1966年。
\│/
― @ ―
⊂⊃ / l \ ⊂⊃
⊂⊃
_______
////////\
//////// ̄.\\
/∠∠∠∠∠∠/ . \\
 ̄|::..... . .. ..... .. ....|::. | ̄ ̄| .::.|. ̄
, ;;"''''"~"''"'"|:: : □..::.::.: :. ...|:.: |o |:. |""''⌒~""⌒''''";;;,,,,
;;; |;.,.,:;.;:,.;:,.,.,., ,. ,.,.,|;., | | .,| '"~"''''"~"''''~;;;;,,,,
"'"'""'''""'"'"""'"''""'""..
ボツワナ共和国首都 ハボローネ(ガベロンズから改称)
大統領官邸
392 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:31:50 ID:ClL2Rshw0
_ _ ___
/ ) ) )/ \ /\
{ ⊂)(●) (●) \ ついにボツワナが独立したお!
| / ///(__人__)/// \ バリバリ働いて、少しでもここを住みよい国にしなくちゃ!
! ! `Y⌒y'´ |
| l ゙ー ′ ,/ やらない夫、まずはどこから手を付けようか!
| ヽ ー‐ ィ
| / |
| 〆ヽ/
| ヾ_ノ
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | u. (__人__) …どこも。
| ` ⌒´ノ
. | } てか、やることは多いわ金はないわでどうにも動きが取れないだろ、
. ヽ } 常識的に考えて…
ヽ ノ
i⌒\ ,__(‐- 、
l \ 巛ー─;\
| `ヽ-‐ーく_)
. | l
393 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:32:23 ID:ClL2Rshw0
___
/\ / \
/(●) (●.) \
/ (__人__) \ ひとがせっかくやる気になってるのに、
| |::::::| ノ( | 話の腰を折るなお!
\ l;;;;;;l ⌒ ,/
/ヽ `ー´ ィ⌒ヽ …そんなに現状ひどいのかお?
rー'ゝ 〆ヽ .) いや、ひどいことはわかってるけど、具体的な数字が…
ノヾ ,> ヾ_ノ,ヽ}
ヽ ヽ| ヽ_ノ
394 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:32:50 ID:ClL2Rshw0
./ ̄ ̄\
/ ヽ、_ .\
. ( (● ) . |
. (人__) | …なあ、やる夫、
r‐-、 . | この国の黒人で大卒って何人くらいいると思う?
(三)) . |
> ノ /
/ / ヽ、 . /
/ / ⌒ヾ .〈
(___ゝ、 \/. )
. |\ ,.1
. | \_/...|
_____ ━┓
/ ― \ ┏┛
/ノ ( ●) \ ・
. | ( ●) ⌒) | …1000人くらいかお?
. | (__ノ ̄ /
. | /
\_ ⊂ヽ∩\
/´ (,_ \.\
. | / \_ノ
395 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:33:14 ID:ClL2Rshw0
. __
./::::::. \
/::::::ヽ;;: \
. (:::::(::::冫 |
. (:人;;;) . |
r‐-;::::::. . | お前を入れて22人だ。
(三)):::::.. . |
>::::ノ:::::::::. /
/::: / ヽ;::::::::: /
/::::/ ⌒ヾ:::::::::::.〈
(;;;;__ゝ:;;:::::\/:::::)
. |\::::::::::::;;:1
. |:::::\;;/:::|
___
/⌒ ⌒\ ━━┓┃┃
/( ○) (○)\ ┃ ━━━━━━━━
/::::::⌒(__人__)⌒:::: \ ┃ ┃┃┃
| ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚ ┛
\ 。≧ 三 ==-
-ァ, ≧=- 。
イレ,、 >三 。゚ ・ ゚
≦`Vヾ ヾ ≧
。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・
396 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:33:53 ID:ClL2Rshw0
/ ̄ ̄\
/ノ( ゝ 、_,ノヽ r'´ ゙ヽ /`ヽ ____
| ⌒(( ●)(●) ヽ ヽ从从/ / \ /\
. | (__人__) /⌒l \ \/ /て (●)liil(●) ノ( \
| ` ⌒´ノ |`'''| ∑ ヽ/ / そ / (__人__) ⌒ \ 大卒たった22人で近代国家なんかできるかお!
/ ⌒ヽ } | | ,)/ / \ く | |!!il|!|!l| |
/ へ \ }__/ / / /\ \ \i⌒ヽェェ| /
/ / | ノ ノ / / YYY\ \ \ \ /⌒,/´ 俺に言うなよ!
( _ ノ | \´ / / \ \ / \ \/ /l ちなみに高卒も100人しかいねーよ!
| \_,/ / \ \_/ \__ノ |\
.| / \ |) )
ヽ / \ ,r' /
\ , '´ `' , /ー'′
\ ( ) /
\ \ / /
397 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:34:34 ID:ClL2Rshw0
/ ̄ ̄ ̄\
γ⌒) (⌒ヽ 人材がいないとは聞いていたが、想像以上だお…
/ _ノ ノ \ \ `、
( < (○) (○) | )
\ ヽ (__人__) / /
398 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:35:03 ID:ClL2Rshw0
/ ̄ ̄\
/ __ノ ヽ
| ( ●) )
.| (__人) それからな。うちの国の舗装道路は現在何㎞かわかるか?
| rつ
.| ((三)
ヽ ( <
ヽ /∧ ∨
∠ /⌒ ∧ ヽ
( \ / / ___)
|\ '' /|
| \_/ |
_____ ━┓
/ ― \ ┏┛
/ノ ( ●) \ ・
. | ( ●) ⌒) | …せ、1000㎞くらいかお?
. | (__ノ ̄ /
. | /
\_ ⊂ヽ∩\
/´ (,_ \.\
. | / \_ノ
399 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:35:58 ID:ClL2Rshw0
__
/::::::::::::\
/ __ノ::::ヽ
| (;;;;;;)::::)
.| ::(;;;人) 13㎞だ。
| :::::::::rつ
.| :::::::((三)
ヽ ::::::::::(::::<
ヽ ::::::::::/∧::::∨
∠::::::::::::/⌒ ∧:::ヽ
(:::::\ /:::::::/;;;;;;;;;;)
|\::::::::::::/|
|:::::\_/:::::|
____
/_ノ ヽ、_\ ━━┓┃┃
o゚((●)) ((●))゚o ┃ ━━━━━━━━
/::::::⌒(__人__)⌒:::: \ ┃ ┃┃┃
| ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚ ┛
\ 。≧ 三 ==-
-ァ, ≧=- 。
イレ,、 >三 。゚ ・ ゚
≦`Vヾ ヾ ≧
。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・
400 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:36:24 ID:ClL2Rshw0
メ ,, -──- 、._\
メ/ u ゚ 。 \\ ど、どうしろっていうんだお。
/ / ノ ヽ、 \\
! | o゚((●)) ((●))゚o |
\\ (__人__) /く<
ノ メ/ ` ⌒´ ヽヽヾ
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| (○) (O)
. |. .|| (__人__) こんな状態、いくらなんでもひどすぎるだろ。
| ノi ! | } どんな国ができるのやら、本気で見てみたくなった。
. | し' ` ⌒´ノ
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
| \
| |ヽ、二⌒)
401 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:36:47 ID:ClL2Rshw0
/  ̄  ̄ \
/ _ノ ヽ、_ \ 前回投下とやらない夫のセリフは一緒なのに、
/ o゚|⌒| |⌒|゚o \ 内容が真逆だお…
| | (__人__). | |
\ | `|⌒|´ | /
/ ̄ |川!| ̄|川i| ̄\
402 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:37:22 ID:ClL2Rshw0
そう。この時点でボツワナ経済はいまだ貧困脱出の糸口さえつかめていなかった。
冫----v----、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/’::::::::::::::::::::∧:::::::::::::::::::::::::::ハ Q:ボツワナはいつ豊かになりますか?
7::::::::::::::::::::::/ ヘ:::::::::::::::::::::::::::ハ
iヽ、__:::::::::ノ ヽ _:::::::_,..、≠
_i”++±ノァY〉;l=l=l=l=l'=ト=モヲ'"ハ A:いやあ…
i ヽ::::/`゙''-、_ _,,.-‐''"ヽ::/ ヽ 父さんの任期中には無理かな…
ヽλ ■□■□■□■□ 〃7/
iヾ、 □■□■□■□■ ノ, (プライバシー保護のため音声は変更しております)
i:::::::i u i i'":::::i
/:::::::ハ 〈 , u i:::::::::::ヽ
_,,.-‐''":::::::::::::ヘ ━ ━ i:::::::::::::::ヽ
`゙''ー-、,_::::::::::::::::::ヘ.  ̄ ̄ ̄ /,::::::::::::::::::::i
/:::::::::::::::/-,\ ,, / i::::::::::::::::::::ヾ
i::::::::::::::::::::i '-lllll- '" / ヘ::::::::::::::::::::::ヘ _
i::::::::::::::::::::i l / 〉::::::::::::::::::::::\\
ヽ::::::::::::::::::ヽ i ,′ /:::::::::::::::::::::::::::::i \ LIVE
ヽ::::::::::::::::::ヽ /:::::::::::::::::::::::::::::::/ \ 東京 立川
403 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:37:57 ID:ClL2Rshw0
/ ̄ ̄\ ヽ_,
/ ノ \ \ ヽ(_/
| (◎)(◎) | ) ( 電話もねえ!ガスもねえ!
| (__人__) | ノ (` バスも一日一度も来ねえ!
