′ ,, ィrェェzュ、,_ 〉 } / ',ヽ ヘヾ'zェェェッ',シ' //ヽ 心しておじゃれ!! } 丶、 ` ー--‐ '"'´,/ノ:.:.:ヽ /l 丶、 ,.イ:.:.:.:.:.:.:.:丶、、 ,r'"^l ! ` ー‐;オ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.,ノ ,}、 ,. -ァ=く(:.:.:.l l //:.:.:.:.:.:., - '" ,/ ヽ、 , - '"´ / ,/`>'t、_」___,ィ'゙,ィ,.: -‐ '" ,. -‐ '" \ / ヽ-( / / f }li, ,. -‐ '" \
さらにこうした高官たちは元首とも組んで特権グループを形成するようになる。 こうなったらもう手が付けられない。 行政も司法も、すべてが彼らの支配下に置かれてしまうからである。
印籠をかざしたところでトップとはすでにズブズブなので、 自称越後の縮緬問屋は切り殺されておしまいである。
公と私の区別は完全になくなり、国のすべては私的なものとみなされるようになる。 新しい家産制国家、 「ポストコロニアル家産制国家」の誕生である。
694 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:12:33 ID:xRPE9jGM0
日日□日目日日日日目日日日日目 | 日日日日目日日日目日日□日目日 | 日日□日目日日日日目日日日日目 | 目日日日日目日日日日目日日日口 | 日(⌒;γ⌒)日日日目日日□日目日 | (⌒) ヾノ⌒;;) .⌒;:. 、"";;,,,,゛)日日目日日□日目日 |(;ヾ 人("(⌒ 从 (,,";"ヽノ";/"";") ================ii | ゛Y(;ヾ(;;,,; ノ";/") (~...,,,,,,.....,,,⌒) __i ̄'i ̄ ̄ ̄il==、_| II. |,v,,|v,(Y(;;,,ヽ;.(_;;::,ノ (;;,,ヽ;;;...(_;;::,ノ iニニi======j|エコi ̄ ̄ ̄~ヽ--┴ Yii!/ Yii!;; ;/;..) ('-'(O(O==(O !ii ⌒γヾ|!,ii Y γ⌒ヾ ,--´ ̄ ̄`--、 |ill ;;:从;;;v.|ill|ヾ||(;;,,ヽ;;;..)‘ー◎――◎ー' (Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ ニ:ニ:ニ:ニ:ニ:ニ:ニ:ニ:ニ:ニ:ノ ゝニ:ニ:ニ:ニ:ニ:ニ:ニ:ニ: ,---------、 : : . __/ノ__Ⅱ__ヽ\ . . . . . ..... ^ー--、..: : : : : : : _.γ⌒ヽ_____γ⌒ヽ__.} ーゝ__,ノ───‐ゝ__,ノー‐´ .. .. . . .. ____ /TurboTaxiヽ , ==============ニ、 . // `!I;ヽ (~/、 ノ/~)ヽ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~ ~ , | / / i.|! ! __、_______,__,,,,,、 i.|iノ /l//;\ =====/ //;()い/ fl / 〔  ̄ ̄~ 二二二二二 ̄ ̄ ̄~ ´ !|´ : : : : : : : ヽ 〓 ヾ_,,;;;;;;;;;;;;;;;;'i 〓 /ノ'| : : : : : : : : :::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : ー────────――´ ̄ : : : : : :::::::::::::::::::::::::::
ボツワナはこうした道をたどらなかった。
税収内で地に足の着いた計画が立案され、 ついた予算は効率的に執行されて、 汚職によるロスもない。
こうして政府資金がうまく流れるシステムを構築し、 途中の無駄を徹底的に排除したことがボツワナの経済成長を生んだのである。
695 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:13:28 ID:xRPE9jGM0
_,,. -──- 、 ,. ‐''"´ ̄`二ニ=- -=ニ´..__ ゙ ´ ̄~゙'''‐、 ,. ‐''"´ ヽ、 , ‐'´ ,.ゝ ∠..-‐''フ'~ ゙! あんなこといいっ……! / ! できたらいいっ……! / , l あんな欲っ… こんな欲っ… . // /l ,ヘ. ト、 ヽ、 l いっぱいあるがっ………! . // ,イ /! / ul ! ゙、 |. ヽ、!ゝ、 ! | / .// /! ./ l./.`‐、l ヽ!. ‐'´, k'ヽト.、 .l みんなっ!みんなっ!みんなっ! . i ./ !/ l ,イ/. !' `‐、|! I|_,. ‐'´ ヽ! ::::ヽ ゝ 叶えてくれるっ…! . l./ .l' l' !' l=====〉 __ =======:| .|⌒i. ヽ、 金がすべて 叶えてくれるっ……! ! l`‐.、.__゚/,::: ''' ヽ、 _゚__,.. ‐'´:::| |´ )}. l、 ! :::/,:::::::::. jv u ,/:::|.|~)/ l、 「ダムを造りたいっ……!」 ノ! ,/,:::::::::::__::) _,,.-‐" u::||_ノ i、 そう、5000万ドル……! / iー_____ ,,. -‐''フ::::/! !゙!‐ 、._. ヽ、 I_,. ‐'i`‐ 、.____,,. ‐'´:::/: │ │l ` ‐- ざわ… ざわ… ざわ… _,,. -‐'"´ ,.! ___,, u:::/:: ! ! i‐ 、._ とっても大好きっ……! /i _,,. -‐1 ヽv  ̄ ̄ :::/::: ! i' .i ` ‐- 金っ………! / .{_,,. -‐'"´ ! ヽ、 .::/::: i' / / / ! , -‐-、 , -‐、i´~`ヽ ./ ,イ./ / l ,.へ、/⌒ヽ、 `‐、 i / / / | /‐-∠.__,、 `‐、 `i‐、-‐'"7/!'/ .| /´ `‐、 ゙i __,! `、-‐/"
新独立国首脳・Kさん
一方、他のアフリカ諸国ではこうはいかなかった。 国家建設を急ぐあまり、首脳たちは自国の財政能力を 大きく超えたプランを策定し、実行に移したのである。
696 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:14:14 ID:xRPE9jGM0
_ __ /´=:ミ´二.ヾ\ / '/ '´rー=、ヽ.ヽ 、ヽ i / 〃,イ| | |_L| l l 当行は誰でもウェルカム |.l.l ル'__リヽ ヘl_Nヽ!.l | 開発資金も政府予算も、お好きなだけご用立ていたします | |.バ ̄o` ´o ̄,"|l | . レ1  ̄ 〈|:  ̄ !`| ド」 、ー-----‐ァ ,lイ! _,,... -‐| l ト、`¨二¨´ ,.イ.l lー- ...._ ,ィ''"´:::::::::::::::| l.l ::::ヽ、__, .::´ :l.l |:::::::::::::::::`¨lヽ r'つ . /:::|:::::::::::::::::::::::W \ ::::::::::: /lル:::::::::::::::::::::::|:::ヽ / ∟、-‐''つ /:::::: |::::::::::::::::::::::::l. \ / .l::::::::::::::::::::::::|::::::ヽ ,.< )ヽヾニニ⊃ . /:::::::::::|:::::::::::::::::::::::::l /\ .l::::::::::::::::::::::::|::::::::::ヽ /\\ i lニ二⊇ /:::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::l/\_/\.!::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::ヽ /::::::::::::\.ゝ-─'ー-- ' :::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::l ハ /:::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::\ /::::::::::::::::::::/ :::::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::! ./ ヽ ./::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::::;イ:::::::::::::::::::::::::::V V::::::::::::::::::::::::::::ト、:::::::::::::/::::::::::::::::::::::/ :::::::::::::::/ |::::::::::::::::::::::::::::ヽ ./::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ::::::::::::::::::::::::::::/ ::::::::::::/ | :::::::::::::::::::::::::::::∨::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ::::::::::::::::::/ _:/ |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| \_:/
先進国の銀行
こういった開発計画に豊富な資金を融通したのは、先進国の銀行だった。 彼らにしてみれば、そうそう「国家」が破たんするとは思わないし、 いざとなれば担保として鉱山や港湾を差し押さえればいい。 こうして、彼らは返済能力を超えた貸し付けを続けた。
697 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:14:59 ID:xRPE9jGM0
\∧_ヘ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < 国家建設いくぞゴルァ!! ,,、,、,,, /三√ ゚Д゚) / \____________ ,,、,、,,, /三/| ゚U゚|\ ,,、,、,,, ,,、,、,,, ,,、,、,,, U (:::::::::::) ,,、,、,,, \ ぶーぶーぶー / //三/|三|\ タリー ∪ ∪ (\_/)タリー タリー しらねーよー ( ´Д) タリー タリー / つ (\_/) (\_/)ノ⌒ヽ、 (_(__つ⊂(´Д`⊂⌒`つ(´Д` )_人__) ))
こうして豊富な資金を手に入れた新独立国だったが、 その資金を生かすことはできなかった。
前述のとおり行政能力が大幅に落ち込んでおり、 さらにそれもあって汚職に歯止めがかけられなかったからである。 豊富な資金は、無駄に浪費されるか汚職政治家・官僚の懐に入り、消えていった。
残されたのは、多額の借金だけであった。
698 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:15:23 ID:xRPE9jGM0
i、 〈l〈l r,==¬ -=| |=‐ |.| |.| o o o / i7 |.| 「/ L===」 〈 ゙' / 、ー--‐へ、 (⌒\ . , ' l`i‐r-ゝ v \\、ヾ; ヽーァ─ /イ :ト、!│| ! , ij u \ヽリ ∨ │,イ | u | | l∠ニ u ト、 ヽ / l/ | ,イ |─ァつ_ ~U~ u/;⌒i |:: \ ヽ / レ W f/ ノ ,.- // ./ j v |:: u \ V { /つ ィ .// / u |::v /ヽ. i l /つ/ レ' 〈__,.ヘ | ̄7 ヽ | ヽ ヘ'v ー-、 ノ ヽ | / W \ ij 0 ヽ. `ー' | r‐¬ | \ ノ O \ |_!o ol_|
こうして新興諸国は、返済能力を大幅に超えた借金を抱えるようになっていく。 もともとの行政能力が高くないこれら国家にとって、 この借金は命取りになった。
しかし、それだけでは終わらなかった。
699 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:15:49 ID:xRPE9jGM0
_,,.-z _ i'":::::::: ゙̄''‐-、_ >:ヽ:'":::::::::::::::::::::::::::::::ヽ , /::::::;;;;:::;;;;::::::::::::::::::::::::::::::_;;i 、ノ゙''‐''" 7,;::::::i!!!Y!!!!:::::::::::::::::::::::::::ヽ /:/::|、 u !;::i、::i::;::::::::::_ノ. もういいっ・・・・! /ムY、、ヽ、 y"Vヾ'',,-,:7 御託はもういいから・・・・ |゙'ヽ、,,! /,.-‐''"~ }∠、 |、 o ). o ノ.|::;;;::) 返せっ・・・・! |゙〒‐" u ゙==" |:i/ | ヽヽ _,,,-'工]/-‐、 今返せ・・! すぐ返せ・・! | |コココ工!┴ '" | |''":/ さあ返せ・・! | |,, -‐-,-――--! |:::/_,,, !.!工エココココエ工ソノ:::7::::::!/"''V⌒ 」ヽ、 ‐≡‐ v. ,.イ:::://::::::::::::::::::::: ,r''" ̄ヽ:::!ヽ、,,_,,.::'" !/!/:.i::::::::::::::::::::::: / L -‐''" !N ト、 /: :i::::::::::::::::::::::: . / .:::! ... :::|: \/: : : i:::::::::::::::::::::::: / ... :::! ......::::::::::|: :/ ヽ : : /::::::::::::::::::::::::: / .. :::::::! ..:::::::::::::::::::::::|/! ノヽ /:::::::::::::::::::::::::::
国内の行政がまともに機能していない状況で、 鉱山や港湾などの施設が満足に動くはずもなかったのだ。 援助を得て建設したはずの施設さえ、維持管理費用が捻出できずに廃墟と化していたのだから。
結果、こうした借款は大きく焦げ付いた。 こうして、この借款は銀行側にも少なくない打撃を与え、 アフリカ諸国への民間投資は急激に冷え込んでいく。
700 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:16:21 ID:xRPE9jGM0
∠ -‐ァ ,、'´ ,.、-'' " \ / ,、'´ ,.、-''´ fi fi ト、 ヾ、 ヽ . / ,、'´.,、''´ /| ,ィ |:| |:l .l_.ン l`ヾ //l ,、'´,、''´ 〈:::レ':|.|::| |::ヽ /\ヽ .ト、 | 〃 | ,、'´,、'´ n, \:リ:::リ:::::i| 〈==、 lヾ | ヽ| . | ,、'´,、'´ | _|f=-、.\ u !|/ヾ.、 〉| |ヽ| . ,!'´,、'´ r( リ \!i 〈 o .ノノ| | ,、-'´,、r′ _ N ヾ、 o 》 ヾ ̄ | | ,、-'´ | ( r‐ヽ、 | |j~ ゝ==シ |j. \.|j~| | | ヽヽr‐ゝ | 〃" |ju U u \| '、 | ヽヽ⌒l .| u ___ r' __ u _) ヽ、 ,、-'´ . | ヽゝ-l | |j i´ _` ''ー----‐ァ/ ,.、ゝ''´,、-'´ | ゝ-リ l ̄  ̄ ̄二ニ7.ム-''´ ,.、-'ヾ ,' |\ |j { ,.、-'´ ,.、-r‐i ''' "´ \/ . / / |::::::\ ,,ゝ-'´ ,.、-''´ | l / /〃 |,.、-''´,.、-t''´ ̄``_二ニ! l _.... -‐''´ ,、" 〃/ _,.、-‐'' " ,.、-''´::::::\ゝ- '´ r== l ヽ、 |j ='"´ . / ,.、-‐'' " ,.、-''´ヽ、 ::::::::`'-、.. u |j | ヾ u /''´ ,、-''´ \ ::::::::::::`''..r-'′ \ U