.| |!i!i!i!i| .} ´⌒\
. .| |i!i!i!i:| } 信号ねえ!あるわけねえ!
ヽ ` ⌒´ } オラの国には舗装がねえ!
_,r、 ヽ ノ
_j'、_ノ }` ¨¨ {
. ,ノ Yヽ ̄" ⌒゙ヽ
「 ヽ ヽj_. i }
,イヽ、 `,__,ィ、__) | |
( ト、 Yrイ | |
 ̄ " ̄ | | |
,, 、、 ,
、、 ゛ __ ' ,
,' /^ ≡^\ 丶
; /(@)≡(@ ) \ ; あれより下なのかお…
; /::⌒(__人__)⌒:::\ ;
,' | u |r┬-| u | _
; /´ ̄``゛)- .‐ / '、,
; |  ̄ ̄  ̄) 、
; | | ̄ ̄ ;
404 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:38:35 ID:ClL2Rshw0
____
/ \
/ \ …ま、まあ、どうにもできないものはしかたがないお。
/ \ とりあえずじゃあ外交でもしとくか。
| \ ,_ |
/ u ∩ノ ⊃―)/ やらない夫、近隣諸国の情勢ってどうなってるお?
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
405 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:39:05 ID:ClL2Rshw0
__
/ノ ヽ\
/(○)(○) \
| (__人__) u| 味方がいねえ。
| |
. | |
. ヽ /
ヽ /
/ ヽ
| |
| |
406 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:39:31 ID:ClL2Rshw0
____
/ \
i⌒', / ⌒ ⌒\
| つ / u ( ○)liiil( ○) \
| | | (__人__) | ちょ、そんな一行で!
| | \ |r‐- l u./
|  ̄ ̄ ,- 、 `ー'´ \
\____ ヽ ヽ___) |
\⊂_ /
\ `ー─── ' ヽ
) \
/ \
/ /´`\ \
! く´ \ ヘ
\ \ ヽ ヘ
(´________ノ ヽ ヘ
` ̄  ̄ ∨______`)
407 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:39:55 ID:ClL2Rshw0
/ ̄ ̄ ヽ
/ ヽ 事実なんだからしょうがないだろ。
/ ヽ
| _,.ノ '(ゞ、_| 詳しく説明してくぞ。まず南の南アフリカはこれまで見てきたとおりだ。
.| ( ー)ヽ ヽ 国力的にも経済的にも絶対敵対できないけど、どう見ても仮想敵国だろ。
.ノ| U (___人_\\__ 西のナミビアは第一次世界大戦以来、ずっと南アフリカの植民地のままだ。
/ | `⌒(⌒_ \ まずいことに北もナミビア領のでっぱり(カプリヴィ回廊)にすっぽり覆われちまってる。
{ .ヽ. し「、 \
{ ト `ヽ. ___´ノ ヽ、 i そして東のローデシアだが、ここは南アフリカがかわいく思えるくらいの白人至上主義だぞ?
.| | | / /

※ローデシア=現ジンバブエ
408 :
安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 20:40:28 ID:r1Xs1ZBM0
詰んでるwwオワタ!409 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:41:25 ID:ClL2Rshw0
,.r‐'" ̄ ̄ ̄`゙ ヽ、
./ ,, \
./ ,:f :ヽ
./ ニ十'ニ:-――、_ i.
/ _ ゙ナ'" ゙ー‐-、 :i!
」__≧、,r-‐====‐-ゝ ,r-┤
/i、_,_トート <゙;ニlユニーt゙!、 ,i.ノー、ト-、_
! l`゙ー;`ナ' .ハ、=:゙ー==‐'/ ̄ヽ リ Lr‐ 「゙ー-ヽ、_
ヽ!ーニ;/ ;イ ニー---'" ノ ,r'"i! l ヽ.ヽ
七'"リ‐-ィー―゙\ / T.ノ ./i .,! ノ!
l_l゙ーi \ i" 、_ノ l // .!
./,ィ! -=ニニニニ=、_, i i レ'./ .!
.r',f ____ __ i __,r'ー‐'"r'" l
.l ト、 ,: ゙ー"_,.---┴=-‐'"゙i └r' !__
.ト-、_ヽ_j _,..-="_,二二 ̄ ._ノ ,.r‐' _/
,( ト-、 ヽヽヾ/,r'"r‐'"‐‐ゴ" ゙ー‐' _,..-‐"
南ローデシア自治領初代首相 ゴッドフリー・ハギンス
ローデシア(南ローデシア)はもともとショナ人とンデベレ人という二大民族の対立が続いていたが、
19世紀末にケープ植民地首相セシル・ローズによって植民地化された。
南ローデシアは鉱物資源は見るべきものがなかったが、
適度な降雨がある肥沃で広大な高原が広がっており、農場としては一級品であった。
そのためイギリス本国から多くの農業移民がやってきて、黒人の土地を取り上げながら大農園地帯を建設する。
やがて移住者たちは団結し、1923年にはハギンスのもとで自治領政府を樹立した。
410 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:42:37 ID:ClL2Rshw0
_
/ \ | |
/ \ | |
/ \ | |
/ | // |
/ _ /_ | // |
| _ | _ / | // |
(___)|(___ ) | | // |
|<・>)=(<・> ̄| | ⌒)| // |
|___// \___/ ノ 6)| // |
| | / 〉\ | | | // |
\ | んつ 〉 | | |// |
|/ U \ |// |
| (  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ) | // |
\ ⌒\ ノ // |
\____ // |
________ノノ 彡
ミミ  ̄ ̄ ̄||| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 彡彡
ミミ三\ ||| /三三彡彡
ミ三_二二|||二二_三三三
とはいえ白人の人数は南アフリカよりもさらに少なく、一度も10%を超えたことはなかった。
そのため南ローデシアでも南アフリカと同じような人種政策が行われ、
黒人たちは居留地へと押し込まれることになった。
この政策を推進したのがハギンスで、これ以降も南ローデシアの政権は強硬派が握り続けることとなる。
やがて第二次大戦が終わると、南ローデシアの白人も勢力拡大を目指し、
同じ英国植民地である北ローデシアとニヤサランドを併合して「ローデシア・ニヤサランド連合」を結成。
北ローデシアの豊富な銅とニヤサランドの安い労働力を手に入れた南ローデシア経済は一気に発展する。
しかし白人の影響力がさらに少ない2植民地は反発し、
1962年にはニヤサランドがマラウイ共和国として、1964年には北ローデシアがザンビア共和国として独立。
南ローデシアは再び単独の自治領に戻った。
411 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:43:11 ID:ClL2Rshw0
,、
//
///)
/,.=゙''"/ _,r'三 ̄`ヽ、
i f ,.r='"-‐'つ /ヘ/" ゙̄\,ミ\
/ _,.-‐'゙~ ,! 、!r r。-r ミ i
,i ,二ニー; ドツ ヽ ̄ fハ, il 諸君らの愛してくれたローデシア・ニヤサランドは死んだ!
ノ il゙ ̄ ̄ l ー-_゙ ,、/ / なぜだ!
,イ「ト、 ,!,! ゙! )二」゙ ,!i Y
/ iトヾヽ_/ィ"___. ヽ.t _/,! i
r; !\ヽi._jl/゙_ブ,フヽヾーtー:、__ ,トf-≦-=、_,L
∧l \゙7'゙ .j!/ / /\jr=ニ:ー-゙┴、 ゙ミ三ヽi]l「/l
./ i ! \.// /./ ./ \ ┌‐ヽミ≦‐十'"!
/ i゙i /  ̄ ̄ ̄ i .l ッー-、\_ミ「彡゙ー=r.、
ノ ヾ、 / i! ! \_ ̄i i l r‐へ__\ー-、
/ ゙''y' l .i 、 l !.j .l l 「,> ゙t.,>‐fi
ローデシア共和国首相 イアン・スミス
この状況に危機感を抱いた南ローデシアの白人たちは、
選挙で極右のローデシア戦線を支持。
その中でも最強硬派のイアン・スミスが政権を握ると、
1965年には「ローデシア共和国」として一方的に独立を宣言してしまった。
この国はその成り立ちから他国に対しても超強硬派で、
黒人諸国に対して非常に敵対的な態度を貫いていた。
特に北のザンビアとは犬猿の仲で、お互い経済制裁をさかんに発動している。
412 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:43:42 ID:ClL2Rshw0
_,,,..........___
,.‐'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;``丶、
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_)
/;;;;;;;;;;;;;伐};;;;;;;;;;;, -'゙i"ミ; ゝ、
{;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::::::::{:ゞ、 冫し
>;;;;_ _, -''"::-::::::::::ゞぐ く
犲彡r''_丶、:::::::::;_.._.、-ミシ ィ}
ゝTリ ~=tェ);;::Kーtァ=;;川イ
八ン::ゞ:::::::::i::|::l::'':':::´;;;};: リ
___,,,..-.t''i"((从:::::::::,,イ:;;::え::::::::;;;イ从`''ー-、, _
,ィ乍三;;_;;_;;_;;_;;」;;゙i;;;;;;;「i:〉::::::,ィ==-、::;;/i;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;`'ー-、,
/;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;川;;;;;;;;;;;;゙i;;;;;ゝヽ:::::::`ニニ'´:;;/ /;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;>-、
/;;;;;;;;;;;;;;;;;゙i;;;;;;;l;|;|;;;;;;;;;;;;;゙i;;;;;;;;\\::::::::::::://∧;;;j;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;_
{;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙i;;;;;|;|;|┌┬┬i;;;;;;;;;;;;‘Y´丁〒'´;;;イノ;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;
ジンバブエ・アフリカ民族同盟 ンダバニンギ・シトレ
こんな状況に対し、ローデシア国内でも反政府組織が設立され、
ンダバニンギ・シトレやジョシュア・ンコモらによって闘争が開始される。
しかしローデシア軍は非常に精強で、寄せ集めの黒人ゲリラなどがかなう相手ではなかった。
413 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:44:38 ID:ClL2Rshw0
¨¨¨¨¨ 、
/ i l! | \
′u | | |l ! u. ヽ …つまり、あれかお?
/ ! (___人___) } 東西南北、あたりはぜーんぶ白人至上主義?
i u !ililililil| /
! {ililililiノ /
ゝ イ..ノ}
7 ..ノ} ! ノ
/ .ノ |´
/ |
__
.,/,-、 \
/ ノ:/ ノfヽ.. \
| /:/ /...| | | . そういうことだろ。
l レ ./..ノ .,''´} i アパルトヘイト反対なんて言った日にゃ、
l ' ´ .〃 / | あらゆる意味でぶち殺されるだろ、常識的に考えて…
ヽ. . 〈 .ノ
\.,_ ._ノ /
/ / ヽ
./ / |
i ./ . |
414 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:45:16 ID:ClL2Rshw0
____
/ \
/ _ノ ヽへ\ じゃあとりあえず、アパルトヘイトに関しては沈黙しとくお。
/ ( ―) (―) ヽ ほかにどうしようもない。
.l .u ⌒(__人__)⌒ |
\ ` ⌒r'.二ヽ< そのかわり、初めて招く国賓は「もうひとつの隣国」からにするお。
/ i^Y゙ r─ ゝ、
/ , ヽ._H゙ f゙ニ、|
{ { \`7ー┘!
__ ━┓
/ ~\ ┏┛
/ ノ (●)\ ・
. | (./) ⌒)\
. | (__ノ ̄ \ もう一つの隣国?
\ |
\ /
. \ ⊂ヽ∩
/´ (,_ \.
/ \. \
./ / |. \ソ
( y' .|
415 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:45:46 ID:ClL2Rshw0
____
/⌒ ⌒\
/( ● ( ● \ あるだろ、一応隣国が。
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 北の端で、爪の先くらいのちっちゃな国境があるところ。
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
(⌒)(⌒ ) |
(__人__) | ああ、ザンビアか!
(`⌒ ´ |
{ | なるほど、それなら問題ないだろ。
{ ノ
__∩ ヽ ノ
(ミんゝ、 / ヽ
\ '' /| |
416 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:46:21 ID:ClL2Rshw0
ト 、.__ __ ト、 __
ト 、 ヽ ``ヽゝ ``ヽl .\ヽ`ヽ.
ヽ `ヽゝ iノ ヽ
ヽ レ`ヽ
ト-ゝ i
ヽ、_ }ノ)
``ゝ ,、ト、_ く
{ , ,ハ| r=ト、.__ }
ヽ ト、 .,心 ,.-'マ> \ ,.-、 トノ
ヽ! Y⌒ノ^、__,ノ ̄ ̄ ̄| !i^リ ./
`i‐ヽ__ り,ソ /
ヽ `ニ´ ! /
ヽ |,′
,ゝ‐r‐ァ '´ !
,. ‐'´ ̄`ヽ./ 〔_.| ト―- 、__
, -く ヽ二二二_)、 __ L_\_ |  ̄ ア
/`ヽ `ヽ `ー-、__ lト、 !ー-、 ,rく_
ザンビア大統領 ケネス・カウンダ
ザンビアとボツワナの間は数㎞だけつながっているが、
この当時はただ接しているだけで全くアクセスがないため、国境としての意味を持っていない。
しかし、一応隣国であるには違いない。
そして、初国賓をザンビアからにすることには大きな意味があった。
417 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:46:55 ID:ClL2Rshw0
. ∨: : :丶: : : : : :丶 : : : : : : :ヽ: : : : : :Y: ヽ
人 ∨: : : :\: : : : : : \: : : : : : : : : : : : : : : :}
{: : : 、 ∨ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : く___
\: : : : : ≧=‐- : : : : : : : : -―….、: : : : : : : : :ヽ(〈
≧=‐- : : : ヘ: : :へ : /: : 丶: : : :≧=‐-: : :-‐=≦て
/: : : : / : :/ : : /: : : ハ\ : : :ヽ : : : : : : : : : : : : : :刈ヽ
. Y¨⌒¨¨ /: /: l : l {: : : / ム斗-‐≧\: : : : : : : : : : : : : :l : .、 俺の話を聞けー!
/: /: : | : l人:.:/ /¨迅_癶 丶 : : : : : :_:_: : : : l : : }
. /: 人√}::/-=ミzzY⌒Yr――― ¬ : : :{⌒ } : : |八{
/ {:ハ迅_厂ヽ::::ノ′ { 八ヽ:lじ 八: :{
{:::::乂_^ ____从ノ‐く:ノレ′____ -‐…
{ ム-‐===、. |_________ { /: . . . .`
\ \ /⌒ j.i | 丁: : : : : : : : : : : ∨: : : : . . . . : : : ヽ
\ `辷 ツ | } : : : : : : : : : : : ,ノ ==‐- -‐==彳
\`ー‐ 人 ` : : : : : : : : : :/
[[匚 ̄ ̄ ̄_>-< ./ \_ _丶: : : : : : : :!
\\: : : : : : : : :∨ / / 丶_ _\: : : : : :!
. -‐……\\: : : : : : : ∨ / }} /: : : : : :!
∠ \\ : : : : : ∨ }} ‐く: : : : : :|
ザンビア大統領のカウンダは、アフリカ有数の独立指導者として知られていた。
やや急進的で白人諸国とは対立し、のちに独裁者となるが、
基本的には理念で人々を引っ張っていくタイプで、無用な流血を好む指導者ではない。
そのカウンダを最初に国に招くということは、
ボツワナは黒人諸国との連帯を忘れていないという強力な政治的メッセージとなった。
418 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:47:44 ID:ClL2Rshw0
/ ̄ ̄ ̄\
/ / \ \ とりあえずこれで、どっちにもいい顔はできたお。
/ (●) (●) \ . しかし、こんな綱渡り毎回やってかなきゃならんのかお…
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
/ \
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
|:::::: (● ) ) 弱小国家の悲哀だよな。
. |::::::::::: (__人)
|:::::::::::::: `⌒´ノ ....,:::´, . あと、財政は牛肉関係だけはやっておかないと。
. |:::::::::::::: } ....:::,, .. 唯一の収入源だからな。
. ヽ:::::::::::::: } ,):::::::ノ .
ヽ:::::::::: ノ (:::::ソ: .
/:::::::::::: く ,ふ´..
|:::::::::::::::: \ ノ::ノ
|:::::::::::::::|ヽ、二⌒)━~~'´
419 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:48:20 ID:ClL2Rshw0
ツワナは牧畜の民である。
農牧兼業で定住民ではあるが、牛は古くからツワナにとって富の象徴でもあり、財産そのものであって、
牛の数がそのまま貧富の差とみなされるような社会であった。
これは、ボツワナにとって数少ない強みであった。
近隣の他民族がヒツジやヤギを重視しているのに比べ、
より商品性の高い牛を基盤としているため、輸出がしやすかったのである。
, ァ
、_.. -‐::::::::{ {ニ=-
{≧zzx、__,..x≦::_:::::::::八 ゝ≧====ミ 、
V//\///////////≫ ≫.:´:::::´::::::::::::ヽ_
`ー―‐ァ、////≫.:´ヽ/::::/::::::::::::::::: /::::::::}__
//ハ≫.:´::/ .:'::::/:::::::::::::::::::/:::::::::::::ハト
/´ ̄::::::::::/ ヽ/::::/::::::::/:::::/:::::::::/:/::::::}:::}__ イ
イ::::::::::::::::::/ミ /::::::′:::/:::::/_:::::::/::::::′::/::::} ノ
|:::/:::::::::〃 }/{:::: :|:::::/}/::::::::`メ:::::/::::::/::::八¨´
ノイ::::::/{ ハハ::::::|:::/癶==ミx´ }/:::::::/}::::::::::ト
{:::/{ ゝ彳 } }i::::N{ ヾ幺イ彡 }::::::::::}
V:::{ / / ノノ }从 ⌒V:::::::::∧
}ハゞz/彡ヘ ヾ {=ミメ /::::::::/:i∧ モウー?