もちろんアフリカ諸国もただで済むわけはなく、 まともに機能しない行政と山積みの借金というダブルパンチで ほとんどの国は沈んでいった。
もっとも今見たとおり、 借金はアフリカ諸国の混迷の主原因ではない。 得た資金を無駄なく効率的に開発へと回すシステムが構築されない限り、 いくら借金を免除しても何の解決にもならないのだが。
こうして、ボツワナが成長軌道に乗る中、 他国は貧困から抜け出せないままとなるのである…
701 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:16:55 ID:xRPE9jGM0
,-、 ,λ ̄゛`ー‐--.| ヽ-‐─--.、_ // .;| . :i::. `ヽ、 // ノ / .:| : .:|:: :、 、. `ヽ、 /´ ::/ :.:/ :;メ{ : .:|.:|、 \ :.ヽ、} ハ / / ::/ : :/ :./| ∨ .: :|.:| ∨ .| :.:`ヽ.| というわけで、1の解釈を示してみましたが / / : : :/ : :/ ,ィ⌒| ∨ : .:|:| V⌒ヽ : :. 、 ヘ、 . いかがでしたでしょうか? / /| : : : / : : j ::/ | ∨i .:|j ヽト、 :.: : |: ヘ 〈 :| | : : ::| : : :/|/ ___ ! リヽ、.:| ___ 〉 : :.: ト、: 〉 基本は登場人物同士のやり取りだけなんですが、 ヽ,| |: : : :| : :;ハ ,.ィ'≠ミ }冖{ `,.ィ≠ミ、 } : : :. / i レ' .今回はやり取りだけではちょっと説明しきれないので |: : : :ヽ、::{:.:ハ. ノ , 、 j: : : :/: | わたしがしゃしゃり出ちゃいました。 | : :{ヽ、::|': ::.::j` ‐-‐ ´ __ `‐-‐ ´,|: : :/i: | `ヽ| |`: |:::::|`l.、 V_,ノ /j;/ | i| | j: |: :::} .|、:`>‐ァ--t‐<´j::|: : : | |:| リ : |::;ノ ,ニュ、 |´ `} `|::|: : : ノ. λ ノ .,ィ´| -‐y 〕 |-─‐-| |リ:. : /ヽ、. ヘ / : f\.rヽ、___,j;>、 | |: : メ /i:.. ヘ / ::ノ:| }`ミ三三三彡. | j:: // |::i :. `ヽ、 / : .:/: :| 〈`゛──--ー'〉 | ./ / |: :| ::. ) \ .:/: : :| 〉 "|. | / / |:.:| ::: /
702 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:17:27 ID:xRPE9jGM0
__ ,. : : ´: :} __,. :--.、 ,. : : :´ ̄: : : ¨: : : : : : :.l : : : : : : ハ ,. : :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : l: : : : : : : Λ /: : : : :.,:': : : : : : : : :,: : : : : : : :l: : : : : : : : :ヘ 上でも言ったように、この当時のボツワナ政府の政策は ,:': : : : :./: : : : : : : :/: :j: : l: : : : :.:l: : : : : : : : : :':、 一つ一つがそんなに派手じゃないんですね。 /: : : :/: : : : : : : : : ,'_: :ハ: :l: : : : l: l: : : l: : : : : : : ヘ ,: : : ,:': : : :,:': : : : :,ァ/: :/ ,: :!:: : : !: l:マ:、!: : : : : : : : ヽ どこの国でもやっていることを、できる範囲でやっているにすぎない。 l: : :/: : : :/: : : : ´/ , : / ,: l: : : :l : l V: T: :l: : : : : : : ハ .それが、この時期のボツワナの経済研究が進んでいない !: /: : : :,': : : : : :/ ,:./ Vl:.l : :l: : ! ,:.:lV: V: : : :Λ: : :', 原因だろうと思うんですが… l:,′,: : ハ: : : : :/ ,':/_ニ- Ⅵ: :/!: :,__ l:ハ: :.V: : : : ハ: : :.l l': :/l: :.l: : : : :,' ,ァ孑乍z l::l:/ l :/弐ォ、 !: : l: : : : : :}: : :! カーマという人は、たぶんあらゆる意味で l: ,': :V:l: : : : ハ,.ィ:℃:しソ j:〃 j/じぅ叭 !: :j: : l: : :.ハ: ,' 「無理をしない」人だったんだと思います。 V{: : :Λ: : : l: l Vこ:.ン }-{ ヒこ::ソ /:l: ハ: :l: : / }/ . l: : : :ゝト: :l: :.l 、`¨´ / l `~’ ,: :j/:l l:,: :./ '′ できるところまでは全力でやるけれども、 .l: : l: : :l:マ!: l、ヽ、 _ / ゜ 、__ ィ': : :l // それ以上のことは一切やらない。 ,: :l: : :l: : : : l: > 、 ̄ ` ´_ .、 ,.. .ィ': : : :l/ l: ,': : :l: l: : : l: : xZ/l` ‐ ァ' ./:´:l : : l:l: : : :l それこそが、たぶん成功の一番の原因だったんじゃないかと思ったんです。 l:,′: :lV: : : :lィ//V ./ /ミz:!: : :l:l: : : :.! l/: : :,: :V: : : :l///ハ / /⌒ Vヘ: :l:l: : : :.l /: : : , :ィV: : : l////}- ―l ´ ̄¨Y//Vl: : : ::l . / : : :x《/,Λ: : :.V///ハ l ``Y///l: : : : :l /: : : : λ V/X: : : V///ハxZ≧x、 r }/// ,: : : : :l
703 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:18:17 ID:xRPE9jGM0
,.-=ー-:. ._/: :>-‐:…:=:ー-. . .、 ,: : : : : : : : : :.:!: : : : : : : : : : : : : : : : : :`:. 、 /: : : : : : : : : : |: : : : : !: : : : : : : : :V: : : : : : ヽ ,: : : : : : : : ,: : :;|: : : : : l:V: : v: : : : : :マ: : : :',: :ハ /: : : : : : : :/: :./|: :l: : : :|:l 、:_:',: : : : : : :ヽ: : :l: : : ', ,:': ,: : : : : : : ,':_:ァ' !: :!: : : :l:l マ: : :',:`ヽ: : : : :\:l: : : :l さて、ここでちょっと視点を変えて、 , ': :/: : : :,': : イ: :,′|: :l: : : :l:l ヽ、: :lV: : : : : :.、:ヽ: : :l 次回は南の大国・南アフリカ共和国の話にしようかと思います。 /: :/: ,: : :,': : : :l: :,' _!: l: : :.:l:! _,\;!マ: ',: : : :.ハ :ヘ: :l ,': :,:': /: : ,′: : :.V{ z=,: V: : :{ ア牙ミz、マ、: : : :l : :V;! ボツワナを語るうえで、 . !: /l: ,': : : l: : : : : l X_.ノnV:ヘ: :.:', h_ノ:'ヘ、:ト.、: :.l: : :.Y 南アフリカは切っても切れませんから。 . l:.,' V!: : : :',: : : : ;l,{ハvしΛ\:ヽ:x、 {し:刈 l:!: :V: : :ハ: : } !′`!: : : : :V: : :lヘ Vこ;リ }-={:ヘ、 Vこ;ソ .!: : :}: /,ノ}: / 主役はもちろん、あの人です。 . V: : : :.{ヽ: :l{:.', `^´ ! ゝ、 `¨' ,ィ: :.,'/:.!: :l/:.| マ: : :! Y`:=}、__ '´ r- ┐ー‐ ´.!: :/: : :.|: : l: :| \:ハ.、! : : :> .、、 _` ´ , ィ´z,:': : : : l: : :.l.:l `` ,:l: : : :l: : : :l: : :≫丁 y:/: : : : :.,'!: : : l:! /: |: : ::,': : : :}:ノ//>' /,/: : : : : /:V: : : :', /: : l: : /z≦////,!-‐- ァ'//: : : : : /ミz:v: : : :l . /: : : ',:.:ハ{l{;!/////l ///,: : : : : ///≫x: : |
705 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:18:42 ID:xRPE9jGM0
i―――、 i-、.i―i __ \. | 、,.|.l_,_| \ \ \. ――-、 .r‐―――――――‐i  ̄ ̄ \ l l_________/ _/ ̄l \ .l ̄ l ̄ ̄ ̄ ̄ / \ | \____/ . ̄ _____________ / `゙‐‐- 、 / \____--‐―‐‐ 、 / \::::::::::::::::::::::::::`ー、 / \::::::::::::::::::::::::::::ヽ |__:::::::::::::::::::::\ |  ゙゙̄''ー 、:::::::| !‐‐ー----____| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::,,_ |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::´`''ー__ ただの人間には興味ありませーん! / `ー‐’ "ー-,,_ ゙'「:::::::::::::ゝ この中に権力者、リベラル派、革命家がいたら、 /`lヘ 丿 l | 私のところに来てくださーい! / !ヽ-..,,_ _..r'´ ヽ ヽ _ィ′ l ′ ` `^''''''’ l │ __/ `1 l---.----─-ヘ l │ ____‐" `''‐--l ヘ--―‐'''T` /l | /.._____ ________--‐''│ ,' | _.l‐‐/ ノ 一''´:::::::::::::::`゙‐ー 、 ! /''''|''"` | / /′ /::::::::::::::::::::::::::::::::::: | ノ │ __..-'' / /::::::::::::::::::::::::::::::::::::: _ノ∟......---=⊥..--‐''´ _....┘ _ィ′:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ../ ''t`''‐___--‐'''"´ _,,..‐'ン′:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: _r‐" L,,_ __....-'''´ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 1 `ー----.-‐"´ ヘ、 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ハリー・オッペンハイマー
次回「喪黒福造の憂鬱」(仮) 乞うご期待!
712 :安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:28:09 ID:/Et0u7kM0
乙 先のことで>>1が触れるだろうけどカーマ自体も権力奪われないように 仕込むとこには仕込んでるからな。ただ、公私の概念があったのは大きいな
たぶん次々回くらいで少し触れますが、 カーマも政治家ですんで自分の権力保持の手くらいは打ってるんですよ。 ただ、別に不法なことをしてるわけじゃないんですけどね。
713 :安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:28:20 ID:BdLLAej.0
乙でした 結局、近代国家が発展するには国民が近代的な価値観を広く共有してないとダメなんだよな ボツワナが最も幸運だったのはダイヤとかじゃなくて、そういうところだったのかも
ボツワナ成長の源泉を所有権に求めるのは、 欧米系のボツワナ解説によく出てくるんですよ。
ただ、これが成長の基盤になったというのは大賛成です。 価値観って重要ですよね…
716 :安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:38:01 ID:U17deKiU0
アフリカで言えばルワンダも経済成長をきちんとやりとげたよね。色々あったけど。 >>1さんは「ルワンダ中央銀行総裁日記」とか読まれました? 結構面白いですよ。 基本的には、正直な国民性、無理なく将来を見据えた成長プランが一番大事なのかなあと。
はい、もちろん読んでます。 あれ面白いですよねえ。 テクノクラートの誇りを持ってきちんと仕事をやり遂げていくのは、 見てて楽しい。
ただ、ルワンダは民族対立と人口過剰っていう爆弾を抱えてますからねえ… 基本的にごたごたしてないときのルワンダはアフリカらしからぬキレのある国なんですが、 …正直今の状況がいつまで続くか、という危惧はありますね。
720 :安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:46:02 ID:rQaWhxJ60
乙でした しかし、イギリスが親切すぎていい国と誤解しそうになるw
親切だったら舗装道路13㎞とかいう惨状にはならないですよw
ただまあ、この時期のイギリスはボツワナなんか手放したいばっかりなんで、 手切れ金代わりにある程度の世話は焼いてますね。 それまでは自治に任せるというか、 びっくりするほどの放置プレイだったんでw
731 :安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 22:14:48 ID:nHlPZ6.w0
乙 「盗みを罪・恥と認識している」 これはとても重要な基礎特性だよな…
これ、地味だけどすごい重要な特性ですからね… 木村重信の「カラハリ砂漠」(1966年)にこれを象徴するようなエピソードがあったんで、 おまけとして投下してみてもいいかな。
753 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:38:58 ID:vQ/r0eJQ0
739で言ったエピソード、 このころ(1966年)のベチュアナランドの雰囲気がよくわかるので AA化してみました。
ちょっとしたおまけですが、よかったらどうぞ。