}/i:i:i:八 }i __ 〉 /::::::::/:i:i:i:∧
, -=ミ }:iイ 八 { `ヽ ー=彡 幺'\:i:i:i:i:iヽ、
/ \ ヽ 、__ソ ∧ `¨¨¨¨¨
. / ヽ≧=ミメ \ イ:i:i}
/ ∨-=/ ハ、≧=- r<__ノi:i/
.′ ∨、ゝ// / \ \i:i:i:ノ
{ ハ:i:}\≧= 、/ヽ  ̄
. /{ { Ⅳ V _\:i\ __
′ V ∨ /i:≧x:i∧ `ヽ
{ '. '. ∨○i:i:i:i〉i∧ .
| '. イ ̄ ̄ミ 、 }__ ゝ-=彡 V∧ .
| ∨ { \i:i:i:i≧、 ‘, \ マiム、 i
| :/ 〉 〉i::i:i:i:i:} ‘, 丶 \i:ヽ} }
} /ヽ ヽ V:i:i:i:i:iハ ‘, \ ヽト、 }
/ .′ ト ‘, ∨:i:i:iノ ___、 :. V:i\
.イ \ ‘, V´ /i:i:i:iハ : ∨:i:i} 、
/ニ{ ヽ{ ヽ ‘, \ -‐ 、i:i:i:} } V:iノ ヽ
/ニニ八 八 ハ } /i:i廴⌒ <!__ / リ .....、:
. /ニニニ≧=- \ / '. 廴 /i:i:i:i:i:i:i:ヽ {:i:iV_ / /:i:i:i:ハi
. ゝ=ニニニニニニニ=-{彡 '. `ヽ /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i} L:i:i:i:i:>x {:i:i:i:i:/}
/`¨¨ -=ニニニニ八 _r:i:≧=- _{i:i:i:i:i:i:i:i:i:ノ ヽ/ >‐- 、
牛
420 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:48:55 ID:ClL2Rshw0
くわえて、さらにいくつか優位な点があった。
ツワナにおいて牛は重視されていたが神聖視はされておらず、商業取引には何の問題もなかったこと。
そして、牛はあくまでも個人の財産であり、その所有権は厳重に保護され、さらに所有権の移転手続きが簡単だったこと。
つまり、近代的な財産権に近いものが確立されていたのである。
また、このためにツワナ人は牛の飼育に意を用い、ツワナの牛はその質で知られるようになっていった。
_
./三三ニヽ
./ニ三三三ニ`、
{ニ三三三三ニノ
.',三三三三ミ/
.',ミ三三三ミノ
._.,/ニ三三ミ/
_,, .‐''ニ三三三三.`- .,_ どうだろう、この牛は。
f´.三三三三三三三三三三`'' 、 30000ランドくらいでどうかね?
lニ三三三三三三三三三三三ニ',
!.ニ三三三三三三三三三三三ミ',
l.ニ三三三三三三三三三三三三',
.!ニ三三三三三三三三三三三三',
..',三三三三三三三三三三三三三i
',ニ三三三三三三三三三三三ニ.l
',ニ三三三三三三三三三三三ミ.l
',ニ三三三三三三三三三ニlー-┘
.|ニ三三三三三三三三三三.l
牧場主A
_
,r'"::::::::::::゛''-.,
/::::::::::::::::::::::::::::ヘ
i:::::::::::::::::::::::::::::::::i ._
|:::::::::::::::::::::::::::::::/ .//
.彡:::::::::::::::::::::::ノ|!' ./::n、 ハーッハッハッハ!
/::::::::::::::::::::::::,.' /:::::::::''7 20000ランドだ。それ以上はびた一文出せんぞ!
,.-'"::::::::::::::::::::=ニ'_,, ',:::::::::ノ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ-、 <:::::::>
.|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ .r'':::::::::ヽ
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ|::::::::::::::|
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
.|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
牧場主B
>-、____
r‐::7:::::::::::\::::::ヽ
./::::/:::/:::,::::::}::ヽ:::、:ヽ
/:::::i::::::i::爪:::ハ:斗::ト::::}
.f::::r‐i从⊂ニ⊃ ⊂⊃∨ モ、モウー?
ヘ:::i i:::| u ___ |::乂
\弋ト |iiiiiiiiiiil .}:ノ `
乂从`t==<イ
γ. ̄.y|__.レ´ヽ
ノ y ヽ  ̄ヽ
.く.__.」 ≠ .}
| i.ゝ._____ノ.r イ
|..ノ .i ./
入 レ
///>─----{
.///////く///∧
レ///// .寸//∧
422 :
安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 20:50:23 ID:r1Xs1ZBM0
それを売るなんてとんでもない!421 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:50:10 ID:ClL2Rshw0
そこで、独立後に基幹産業となるであろうこの牛の加工・販売をどうするか、
という問題が生じた。
南アフリカなどにそのまま売ってもいいが、屠畜や加工を自前でできればもっと儲かる、というわけである。
結局これは、1967年に屠畜および牛肉の販売加工を業務とするボツワナ食肉委員会が設立されることで一応の解決を見た。
食肉委員会は南端のロバツェに屠畜場を開設し、ボツワナはやっと自前で輸出用の食肉を生産することができるようになったのである。
, -──-、___ r─-- 、
/)く `/`ヽ、r---ヽ、
// / / /`ヽ、_(ニニ `ヽ、
(/ //i |l| i | | l `ヽ、 (ニニニ`
/`-' | | | ||| l_! | | l | | |`'ー‐‐-、
| /| |‐|T!´| リl/`トl、| | | /ヽ
|| | |ハ! _,> ∨ <_リ l=!i | / / ぶぁりぶぁり加工(プロデュース)しちゃうよー!
|| | | l| 〃 , 〃 ,ハ || |! レ'、
||!| || |\ ト===1 /川| /⌒ヽ、____>
/!|l ||ト!| ヽヽ--'イ リ!/||/
r‐ァ'´ ! ! | ヽ / |リl/ ! 〉
///l / レ'⌒`メ‐へ、_| ! | | _
'´ / | / |o ヽ / ∠r‐'´
〈 ヽ / | V/
ボツワナ食肉委員会P
>-、____
r‐::7:::::::::::\::::::ヽ
./::::/:::/:::,::::::}::ヽ:::、:ヽ
/:::::i::::::i::爪:::ハ:斗::ト::::}
.f::::r‐i从⊂ニ⊃ ⊂⊃∨ モ、モウー!?
ヘ:::i i:::| u ___ |::乂 モウー!?
\弋ト |iiiiiiiiiiil .}:ノ `
乂从`t==<イ
γ. ̄.y|__.レ´ヽ
ノ y ヽ  ̄ヽ
.く.__.」 ≠ .}
| i.ゝ._____ノ.r イ
|..ノ .i ./
入 レ
///>─----{
.///////く///∧
レ///// .寸//∧
424 :
安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 20:51:07 ID:r1Xs1ZBM0
しかし、牛の加工一つでも大変なんだな423 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:51:01 ID:ClL2Rshw0
しかし…
___
/ \ これだけやっても、収入がそう増えるわけじゃなし。
/ \ .行政費のほとんどがイギリスからの援助で、
/ ノ ヽ、_ \ まともな政府収入は「南アフリカ関税同盟」※から分配される関税だけだお。
| ( ●) (● ). |
\ l^l^ln__人__) / ああ、どこからか金が降ってこないもんかなぁ…
/ヽ L⌒ ´
ゝ ノ
※南アフリカ、バソトランド(レソト)、スワジランド、ベチュアナランド(ボツワナ)の加盟する関税同盟。1910年発足。
南アフリカが加盟諸国の関税を代理徴収し、加盟各国に分配する。
これら国家の貿易がほとんど南アフリカを介して行われるために、こんな芸当ができる。
425 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:51:52 ID:ClL2Rshw0
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_
| ( ○) (○)
| U (___人__) そんなうまい話、
.| __ノ__ そうそう転がってるもんじゃないからなぁ…
| _/ ___\ヽ_
、 '-/____ヽ | せめて行政費だけでも自力で何とかしたいもんだが…
ノ 、 ._'-〈 、ヽ |
,´ ヽノ} |
/ { /
./ / / {
426 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:52:25 ID:ClL2Rshw0
ト VVVVVVV_ノ\
\ \
ハ \
⌒≧ / /^^\〆 、 \ た、たたた、大変っス、
彡 〆 \ \ ヽ 大変っスよ大統領!
〃 ハ _ノ ―\ l |
ル从§ (○)}l{(○) ヾ |
乂§ ゚ (__人__)゚ 从イ
\ ヽ |!!il|!|!l| / /
/ ` ⌒´ \
下級官僚
427 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:52:54 ID:ClL2Rshw0
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \ なんだお。空から金塊でも降ってきたのかお?
/ (ー) (ー) /^ヽ それとも100万ドルが落ちてたとか?
| (__人__)( / 〉|
\ ` ⌒´ 〈 / ⌒^ヽ
―――――――― \ _ _ _ )
428 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:53:19 ID:ClL2Rshw0
ト VVVVVVVノ\
\ \
ヽ \
⌒≧x /^^\/\ \ な、なんでわかったんスか!?
〃 ハ ー ー Y:i|
イ 从§( ●) ( ●)|从
乂イ§ (__人__) |从
乂イ U `i i |
\ _ `⌒/
/ ⌒丶
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \
/ (●) (●) \ …えっ?
l ⌒(__人__)⌒ l
\ `⌒´ /
/ \
429 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:53:44 ID:ClL2Rshw0
ト VVVVVVVVノ\
\ \
ヽ \
⌒≧x /^^\/ \ \ 北部のオラパで、世界最大級のダイヤモンド鉱脈が発見されたっスよ!!!!
彡 〆 ) 丶 ∨ 品質も一級品で、宝飾用として申し分ないそうっス!!!!
〃 ハ ⌒ ⌒ Y:i|
イ 从§ ( ●) (●) |从 どんなに少なく見積もっても1億ドルなんか軽く越えるそうっスよ!
乂イ§ ⌒(__人__)⌒|
\゚ o Y⌒Y /
/⌒ヽ ∽ ー ∽ヽ
/ r‐、 ∞∞〆ヽ |
/ ノヾ > ヾ_ノ |
| ヽイ | |
431 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:54:31 ID:ClL2Rshw0
ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |!
cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・
___________ ______
. / \.. / \
. / u \. / \
/.  ゙̄`ー-.、 u ;,,; j.. ゚。/ |
. J ゙`ー、 " ;, ;;; ,;; ゙.. ゚。..../_,,\. _,,ヽ.l
_,,.. -─ゝ.、 ;, " ;; _,,. _ .イ ´.. ro `厂-メ ,.-´、 i
j / ,.- 、 ヾヽ、 ;; ;; _,-< / ヽ.__,,... /. u ゙l´.iOj.冫,/
: ' ・丿  ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /. j i、`ー' .i
\_ _,,......:: ´゙i、 `¨ / i , u , /
u  ̄ ̄ 彡" 、ヾ ̄``ミ::.l u / 人__/.. i
u `ヽ ゙:l ,.::-、`¨,, ,. ゙ u !
_,,..,,_{ 人 } | /__ ``- 、_ l
゙ u ,./´ " `ゞ_,/ \_,ノ. 丿 l,... `ー一''/. /
./__ ー7 /、 l '゙ ヽ/ ,. '"
/;;;''"  ̄ ̄ ───/ ゙ ,::' \ヾニ==='"/ `- 、
、 .i:⌒`─-、_,.... l / `ー┬一' ヽ
ヾヽ l ` `ヽ、 l ./ ヽ l )
1967年。ボツワナ北部のオラパで、世界最大・最高品質のダイヤモンド鉱脈が発見される。
このニュースによって、世界最貧国の一つだったボツワナは奇跡への道をひた走ることとなる…
447 :
安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 22:07:14 ID:EuFJNwgA0
よくこれ見付かったよなぁ
この時代のアフリカをシミュレーションで遊ぶゲームなんかあったら速攻死ねる自信あるわ
この時代ならまだイージーモードのうちに入るんですよw
19世紀末、「Victoria」の時代だと本気で瞬殺ですよ。456 :
安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/16(木) 12:26:19 ID:jYi7oPRk0
牛が商業の基盤でかつ神聖視されていなかったのは
鉱脈発見以前は数少ない利点だな
ところで今回出てきたザンビアって当時対外的にはどんな感じだったんだろ
穏健的な親ソ路線?
当時のザンビアは社会主義だけど非同盟系で、
欧米ともソ連ともさほど仲良くありません。
ただ、かなり中国との関係が強い。
タンザン鉄道なんかも中国の支援でできてますしね。491 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:25:28 ID:slNjrxRw0
1967年、ボツワナ北部、オラパ。
,、 , 、
l:. \ /.: i
|:.:. \ __ /.:.:. |
|:.:.:. ..::`´ `'.:.:.:. |
/:.:.:..:.:.:.::... ヽ こ、これは…
,':.:.::.:.:.:.::.:.::.. -― ',
l:.:.::.:.::.::.:.:.:.:.:.:... __l
{:.:.:.:.:.:.:.:.:..::.:.:..:.:.. し / }
ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:::.:.::.:.:.::.:... 、___/
ヽ、:..:.:.:.:..:.:.:..:::.:.:.::.:.:.. ,/
/:.:.:.:.:. .:.:<
探鉱技師A
∧ ∧
/ ヽ___/ ヽ
/:::::: \
/:::::: ヽ ノ ヽ こんな大鉱脈、見たこともないよ…
|:::U ● ● :::::|
|::::::: / ̄ | U..::::::!
ヽ::::::..... U ├--┤ ....::::ノ
>::: <
/ /⌒ヽ. /⌒ヽ
/ / 九l (つ i
探鉱技師B
492 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:27:26 ID:slNjrxRw0
、__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人___人__人__人__人__人__人__,
_) (_
) ダイヤモンドだ!信じられないくらいの大鉱脈だ! (.
) (.
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y .
人
`Y´ 人
/.二二二二二二二二二二二二二二ニ`Y´二二二二二二\
/|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.人:.:.:|\\
._._|:.:.:.:.:.:.人:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.._.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`Y´:.:.|:.:.:.\\
: : :>、: .、`Y´/ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./;'Y;ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_._._._._:.:.:.:.:r- 、:.:.\
: ´: : : ヽr; '´|; ' ; 〉__::-‐==<;';';'〉;';';'>; '´ ̄フi/´..|.........}:.:.「ヽ! ヽ:.:.
ヽ:_ : : / ' ; / ' ; {:.ヽ __ ヽ `>; ; '´; ' ; '/ ' |.......|....「`ヽ」 ヽ 〉:
人、:::::: ̄:`ヽr;-‐‐;‐';';';';';'`ーv' ' /´; '/; ' ; '/......У..}::::::〉::`ヽ__/:.:.
:Y´::ヽ::_:::::/;';';';'-―;';';';';';ー〈_/; ' ; ' |; ' ; / ̄ ̄:`ヽ」ー〈::::::::::::ヽ、:.:.:
:::::::/:::::::::\;';';'丶;';';';';';';';';';';';'); ' ; ' ∠__/:_: :-:‐:ァ':::ハ:::ヽ::::::、::::::〉:.
1955年、ボツワナ東端のトゥリーブロックでダイヤモンドが3個発見される。
さっそくデ・ビアス社によって探鉱技師が派遣され、鉱脈探しが始まった。
しかし発見された近辺に鉱脈はなく、調査は難航した。
実はダイヤモンドが発見地に流れ着いた後に地殻変動が起こり、
水脈が変わってしまっていたのだ。
調査は12年に及んだが、とうとう1967年、
トゥリーブロックから北西に300㎞ほど行ったオラパで鉱脈が発見されたのである。
493 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:27:58 ID:slNjrxRw0
. ./ ̄ ̄\
_ノ ヽ、 \ じょじょじょ、冗談だろ!?
(○)(○ ) | .___ いくらなんでもそんなうまい話があるわけないだろ!?
(__人__) u . |/ー ー .\
ヽ`⌒ ´ /(○ )) (○ ))\ これはきっと夢だお!
{ / (__人__)) \ やらない夫!ちょっとやる夫のほっぺたつねってみてくれお!
ヽ | )r┬リ u. . |
ン \ ` ⌒ ´ /
i´ . ン \
| . / \
___
/ \ ___
/ u; \ ;/(>)^ ヽ\;
| ) ;/ (_ (<) \; ほ、ほっぺたってここだったよな!?
| 、 );/ /rェヾ__)⌒::: ヾ;
| ^ | i `⌒´-'´ u; ノ;;
| | \ヽ 、 , /; ギブギブ!やらない夫、そこは首だ!首だお!
| ;j |/ \-^^n ∠ ヾ、
\ / ! 、 / ̄~ノ __/ i;
/ ⌒ヽ ヽ二) /(⌒ ノ
/ r、 \ / ./  ̄ ̄ ̄/
/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ、
/ ヽ____⌒ヽ_____
| /_____ |⌒ヽ____ ヽ.、
ヽ、______(____|つ__.____|ヽ.、 とりあえず落ち着いただろ、常考
/´:: ::::;;:::: ;;::::ヽ :: )
/ ̄ ̄ヽ__::::::_::-‐´'
/ ヽ____⌒ヽ_____
| /_____ |⌒ヽ____ ヽ.、 落ち着いたというか落ちたというか
ヽ、____(____|つ__.____|ヽ.、
/´:: ::::;;:::: ;;::::ヽ :: )
ヾ:::::__::::::_::-‐´
494 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:28:27 ID:slNjrxRw0
____
/ ノ ' ヽ\
/ (≡) (≡)\ とにかく!