,r-; ,r'´;;;`、;`ゝ, ,/;;;`、;;;`、;;;`、;`ゝ, /;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、ゝ, ぐ;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、::;'ァ | _____|.:| | hotel |_|_|_||ヾ| | moscow.| | | ||..::| |  ̄ ̄ ̄ |.:| vヘノV/y/W///7/y'/V7!y'V
『…ガベロンズの駅前に、この村唯一のホテルがある。 ホテルといっても、ひなびた田舎の木賃宿だ』
755 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:40:19 ID:vQ/r0eJQ0
\ ヽ / / /
(Д´) ∧_∧ ∧_∧ ノノ⊂(∀・ )、(∀`∧ ∧ ┌ < (^ニ /l .(Д゚,, ) (_┌ (_ ○ニ ○v し l l l \
『夕方このホテルについて、大きなトランクを提げて入っていくと、 テラスでビールをのんでいた青年たちが、 先を争って私たちの手から荷物を奪い、部屋に運んでくれた』
756 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:40:53 ID:vQ/r0eJQ0
(⌒⌒) (⌒⌒) 川 川 (Д´) ∧_∧ ∧_∧ ─ノ⊂(Д・ #)、(Д`∧ ∧ ┌ < (^ニ /l .(Д゚# ) (_┌ (_ 凸ニ ○v し l l l \
『チップを差し出すと、顔色を変えて怒った。 全くの親切なのだ』
757 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:41:25 ID:vQ/r0eJQ0
_________ ∧_∧_∧_∧ / ∧_∧ // . ||.|| (^^(´・ω・`)^^∧_∧ |_(´・ω・`)//_||.|| ∧_∧∧_∧(´・ω・`) /_  ̄ ̄_ | |.||(´・ω・`)´・ω・`)と::::::::::) ◎====◎ | |.||∪ ̄|∪ ̄|∪∪| ̄∪| ̄ ̄| |___ | |.|| | | | | | ヽ -―ヽ\ | |.||__|__|__|__|__| 三;;::('⌒;;:⌒ / / // ヽ_\__|__/―――| |/ / ヽ || し | |w|│(_|w| | O | 三 ;;::('⌒ ;;:⌒ ヽヽ___ノ ヽヽ___ノ ヽヽ___ノ 三≡ (´⌒(´⌒;:
『戸外は広々とした砂地で、駅前のせいか、 何百人もの黒人がぶらぶらしている。 私たちのトラックは山のように荷物が積んであるが、 無蓋なので、盗難が心配だ』
759 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:42:01 ID:vQ/r0eJQ0
, -;‐;‐;-;、 / __ ‐-‐___ ', | -` ̄- | ,|_(二)ー(二)_.|_ { |´ 、,} `| } `! / 小.ヽ |' | 、、 ' | ノ{\ 、___, /ハ\ / { ヽ >ーく / | \ ,ハ ヽ ∨ヾフ'∨、__,| ,ハ / ヽ く´ ヽハ,/ ヽ / |
『ホテルの主人(イギリス人)にどこか安全な場所がないか聞いたら、』
760 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:42:32 ID:vQ/r0eJQ0
/ < / i V/l \\l ./ / / / / /へ l \ゝ / / / 〉l/ / ∧/ ヽ / l \ l \\ / ./ , / l / l l 彳 \ V / 丿( ヽ\\ / /: / l / .l l トiイ l \ イ\ /ヽ\ ) l ト ィ//ィ' // / l l l∧ i li<ノ レハ./人 l 丿 〉 / / l/ i / ハ r l /ー─ヾ ー--リ! l/l l/ / V /l .l l l i Ll/ '  ̄ `ヲ ‐- l /l ) / どういうことだい? ; ′ ヽ:/rェl \ヽ ヾ丶弋ヲフ ̄`〃 .仞 ̄ト/ レイ ヽ ヾi ハl iヽ ヽ 、ヽ‐---‐'ミ `ー '・! ヽ 、 , -、‐弋 ! ` 、: ヘ`ヽ巛ミミ7 〉''' }! / ヾ 、f ゝ、::}`ー! !`ヽ辷三彡{ ノl | r― ヽ l `ー-l ト、三ミマミ彡7 _ / :l r' _ノ ! l l ¨''‐、ミ辷/ (マ;ム::::`、l | l :::| l l 丶.__./::マ;ム:::::\ ) ノ ;;;; ヽ ::::::l l .l ヽ、,:::::::::マム::::::::丿 ( ;;;;;;; :::::/\ l ! ヽ:::::::::マム::/ _ノ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;::::/ l l /:::::::::::マッ´:/
ホテルの主人(イギリス人)
『けげんな顔をされた』
761 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:43:02 ID:vQ/r0eJQ0
, -;‐;‐;-;、 / __ ‐-‐___ ', | -` ̄- | ,|_(二)ー(二)_.|_ いや、荷物が盗まれると困るのでね。 { |´ 、,} `| } どこかで預かってもらえないかと… `! / 小.ヽ |' | 、、 ' | ノ{\ 、___, /ハ\ / { ヽ >ーく / | \ ,ハ ヽ ∨ヾフ'∨、__,| ,ハ / ヽ く´ ヽハ,/ ヽ / |
『そこでトラックの荷物を見せて、 この中には高価なカメラ類などが含まれていること、 ホテルの周りにたむろしている黒人たちが一つずつ盗んでも、 数分でなくなる恐れのあることを説明した』
762 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:43:32 ID:vQ/r0eJQ0
,.ヘ、___ __ ,心、_| ハ \ミ\ \ヘ癶、 /ノ ノ rミl:l:lハ ヽ `ヽ \ー'\ 〈 / |ジ´,,´´} /Nヽ ト,l\ V Yヘ ノ 〈l lハ ゞjノー--H/、| } lハ \〉 // / Nゝ!'^`ヽ ~''´_,z≧、_N | l ∧ ヽ なにバカなこと言ってんだい / l {イ弓彡、ミ_j 、_´¬‐’='^j/ l ハj)ハ この国で盗みなんか、あるわけないじゃないか | l ! トト!〃_(・'`/ ゚ // /イ 〉 | \l,! ヘ|Z孖彡7ヽ r、 !イ/ /ト! } | ∫⌒ ヽ、|ミ彡彡{ ス//|rノ | |lマ三彡7∠_ 二`ニー' j/´| ! | (( | l∨辷/ | | ! | ( ⌒ ) | ll \払 ´ ミ /| | ! l (~ ノ /} | |l l\} /ケl | | ノ ヾ 彡\ /ー'/ ! li | l |\ | | lヽ∫ /`ヾ / / ノ| l | llハ ::::\ _ ィ _ィ| |l r_i~\ / / / \─‐-、_/ム| l l/ハ ヾ壬/ `ヾ| l|ハノ人、ヽ_三⌒ヽ | _/ /‐ヾ、ノリ\::::::::::::::::| l |三∧ _ _ __,|z ニ1'\ヘ\ _`ヽ_ミリ ヽ ー'´ー=ハヾ、ジ ==二_ァこ- |-¬'}^´ ̄ー´  ̄ │! lヘ:::::::`ー--..、ル(_rヘ l _/ 〉:::::::::::::::::::::::/ ノ | / ノ ', 、、\::::::::::::::::::::`丶、 |l .ィ:::::::::::::::::::::::/ ハ/ l ─--、 く_.. --─∧ゞ ニ _\__::::::::::::::::::::: /::\ ´ ヽ:::::::::::::::::/{ ! _ノ|ゝヘ `~ z‐、/::::::\ _ ヽ ム::::::::::::::::: /:::::::::∧ }::::::::::::〈 ノヽソ (::::||彡〈 〈ミ/::::::::::::::::::ソ フ ノ::::::::::::::::