/ /// (__人__) ///\ 本気でビッグニュースだお!
| |::::::| |
\ l;;;;;;l /l!| ! これでなんとか経済開発のめどが立つ!
/ `ー' \ |i .今夜は祝杯だお!
/ ヽ !l ヽi
( 丶- 、 しE |そ
`ー、_ノ ∑ l、E ノ <
495 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:28:57 ID:slNjrxRw0
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_
| ( ○) (○) 喜んでるところ悪いがな、やる夫。
| U (___人__) よほどうまくことを進めないと、大変なことになるぞ?
.| __ノ__
| _/ ___\ヽ_ 南アフリカやローデシアあたりが攻め込んでくるかもしれん。
、 '-/____ヽ |
ノ 、 ._'-〈 、ヽ |
,´ ヽノ} |
/ { /
./ / / {
496 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:29:20 ID:slNjrxRw0
-―─- 、
/ \
′ -‐ ‐- , そんときゃそんときだお。
i ( ●) (● ) i 金がないから、ボツワナには常備軍がないんだお?
| ⌒(__人__)⌒ l
、 `⌒´ . ' 数十人の警官隊で、精強さで名高いローデシア軍や南ア軍と戦う?
⊂⌒ヽ > <_/⌒つ 冗談にもならないお。
\ 丶′ 7
\ ノ ト、_/
497 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:29:54 ID:slNjrxRw0
/ ̄ ̄\
ノし. u:_ノ` ,,\.
/⌒` ( ◯)(O): 他人事みたいに言ってんじゃねえ!
.:| j( (__人__) 攻め込まれたら一巻の終わりなんだぞ!
:| ^ 、` ⌒´ノ:
| u; ゙⌒}: オラパは国土のわりと奥深くだから国境紛争にはならんが、
ヽ ゚ " }: 国ごと取りに来たらどうするつもりだ!
ヽ :j ノ: i |i |
/⌒ ヽ | || | |
:: / ̄ ̄ヽ :: \ || |i トランスヴァールの歴史、お前なら覚えてるだろ!
:: (「 `rノ :: \ ||i \ ああなるかもしれんのだぞ!
:: ヽ ノ :: \ \
ガタッ! | | r 「\ \ \
| | | ノ \ \__ \
ヽ_ノ /||| l \_, `ヽ \
|| i / | ||| | (_つ ̄と_ノ) \
|| || | | ||| | \
498 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:31:13 ID:slNjrxRw0
19世紀末には南の隣国だったトランスヴァール共和国。その国は今はない。
トランスヴァールは財政難に悩み、1877年にはそれに付け込んだイギリスによっていったん滅亡させられた。
しかしポール・クリューガーやピート・ジュベールといった名将によって英国軍は撃退され、1881年に再独立する。
こうした中、1886年にトランスヴァール中央部のウィットウォータースランドにて金の大鉱脈が発見され、
金鉱の中心には瞬く間に大都市・ヨハネスブルグが誕生する。
トランスヴァールの経済も、あっという間に拡大していった。
┌────┐::::::::: :::::::::::::::::;;;;;;;;
│ ヨ │ ::::::::::,,,,,,,,,,::::::::::::::: ;;;;;;:::::::::::::::::;;;;;;;;;;;
│ ハ 魔 │ :::::::::::::::::: ::::::::: ::::::::::::::: ;;;;;;;;:::::::::::;;;;
│ ネ │ .| ;;;;;;;;; :::::::::::::
│ ス. .城 │ .| :::::::::::::
│ ブ │ || .| ;;;;;;;;;;:::::::
│ ル .│ | _| |__.. .|| ゴロゴロ……
│ グ │ .|;| /。 。ヽ |,;|
│ │ |.;;| ヾi||i;;,,,ノ ,-'。'-,
└────┘ ノ ヽ .|,l.|iii|/。。。。ヽ
|| <。。。`)イ。ヽ|ヾiiii;;;''""ノ.
. .|;;| |ii;;;"''(。。。。);;|ii;; ;:| ピッシャーンーー!!!
.| ;;,| /'~~~';;; ヾii;;:iノ |;; ;|.
. .ノ ;;ヽ_ ヾミlli;;∧;|i;;;i.| ||;∧.|| .||
/。。。。\|ミ,-' '-,i;;;| ll いノヽ |.|
/o o o o o o .Y。。。。ヽ,, ll .|i; |。。\,-'-',_ :::::::::::::
ヾミi;U;;o""''∧'~ヾii;;;;:''/ii ll ..|i; .|;;;;:::::''ノ______ヽ:::::::
|iii;;;:∧::ヾ(,,,,,,,,,)ii|.ii;;'' |ii ll |ii; |;;;丿iii;;;/ ;;;;;;;;
|iii;;;| |::ヾ`|ii..|´ ii|. ヾ|ii _,ノii;; ヽ_ii;;::/
/'~'\ノ::ヽ .|i;.| iiii .ヾii,-'~。。。。。。 `\ .|
499 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:31:52 ID:slNjrxRw0
しかし、この金はトランスヴァールに平和をもたらさなかった。
金鉱発見のニュースを大喜びで伝えに来た部下に対し、
老将・ジュベールはこう告げたという。
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:\
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:!
!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:/
〉:::::::::::::::〈カj:::::::::::::::,.'"´ ̄``ヾ;:;:;`i
j `ヾ、_:::::::::::::::::::,.'´ _, ;: ;: ; ト |
! } `二、_"´ ' "´ ! !
| 」 .,:;:; . :; .,``'' ,、-‐''´ ゙; .,! 」 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/^ヽゞニ二ニ''ー-、j 、,、zー''ニ二;} { ,r''ヽ | お前は喜んでいるが、むしろ泣いたほうがいい。
〈 ,コリ , ; :' ,rェュ_,`冫 ,`ゝェァ-, ´ ,〉イ ,!! < この金は我が共和国が再び血に染まる原因となるだろう…
`,ヾ! `` -‐'"i´ ;::::.`ー '´ リカ / \ /
ヽj , ; : ' , ;:::::.:.. . , ;: ' レ' /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
゙ト、 .:; : ,ィ、 ;:::.:.::. . . ,'´!ノヽ
/::! , ,ィ'゙´"`ー'‐'^ー-、,, ; !::::::::ヽ
/::::::! ; jk,,,、、-ー'''ー-、、,,〉. ' !:::::::::::!
,イ::::::::ト,' , `ー─‐一' ,! ,!/:::::::::::::|、
_,、-‐''´.:i:::::::::ヽゝ、 ー一 ,' ,'イ:::::::::::::::|:.:.``''ー- 、_
_,、-‐''´::::::::::::::::::l:::::::::::::ヽ \ ; . :; :; ,イ/:::::::::::::/i::::::::::::::::::::::.:.``''ー
::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::/iY´`ゝ--‐'ー--‐'゙´V:::::::::::::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::.:.:..
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヾ/ ! '´ ,イ .:::::::;;/:::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.
ピート・ジュベール トランスヴァール共和国将軍
第一次ボーア戦争の名将
500 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:32:39 ID:slNjrxRw0
,、-‐、
ハミヽ ',
Lミミ__ノ
,',.゙:; , : ' r‐,. -‐'.:::::::::::::::::::::.`ヽ
r'''''! :. ; ; . , ´1!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
_ト、/ r;;;;; rr 、 ``ヾ::::::::::::::::::::::::::::::::|
/.::::::::::', !「 ノ L) _ _ミ! 〉 〉::::::::::::::::::::::::::l
.::::::::::::::! /.:::::::.:.`ヽ 〈::::::::::::::::::::::く_ /.:::::::::::::::::::::::::::::!
1.:::::::/ 〈 1.:::::::::ハ::! `""´i::::::::::::::.ヽ /.::::::::::::::::::::::::::::::::',
「 ̄ ', L.:::::/ ヽ ',.:::::, -、L /.:::::::::::::::::::::::::;::::::::::::::〉
ハ ', / 〈 レ'´ ハ.:::::7ニヽ ``ヾ:::::::::::::::/:::::::::::::/
/ ', ', / ハ ', (/ / ', 〉 、:::::/l.:::::::::::/
. ', ! / / i ! / /ハ ', /  ̄`7´ ̄/
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
彼の危惧は現実のものとなった。
この金を欲したイギリスの侵攻により、この後わずか16年でトランスヴァールは滅亡することとなる。
501 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:33:10 ID:slNjrxRw0
/ ̄ ̄ ̄\
/ \ もちろん知ってるお。
/ ─ ─ ヽ でも、…たぶん、そうはならないお。
| (●) (●) |
\ ∩(__人/777/
/ (丶_//// \
502 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:33:35 ID:slNjrxRw0
____
/ \
/ ─ ─\ …やらない夫。
/ (●) (●) \ ボツワナが独立できた理由は、なんだと思う?