『すると主人は怒って、ベチュアナランドでは盗難は絶対にないと断言した』
763 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:44:04 ID:vQ/r0eJQ0
,r-; ,r'´;;;`、;`ゝ, ,/;;;`、;;;`、;;;`、;`ゝ, /;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、ゝ, ぐ;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、::;'ァ | _____|.:| 冂 | hotel |_|_|_||ヾ| __凵 | moscow.| | | ||..::| ..|__| ::| |  ̄ ̄ ̄ |.:| f‐イ!:::| vヘノV/y/W///7/y'/V7!y'V |_._!|_::! ゜゜ ゜
『そして彼は、ある客がホテルの前に鞄を一個忘れて旅立ち、 三か月後に引き返してきたとき、元の場所にそのまま置かれていたことを話した』
764 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:44:31 ID:vQ/r0eJQ0
, -;‐;‐;-;、 / __ ‐-‐___ ', | -` ̄- | ,|_(二)ー(二)_.|_ { |´ 、,} `| } `! / 小.ヽ |' | 、、 ' | ノ{\ 、___, /ハ\ / { ヽ >ーく / | \ ,ハ ヽ ∨ヾフ'∨、__,| ,ハ / ヽ く´ ヽハ,/ ヽ / |
『私たちは半信半疑の気持ちだが、 ホテルの主人のいう事だからと一応信用することとして、 代わりにその夜は二時間ごとに 荷物が盗まれていないかを調べることにした』
765 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:45:03 ID:vQ/r0eJQ0
/ /ヾ / / / i V ヽ \\ 〈 /ヽ ヽ / / / / / l :l ヽ \ ゝ ノ 〈 /ヽ / / / / / /∧ ! /^\ \\ \ / / ,' ゝ丶 / i / / / / ,、∨,、 \( ヽ \ \ / l {ヽ `/ / / / ト / ∧ヽ|/∧ヽ ) l ト: ', | l ! i ミヽ i / / / l /l /´`"゙`´ ', !レハ. /人 l丿 〉 \l ハ ミ / / l ハ l-レ孑-ト 7┼リ\ ll-、l/l l/ ヽ、 `ヾ_\ l l i L_j/.:.:.:.:.:.:.:.ミ; /l ) / ./ /.i´ ヽ\ レ./ヽ_≡三ミ _≡三ミ.レイj/ だから言ったろ? / i ヘ、 ゝレ\|巛;:;:;:;:;:;:;:;7 V^V この国で盗みなんて、 / 、l./ `ゝイi iZ孖巛彡ヲ } あるわけないって。 /l l l / i | l i辷ミ彡彡{ _ / l l l l l / | ll iマ三彡7 `ー′ イ / l l l / ! | |l ll∨辷/_____.. <|i | / l ,', i l l .! li || 寸 `ヽ、_| i | //.l /,',',. / r<| l | \ } | l ト / :/. / .厂 / / / ヾ | | l | ´ / | | \ | l | \ | | l
『結果は主人のいったとおりだった』
766 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:45:51 ID:vQ/r0eJQ0
, -;‐;‐;-;、 / __ ‐-‐___ ', | -` ̄- | ,|_(二)ー(二)_.|_ { |´ 、,} `| } `! / 小.ヽ |' | 、、 ' | ノ{\ 、___, /ハ\ / { ヽ >ーく / | \ ,ハ ヽ ∨ヾフ'∨、__,| ,ハ / ヽ く´ ヽハ,/ ヽ / |
『その後私たちはベチュアナランドの各地を旅して、 この国の黒人たちがきわめて温順で、物乞いをせず、 決して盗みをしないことを、事実によって知った』
『南アフリカで黒人の盗みにしじゅう神経をとがらせていたのとは、 たいへんなちがいだ。 政治的自由のあるなし、人種差別の有無が、 こうも人間を変えるものか…』
以上です。 なんかこの時代のベチュアナランドの様子が生き生きと伝わってくる一文で、 かなり好きなのでちょっと投下してみました。
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凄いな・・・
こう見ると日本は資源も領土も少ないけどすごく恵まれたところからスタートしたとわかるな
いくら国土や資源、資金があっても肝心の国家、国民に近代的な思考がないと全然生かせない、その点では江戸明治あたりの日本は異常なレベルと感じる
日本はすげー資源に恵まれてたぞ。
明治維新は、寺子屋など江戸時代からの初等教育の充実、更に新政府が(薩長藩閥と揶揄されたように完全とはとても言いがたいが)旧幕府側からも優秀な人材は取り立てたのが大きい、ってのがこれ見るとよく分かるな。
朝鮮、中国が近代化に失敗し、東南アジアは泰を除いて植民地化されてた中で、日本が生き残れたのは時期的な有利(列強諸国がゴタゴタ中だった)のみではなかったというのがよく分かる。
日本の面積は小さいけれど東西南北に広いのと、ユーラシア大陸東の海を
塞ぐようにあるので東アジアにおける存在感は大したものだよw
確かに考えてみればボツワナは独立してから50年で政情は安定して経済的に成長もしたとはいえ言ってしまえばアフリカのいち中流国以上の存在ではないからなぁ
明治維新後の日本は50年で国際連盟の常任理事国・世界の五大国のひとつに成り上がってたんだから凄いもんだ
いくらボツワナと日本じゃ下地も時代の流れもまるで違うったってもさ
先人たちの苦労が偲ばれるわ
日本の明治維新がイージーモードだったんだね、経験値を1000年ぐらい稼いでた気はするが
日本は生きていくための資源は豊富にあるし、
枯れてしまったかもしれないけど鉱物資源もあったからな~
採算が取れないから中止しているだけで、未だに石炭とかあるらしいからなぁ
時代や様々な条件が違うのは重々承知しているけど、こうやって他国の独立、近代化の大変さを見ていると、いかに日本の明治維新が凄かったかを感じるなぁ
俺だったら、鉱山と輸送に使うとこに鉄道!それのための発電所!首都にダイヤ発見のモニュメント!で、ちょっとだけ盛り上がってから焦げ付き、不満爆発、失脚ルートだ・・・。
堅実に行くのも重要だけど、その堅実さを認める事ができる国民だったのも大きいよな・・・。
俺みたいなのを大喜びするような国民だったら成功しないだろうし。
わかりやすくてすごく面白い。
無闇に官僚を叩いてもしょうがないってことなのかもなぁ。そりゃ無能な奴は困るけど、「官僚に給料なんていらん!」とか「官僚はクズばっかり」とかいってみんな切り捨てていったら、行きつく先は行政能力を失って…
>日本の面積は小さい
ロシア、中国、カナダ、合衆国というチートが近隣にあるから狭く見えるだけで、国土面積自体は60番目くらいだからな(上位1/3)
排他的経済水域の場合は世界6位だしね。
まぁ、国土面積はそれなりでも
利用できる面積はなんだかんだで少ないからな。
山ばかりで
海洋面積だって、利用するにはそれだけの技術力と経済力が必要だし。
日本は水が豊富なのが最大の資源じゃないのかな
アフリカだけじゃなくて水で苦労してる国はいくらでもある
その水資源を外国資本に奪われないように用心しないと
やっぱり大前提として運が良くないと駄目なんだな。
ナイジェリアのように言語が複雑な所はおいといて、ガーナのように多くがアカン語という現地語を解するような国は第一現地語で高級語彙を増やして国語にしてったほうがいいと思うがなあ
でないと英語やフランス語といった言語を解する層しか指導者層になれない
また出版(執筆者と出版社経理のあいだで契約書を交わすような)も整備されたらいいのだが……強国がアフリカに増えたら、日本も欧米の押し付けに対抗するのが楽になる
わが日本の左翼権力は退化していて、それでもなお教育を掌握しているが、いまの平等しか教えない教育では、過度な国民の甘えを生み、中国のような「全て嘘、嘘でないのは詐欺師だけ」状態に近づき疑心暗鬼の国家に転落しないかと危惧する
わが国の左派新聞に同類の思想の意見しか投稿されない現状も問題だと思うんだ
新興新聞を台頭させるのも必要だがまだ当分動きは無いだろう 既成マスコミや退化した左翼の100の洗脳をひとつづつ解いていくのは大儀だけれども マスコミの下層部に懐疑派を増やさないと 偏向左翼が頑固なまま寿命を終えていくだけでなく、偏向左翼の生き残りが少数であっても更生できるようにする道を提示するのいいと思う
君主国のもとでの「皇室を認める左翼」というものは必要だ
最近左派新聞に意見ハガキだしてる このあいだ左翼新聞に「国旗掲揚のときの不起立は国際社会から見れば異常だから違う理論を立てねば」とハガキに書いて送った いまの状況で送っても無理で聞く耳もたないと言っても、このまま送らなければマスコミが変わる見込みもない そのような及び腰では、『ときには間違いながらもあるていど常識的な報道を新聞などが行う仕組み』がいつまでたっても作られない気がする
四面楚歌でインフラ皆無、人材皆無の世界最貧国。
多少の他国より発展に適した条件があったとしてもトータルにすればどう見たって内政シミュでこの国プレイは鬼畜難易度だと思うけどな。
運が良いとはとても言えないんじゃね。
この人が幸運に見えるとすれば、そのわずかな好条件を生かせる賢明さと悪条件に耐える忍耐があったからだろう。
日本の国家公務員も敗戦後の国家運営を見るに、凄まじくモラルが高く、悪魔の様に有能なんだがな。
革命ごっこに興じすぎて、民間のマスメディアにしか入れなかった東大等のエリート崩れの連中が必至にかつての同窓生を貶めようとせっせとプロパガンダに励んでるのがここ数十年だけど。
農業生産→軽工業→重工業という流れにしないと、ダメみたいなんだよね。日本とか、台湾はこれで成長した。重工業は、技術者がいないとダメだから、産業基盤と学問的にまずいと維持できん。
あと、国民や行政官が(比較的)品行方正というのは、非常に重要。
管理コストが少なくて済む。
あと、逆に貧しかったからこそ団結できたというのはあるかもしれん。資本を集中投下しないといけないから。下手に裕福だと、地方ごと軍閥化してしまって、手がつけられなくなるというのもある(イギリスのインド侵略はまさしくここをうまいことやられたわけだし)。
※56870
その多少の好条件があるところが運の良さだろう。
日本も平安鎌倉あたりは無賃通行程度のことで殺人→騒乱コンボとかのレベルから
長いことかけて法治主義の徹底、三権分離と積み重ねてここまできたわけだけど
基本の基本は品行方正が当たり前かどうかなんだよな
国民も官吏も全てアウトローが基本の某隣国を見ると特にそう思う
無闇な重工業化で失敗した国は多いんだよなあ
南米なんかそんな国ばっか
技術や知識は導入できても国民性は導入できない
もらいもんの技術を自分で進化させられるかは国民性次第だから
オメーのことだよ半島
U2のボーノあたりがアフリカ諸国への借款の減免を先進国に訴えてるけど
>>1の見解が是だとすると
とてもボーノに賛成する気にはなれんわな
日本は現代的な石油、ガス等の資源に乏しいが
近代までは森林資源、淡水、銅、金、銀などの貴金属、石炭、硫黄等の重要資源に恵まれた資源国だよ
ウィキペディアによると日本は独立直後の1966年に国交樹立して以来の付き合いだが、何かいい影響を与えていたらうれしいな。
今、外務省情報見てきたが、安全情報欄がほぼ空白だった。アフリカでこれはすごいな。
>>56858
確かに地理上の面積は大して小さいわけではないが、小学校でも習うところだけれど、有効に活用できる面積は非常に小さいのが日本という国だよ。
国土のおよそ4分の3が、山岳地帯だからね。
川が多く、水源の豊富な国土だが、ナイル流域のように平坦ではないから、利用し難いのも難点。
北部に当たる東北地方以北は、1年の4分の1を雪で覆われ、夏季と冬季の間には、何度も台風が襲ってくる。
他国から見ると、発展させるのはなかなかに厳しい国に見えるね。
いい影響としてはこれか
↓
ボツワナ共和国における地上デジタルテレビ放送日本方式採用の決定
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin08_02000012.html
ボツワナ共和国では、日本方式と欧州方式(DVB-T2)との比較試験の結果、
ア.固定受信機向け放送では両方式は同等
イ.車載向け放送では日本方式が優位
ウ.携帯端末向けでは日本方式のみが実用化されている
との評価が行われ、全体として日本方式が優れているとの評価を受けました。
特に(ウ)のワンセグが出来るのが良かったらしい。ボツワナは固定テレビの普及はいまいちだが、携帯電話はほとんどの国民が持っているので、ワンセグ対応している日本式を導入することになったとか。
独立後に残った白人を大事にしたのは正解だよな
好きで残った人でさえ排除したら、何も残らない
しかも黒人側も受け入れる度量の良さ
アフリカにこれほど素晴らしい人達が居たのを
知らなかった自分が恥ずかしい
ボツワナってミラクルワールドブッシュマンの国だよな
映画だと反政府テロ起こりまくって治安悪そうに見えたのに意外だった
>>56953
確かに山岳地帯は多いんだが、活用できる土地は割と多い罠
少なくとも国土の大半が不毛地帯みたいな内陸国と比べたら断然にイージーモードだよ
棚田なんかその最たる例だな
よくもこんな場所に田んぼ作ったなwみたいな場所まで熱心に開墾して活用してる
周りが海だから埋め立てなんかもやってる
外患が少ないおかげで平和な時代が長いから、そういう時代はメッチャ熱心に開墾やってる余裕もあった、平安時代とか江戸時代とか
米が作れない場所は林業とか商品作物作りとか、いろいろ試行錯誤も出来てるし
やっぱ立地条件がいいんじゃないかなと思う
かつての先進国で強国の中国と、攻め込まれない程度に遠く移動が大変だが、技術を取りに行ったり交易できないほど離れてはいないという絶妙の距離
地道で穏健路線の勝利…ってひと言で言っても難しい話だよなあ
国民が結果を急がず待っててくれたっていうのは何よりすごい
山林があるから水が豊富なんだよ。
山林は無駄じゃないんだよ。
アフリカにもこういう国があるんだ。
「盗みは悪」みたいな一般常識やモラルが
教育によらず普段の生活で身に付いてるのは強いな。
日本も江戸時代にそれが身に付いたから近代化できたわけで。
中国なんか全員が利口なジャイアン状態w
条件的に揃っていたのは確かなんだろうけど
もし初代大統領が人民党のどちらかだったら
全部ひっくり返ってアフリカの失敗例のひとつになってたんだろうなw
為政者の気質を持ち先進国暮らしが長く教養もある
この人こそがかけがえのない国の宝だわ。(もちろんマシーレもw)
なんとなく読み始めたけど面白いわ
独立したアフリカ諸国の経済政策の失敗談を読んでると、
昔日本でやったふるさと創生1億円思い出すわ
明確なビジョンなしに大金だけ積んでもなんにもならんのは
いつでもどこでも同じだね
今回の記事を見ていると
安倍政権がアフリカに投資しようとしているけど
今までインフラがまともに整備されなかった国から
果たして投資を回収できるほど成果が挙げられるのか
大いに疑問なのだが
中国はアフリカで現地人ではなく
中国人でインフラ整備をやっているけど
「まさに中国の利益のため」が見え見えで
反感買っている国も出てきているし
>>57045
富の分配は必要だよ
それに十年二十年、百年先を見たら
アフリカが今のままということはまずない
先進国並みとはいかなくても現在の東南アジア諸国くらいに安定すれば余裕で商売が成り立つ
国土が広いから、安定すれば爆発的に人口は増えるだろうしね
明治維新はイージーなんかじゃない。
内乱をあれだけ短い期間で収めてすぐに新体制に移行できたのは奇跡に近いぞ?