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
ノ ー‐ \
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) 我々の必死の独立運動…と言いたいところだがな、
. | (__人__) ぶっちゃけ俺らがやったのは独立運動でもなんでもないだろ。
| ` ⌒´ノ
. | } イギリスが手放したがってた、そこに俺たちが乗った。それだけだ。
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
503 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:34:11 ID:slNjrxRw0
____
/ \
/ ─ ─ \ そういうことだお。
/ (●) (●) \ ボツワナは植民地として引き合わなかった、だから捨てられた。
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/ …じゃあ、引き合うようになったら、ボツワナはまた植民地にされる、と思うかお?
/ ー‐ \
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_
| ( ○) (○) ああ。俺はそれを恐れてるんだ。
| U (___人__)
.| __ノ__ この大鉱脈が、ボツワナを滅亡させることをな。
| _/ ___\ヽ_
、 '-/____ヽ |
ノ 、 ._'-〈 、ヽ |
,´ ヽノ} |
/ { /
./ / / {
504 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:34:51 ID:slNjrxRw0
____
/ \
/ ─ ─ \ やる夫は、実はそこまでは思わないお。
/ (●) (●) \
| (__人__) | この10年間で、ボツワナに限らずたくさんの国が独立したお。
\ ` ⌒´ ,/ その中には資源の豊富な国もあったし、コンゴみたいに内戦の起こった国も多かった。
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 | …じゃあ、その中で再植民地化された国は、どこかあったかお?
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
__
/ノ ヽ\
/.(○)(○)\
|. u. (__人__) | …あ、あれ?
. | | どこもない…な?
| |
. ヽ ノ
ヽ /
/ ヽ
| |
| . |
505 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:35:21 ID:slNjrxRw0
____
/ \
/ \ . やらない夫。
/ ⌒ ー \ この10年で独立国が大量にできた本当の理由は、
| (●) (●) | 採算が取れなくなったからじゃない。
\ (__人__) /
/ `⌒ ´ イ`ヽ、 「独立」というものが異様に重い時代が来たからなんだお。
, ' ` ̄ \
507 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:35:48 ID:slNjrxRw0
<|>
<////| \
.x |//////| \
.z< ::::::::|> |//////| \
<::::≡:::::::::::|: : : :> |//////| \
≡::::≡:::::::::::|: : : : : : : :、 |//////| \
≡::::≡:::::::::::|: : : : : : : : : : 、 |//////| |
≡::::≡:::::::::::|: : : : : : : : : : : : .、 |//////| |
≡::::≡:::::::::::|: : : : : : : : : : : : : : :.、 |//////| |
≡::::≡:::::::::::|.: : : : : : : : : : : : : : : : :.:.、 |//////| |
≡::::≡:::::::::::|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.、 |//////| |
≡::::≡:::::::::::|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :..、 |//////| |
≡::::≡:::::::::::|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :..、 |//////| |
≡::::≡:::::::::::|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :...、|//////| |
≡::::≡:::::::::::|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : x////| |
≡::::≡:::::::::::|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : x| |
≡::::≡:::::::::::|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : x .|
≡::::≡:::::::::::|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :..x |
≡::::≡:::::::::::|: : : : : : : : : : : : : : : :______: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .|......._..........
≡::::≡:::::::::::|: : : : : : : : : : : : : : : ||工工工工工::/エ≧ェ 、: : : : : : : : : : : : : : : : :| |: : : :|
≡::::≡:::::::::::|: : : : : : : : : : : : : : : >―───‐ ≧=──────ォ 、: : : : : :.| |: : : :|
≡::::≡:::::::::::|: r─────―イ///////////////////////////|:::[工エェ]| |: : : :|
「独立」が、この10年で侵すことのできない権利になった。
今やアメリカやソ連みたいな超大国でも、力ずくで他国を併呑することはできない。
そうでなければ、ボツワナみたいな弱小国、
独立したところですぐにどこかに併合されて終わりだったお。
独立しても占領される恐れがないから、みんな次々独立してるんだお。
508 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:36:38 ID:slNjrxRw0
.. ____
/ ― -\
. . / (●) (●) だからやる夫は、独立維持に関してはあまり心配してない。
/ (__人__) \ 一度独立してしまえばこっちのもんだお。
| ` ⌒´ | 南アフリカにしろローデシアにしろ、一国を消滅させる度胸があるわけはない。
. \ /
. ノ \ …ただ、別に併合しなくても言うことを聞かせる方法なんていくらでもある。
/´ ヽ だから…
509 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:37:40 ID:slNjrxRw0
___
/ \ やらない夫!
/ \ , , /\ 今すぐヨハネスブルグのデ・ビアス本社に連絡を取ってくれお!
/ (●) (●) \
| (__人__) | この話、どちらにせよダイヤモンド・シンジケートを持ってる
\ ` ⌒ ´ ,/ デ・ビアスに話を通さなきゃならんお。
. /⌒~" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ
| ,___゙___、rヾイソ⊃ 都合のいいことにあそこは南アフリカ資本だから、
| `l ̄ うまくいけば政治的にも経済的にも南アフリカとの関係が改善できるお!
. | |
510 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:38:11 ID:slNjrxRw0
/ ̄ ̄\
_,ノ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人___) |
'、 |
| | わかっただろ。
| , /_.{ 任せとけ、必ず話は通す。
`ァニニ<//〉、__ __
,./ /\ / : : : : : : > : :\ まあ、そんな難しい話じゃないだろうけどな。
_/ /|イ:::::/∨. : : :l: : : : : : : : : : :.丶 あちらさんにとっても願ってもない話だ。
/. : : : :| ./`Y / : : : 」: : : /: : : : : : : : } 必ず乗ってくる。
,´ : :/: : : :| i::::::|/ : :/: : : /: : : : : : : : :|
{ : :/. : : : :|/:::::/ : : : : : : : | : : : : : : : : : ,'
/ : :,' : : : : : |::::/ : : : : : r---く´ニ\: ヽ:ノ
、'ーr,_| : : : : : :|:/ : : : : :_/二ヽ V: : : : ` :´
/ :./ ̄>< :./ : : : : :/ 二 ヽ_」┘: : : ∨}
/ : : :ム / : : : : ̄ ̄ ̄ ̄~゙''-ゝ.」: : : : : ∨ :}
{ : : : : : :\、 : : : : : : : : : : : : : : : :\. : : :∨ : :l
ヽ: : : : : : : : ̄"\ : : : : : : : : : : : : : : : / : : :{
∩_
〈〈〈 ヽ
____ 〈⊃ }
/⌒ ⌒\ | | 頼んだお!
/( ●) (●)\ ! !
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\| l
| |r┬-| | /
\ ` ー'´ //
/ __ /
(___) /
506 :
安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 19:35:41 ID:LeiwhLj60
この時代だともう植民地経営っておいしくないのか?519 :
安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 19:44:08 ID:WAUnzHAg0
>>506
民族自決の原則が国際法で権利として確立されて世界的に植民地はNGになってる527 :
安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 19:47:51 ID:jle8XABw0
国を併合するよりもコカコーラの支社を立てて、現地企業を買収して
コーラだけ販売させたほうがもうかる時代だからな。528 :
安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 19:47:56 ID:8PZXdhhs0
ただ、公式には独立しているけど実質は、なんていくらもあるしねえ
むしろ、独立国なんだからお前らの国民はお前らが面倒みろよ?俺らに責任はない
でも資本や援助を通して利益だけはもらっていくからな、という経済支配の方が強まったが511 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:38:51 ID:slNjrxRw0
/ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ノ ヽ、_ ヽ
( ●)( ●) |
| { .! ) |. ところでな、やる夫。
|. ¨´ `¨´ l. 行く前に、一つだけ聞きたいことがある。
. | /.
| / …お前、この鉱脈のこと、前から知ってたんじゃないか?