今までの話見てると母体のツワナ人部族でも民主制が根付いてたみたいだし
今回の盗みに対するスタンスもそうだし
かなり近代化に向いた下地がすでにあったように思えるな
ボツワナには,アフリカ象の生息数No.1のチョベ国立公園があります。日本でアフリカ象の映像を見たら,かなりの確率でボツワナが映ってます。
隣がジンバブエで,白人主義の国家が転覆して以降もアフリカの軌跡と言われる農業国家だったんだが,見事に失敗国家の仲間入りしちゃったんで悪影響が及んでないか心配。
自分でも調べてみたけど、意外と内助の功もありそうだな。
奥さんがロイズの銀行員と言うのは大きいと思う。
保険業はいろんなトラブルのケースに出会うから、
失敗経験を良く知ってるし、
投資に関する問題点にも熟知していたんだと思う。
だから、早い段階で他のアフリカ諸国が失敗することを見抜いていたんじゃないかな?
さらに、事務処理についても熟知していたから
経験豊富な事務職員の確保や、汚職によるロスの危険性も
十分に知っていたんじゃないかな?
何しろ、汚職は経理から始まるからな。
>>57058
日本の維新もすごかったのはわかってるが
ボツワナのすごさの知名度の方が低いから例えとしての引き合いに出しただけっしょ
どんなに恵まれてようが奇跡を起こすには人間が凄くないといけないのはどこも同じってことだね
海外で日本並の治安の国なんてごくごく僅か、アフリカなんてもっての外と思ってたから、こんな国があると知って新鮮な驚き
弱小国が強くなるにはもちろん政治がちゃんとしていることも重要だけど、それと同じ位国民性も重要なんだなぁと実感させられる
うーんコレは民主党の言ってた脱官僚、政治主導って結構危険…?
まあ実際あんなバカどもにできるわけねえだろとか言われてて無理だったけど
国民の性情の良さは重要だな
予算関係のところ見てなんだこのリアルシムシティと思ったわ
インフラと教育と治安の予算削ってモニュメント立ててgdgdになるプレイ山ほどあるしなww
その官僚を蔑ろにして失敗したのが日本の民主党でしてね…
自民党に政権交代後、ある元大臣が「俺達が財務省に景気回復の案を出せと言っても、ろくな案を出して来なかったのに、自民党政権になってからまともな意見を出してきやがった。あいつらは無能か!」とか言ってたけど、無能はお前らだっつーの。
「官僚の意見は聞かない。政治家である俺達が全部決める!(キリッ!)」
とか言っててまともな意見を官僚からもらえるとでも思ってたのかよ。いつまでも学生気分でいるんじゃねえよ。
>57734
まあ、実行力がないと思ってたから民主党でもできるレベルの案=なにもしない方法
しか提示しなかったんでしょうね。
ぼくらから見てもアホとしかいいようのない所業では官僚も匙投げるレベルだったんでしょうね。
>公と私の区別は完全になくなり、国のすべては私的なものとみなされるようになる。
>新しい家産制国家、「ポストコロニアル家産制国家」の誕生である
これ、たとえ文明の水準は現代レベルであっても政治的には日本の平安時代のレベルだよな。藤原氏の時代。こんなところに民主政を持ち込んだところで機能する訳がないわな。
遠いところにある国なんでボツワナのことはほとんど何も知らなかったんだが、盗みは良くないって道徳観をきちんと持ってたり、目を奪われやすい派手な開発を我慢したり漸進的な国家経営を焦らずに進めたりと地味に凄いことをやってのけた国だったんだな。
白人官僚が辣腕を振るっていたというのも大きな要素だなあ
官僚の功績もあるけど、インフレを長期計画にしたのが功をなしてる。(文中での借金をしなかったって点)
なぜなら、長期間での公共事業による仕事が確約される事になるから。他の国は一度に作ろうとしてその後の雇用が無かったりしてる。これでは離職率と犯罪率があがりまくり。
まあ資源も結構あったのも然ることながらうちの国は藩校や私塾が実質の中等あるいは高等教育の場として機能した点も大きいですよ
あれのおかげで大学が大学の役目を果たすことができたし中央政府や地方に出仕する官吏が育成出来ていましたもの
自分たちを小銭稼ぎ目当てだと思われた黒人も怒るけど
自分の国の人間が盗みをすると疑われた白人も怒るんだね
※56869
日本の左翼は衰退してるんじゃなくて劣化・退化してるんですなぁ・・・高等教育受けてたかつてと違い、現代の政治経済に精通していないどころか勉強もせずにかつての思い出に浸ってる。天皇制どころか革命主義からも抜け出せない彼らが思想を点検するのは難しいのでは。
現代のアフリカがまだ迷走してるのを見てると、ボツワナのケースはもっと研究して広めるべきなんだろうな。この記事見ないと分からんかったのは学術の怠慢だわ。
「盗みは悪」「約束を守る」
これができないといつまで経っても土人国家なんだよなあ
政治・行政の回したが戦後の日本と正反対でワロタ
戦後の日本政治は借金当たり前、金は湯水のようにわいてくる、年金でまた金増えたわーの繰り返し
小沢とか良い例だよな
なんつーか、戦前から退化しすぎ
国のために、立派であろうとしたのが戦前(もちろん例外はいる)今は本当に悪い意味で個人主義
戦後の日本退化しすぎwwwワロエナイwwww
>政治的自由のあるなし、人種差別の有無が、
>こうも人間を変えるものか…
これは深いよなぁ
たしかにスラム街の黒人とかにはガラの悪いひとも多いんだけど、それって彼らが生まれながら貧困で満足な教育や雇用に恵まれてなかったからなんだよな
誰だってそりゃそういう環境に生まれたらなかなか心に余裕を持てないよ
アメリカなんかはそういうとこ全部自己責任で片付けちゃうけど、本当に犯罪率下げたいならまず社会インフラを整えるべきだと思う
公私の区別かあ、
多分じゃが
与えられた独立、てのもあると思う
自ら独立を勝ち取った国は
頑張って「国」の枠組みを守ろうとする
犠牲を出してまで手に入れたので
発展させようとする
対し
独立を与えられた国は
「国」の枠組みを大事にしない
必然、「公」の意識も薄れる
チュウ事だと思う
長文失礼
よく「日本では落とした物が戻ってくる」と外国人旅行者に驚かれるってのがあるが。
これって先進国かどうか関係なく、結構どこの国からも言われることらしいんだよね。
今の時代ある程度の国になれば「公」と「私」の分別はそれなりについてくるけど。
もっと小さい「自分」と「他者」。
そして「他人の財産を横取りしたら泥棒」って言う罪の意識は案外薄いのかもしれん。
特に顔見知りならともかく、見も知らぬ赤の他人が落とした財布や携帯の場合。
「ばれなきゃイイヤ」みたいにちょっとルーズな部分がそこそこ散見出来る。
他人のものをとったら犯罪って言う価値観は大切だよな。
俺なんか百円でも拾ったもの勝手に使ったり、持っていくのはちょっと気持ち悪い。
百円でも落とし主が子供だったら千円一万円並に困ってるかもと思うしな。
そう言う人ってそれなりに多いんじゃないかな。日本人。
…でもま、日本も汚職とか多いけどね。
他人であっても私の部分は大事にするけど
会社の金とか公金とか公に出たものについては日本人は結構ルーズ
どの国と比べてルーズなの?
日本だけ見てイメージで物を語ってない?
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