\__ ( タイミングが良すぎるだろ、常識的に考えて…
_)_ ===\
/ \
/ ヽ
| , i
| | l.|
| l | |
| |. |. l
l | |.│
/ ノ | |
/ / l /
(ヽ、__,/____ __,У
ヽ_ィ __ __ ̄ ̄_ ̄_,|
¦ ¦ ¦ j l |
512 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:39:24 ID:slNjrxRw0
/ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ ─ ─ ヽ
| (●) (●) |
\ (__人__) __,/
/ ` ⌒´ \
_/((┃))______i | キュッキュッ
.. / /ヽ,,⌒)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(,,ノ \
/ /_________ヽ.. \
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ̄ ̄ ̄\
/ ─ ─ \
/ (●) (●) ヽ
| (__人__) |
\ ` ⌒´ __,/
/ \
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| トン
_(,,) (,,)_
/ | 偶然だぞ | \
/ |__________」 \
513 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:40:07 ID:slNjrxRw0
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
| (__人__) そっかーぐうぜんかー(棒
| ノ
| ∩ノ ⊃ }
/ヽ / _ノ }
( ヽ / / ノ
ヽ “ /_| |
\__/__ /
___
/ \ いや、マジで偶然なんだって。
/ノ \ u. \ そりゃいくつか鉱脈のないところでダイヤが見つかってたから
/ (●) (●) \ あるだろうとは思ってたんだけど、
| (__人__) u. | .こんな大鉱脈が見つかるなんて予測不能だお。
\ u.` ⌒´ /
ノ \ てか、本当に大鉱脈が発見されてたのなら隠し通せるわけがないお、こんな話。
/´ ヽ
514 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:40:47 ID:slNjrxRw0
,、
| `ヽ、
,r‐--}`ヽレ‐-、.`ヽ、
. \ / ,| }`ヽ、.`ヽ、`ヽ、
. \ / / //| | /| `ヽ、`ヽ `ヽ、
\ // / // .l l/| |、 ヽ ヽ `i はーい。解説の高良みwikiです。
\ / / / //| /| | l| ヽ ヽ ヽ | この件なんですが、やっぱりタイミングが良すぎるんで、
\ l | / /,.. -、 l | ,..-、 ヽ ヽ ', | けっこうあちこちで疑われてますね。
\-、 ! / l //r`::r ヽ、.l lr:::ヽヽヽ i ヽ .l |
r'{ヽ ',__ ヽ{ ト| l l.:::ノ i__,/ ゝ l:::::::r' 〉 ト、 ', ∨ | 元資料でも何件かこの疑惑に触れたやつがあります。
{ニi//`ヽ、 l 、i. ___,ノ '、 `ー ,' / |) ) } | ヽ′
y / ` < |` 、_ ー `ー‐'_,/ |'´ | ,/ | ||
>' ,/ /ヽ,.-、_>-‐ <) l レ' | || もちろんボツワナ政府が「見つかったのに隠してたよ!」
\ ,/ / ,//::/ /::/ / | }{ なんて言うわけもないので、
\ / ,.-‐' ,∠ f=======┐ |( ヽ 真相は永遠に闇の中ではあるのですが。
{ { i、___ / /| || | i l ゙゙゙゙
__... -‐ヽヽ|′/l/⌒,ネ || | | l
,.-‐ ´ / ///:::://ー┬-r、i´|`レ)_|, | ',
/,..-‐ァ'´ _,. '´/ // ,/::::/77:::::::| lヽ、_ノl )ヽ | ヽ
. 〃´ // / / / ,|::::/:/::l:::::::ノ| \__,/ノ / | ヽ
/ ,イ / / / /::レ'::/::::|/|::| \__,.< | ',
. l i | |/ / //::::::/::::::::::::l:::| ヽ | }
ヽ、| / / /::/::::::::::/::::::::::::::l::::| ヽ | /
ヽ/ / ,/:::::/::::::::::/::::::::::::::::l::::| ヽ l /
{ / /:::::/:::::::::::/:::::::::::::::::l:::::| ヽ ノ /
/ /___'ー- __く‐-、:::::::::::l::::::l ヽ /
. / `ー-〈:::::::::::/ | ヽ、ノ:::::::| ヽ
く `ー-/__| |`ー--| __... -─-、 ヽ
`ー──────-| |─--L__,.. -─<´ __>
l | | | `ー--‐‐'´
l | | |
/ l ,' l
/'´ ̄ ̄`ヽ ,. -┴ 、 {
( | i ヽ!)、
`ー----‐‐′} ,-┘
`ー--‐'´
515 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:41:25 ID:slNjrxRw0
,-、
,λ ̄゛`ー‐--.| ヽ-‐─--.、_
// .;| . :i::. `ヽ、
// ノ / .:| : .:|:: :、 、. `ヽ、
/´ ::/ :.:/ :;メ{ : .:|.:|、 \ :.ヽ、} ハ ただ、1の感覚としては、
/ / ::/ : :/ :./| ∨ .: :|.:| ∨ .| :.:`ヽ.| やっぱり偶然だったんじゃないかなあと思っています。
/ / : : :/ : :/ ,ィ⌒| ∨ : .:|:| V⌒ヽ : :. 、 ヘ、
/ /| : : : / : : j ::/ | ∨i .:|j ヽト、 :.: : |: ヘ 見つかったところで当時の情勢ではイギリスが独立をやめさせるわけもなく、
〈 :| | : : ::| : : :/|/ ___ ! リヽ、.:| ___ 〉 : :.: ト、: 〉 .隠す理由がないんですよね。
ヽ,| |: : : :| : :;ハ ,.ィ'≠ミ }冖{ `,.ィ≠ミ、 } : : :. / i レ'
|: : : :ヽ、::{:.:ハ. ノ , 、 j: : : :/: | むしろこれが見つかってたら、
| : :{ヽ、::|': ::.::j` ‐-‐ ´ __ `‐-‐ ´,|: : :/i: | ボツワナ側が切り札として使う可能性のほうが高かったでしょう。
`ヽ| |`: |:::::|`l.、 V_,ノ /j;/ | i| 1ドルでも多くお金が欲しい時期でしたから、
| j: |: :::} .|、:`>‐ァ--t‐<´j::|: : : | |:| 大鉱脈の発見はより大規模な援助を引き出すカードになりえます。
リ : |::;ノ ,ニュ、 |´ `} `|::|: : : ノ. λ 独立自体は動かないんですから。
ノ .,ィ´| -‐y 〕 |-─‐-| |リ:. : /ヽ、. ヘ
/ : f\.rヽ、___,j;>、 | |: : メ /i:.. ヘ ですので、やっぱり本当にこの時期に鉱脈が発見されたのだと1は解釈しています。
/ ::ノ:| }`ミ三三三彡. | j:: // |::i :. `ヽ、
/ : .:/: :| 〈`゛──--ー'〉 | ./ / |: :| ::. )
\ .:/: : :| 〉 "|. | / / |:.:| ::: /
516 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:42:16 ID:slNjrxRw0
数日後…
/ ̄ ̄ \
_,ノ ヽ、,__ \
(●)(● ) |
(_人___) U | 話は通した。あちらさんは大乗り気だ。
'、 │ 今日にはハボローネまで来てくれるだろ。
<二ニヽ |
/-‐ `i 、 ___,. イ i ただ、なんというか…
{/´、 ',┐__>ーメ ┴ュ .本当にこの話進めるのか?
しrヽ V:::Λ / : : :>、_ 強烈に嫌な予感がするんだが…
,.<ハ、_/ ̄ V ∨ : : / : : : : :_>-.、
「 : : : :〈 : : : : : : ヽ/ : : :/ : : : /: : : : : `、
/. : : : : ∧ : : : : : : :ヽ : : : : : :/ : : : : : : : : }
/ y : : : : : Λ : : : : : : : \ : : / : : : : : : : : : }
/ : :.i : : : : : : Λ : : : : : : : : :ヽ:ノ/ : : : : : : : :j
ノ. : : :| : : : : : : :.∧ : : : : : : : : : :ヽ : : : : : : : : :ィ
517 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:42:47 ID:slNjrxRw0
_____ ━┓
/ ― \ ┏┛
/ノ ( ●) \ ・ なにかおかしなことでもあったかお?
. | ( ●) ⌒) |
. | (__ノ ̄ /
. | /
\_ _ノ\
/´ |
. | / |
/ ̄ ̄\
/ 〉 _ノ ヽ、_ \
/ /' ( ―)(― ) |
./ //〉 (__人__) │ …ま、会えばわかるだろ。
.l ´ イ| `⌒ ´ |
.l iY | おっと、もう来たみたいだぞ?
./ ハ ! /
./ / ' ヽ /
l / .〉-r:::┬〈、
__「 ー‐1 ./Λ 〉.:〈 7//\
i//7777|/////V::::::V/////\
|//////|//////∧::://///////}
|//////| ///////∨/////////{
518 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:43:18 ID:slNjrxRw0
, -―- 、 ,. - 、
/:::::::::::::::::`´::::::::::}
/:::::::::::::::::::::::::::::::::/
{::::::::::::::::::::::::::::/
/^):::::::::::::::::::/ ___
. r‐'-く::::::_:::::::/. , .::::::´::::::|!:::::::::`ヽ
f⌒ヽ_j::/ // /:::/´ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ::ヽ オーッホッホッホ!
 ̄`V |' r-:{:/ ___ ___ ゝ、:Vヽ いやいやいやいや、はじめまして!
.`ー' ∧ ._j , r '^ー┤.ト- ^ー, ヽ; } デ・ビアス社長のハリー・オッペンハイマーでございます!
ヽ.___/::::ヽ { } ゝ-- ソ^つ 、__ノ .} ヽ
',:::::::::::::::::::::ゝフ'{. iーr―┬^ーr―r―'7 .Lノ
',::::::::::::::::::::::::::::::. ヽ-| _|__.|_|--./ ,::::`ヽ
ヽ::::::::::::::::::::::::::ヽ ゝ|__| | _」/ /:::::::::::::\
\::::::::::::::::::::|:.ゝ、_  ̄ ̄ _. ィ:´:.|:::::::::::::::::丶
`|:::::::::::::: |:.:.:ヽ `7ー- <´ ./:.:.:.|::::::::::::::::::::: ',
.|:::::::::::::::|:.:.:.:.:.ヽ/ ヽ/:.:.:.:.:!::::::::::::::::::::::::!
.|:::::::::::::::|:.:.:.:.:.:.:.:\ /:.:.:.:.:.:.:.:|::::::::r_ニニ二ゝ
.|:::::::::::::::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ニ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|::::::/ l
|::::::::::::::::l:.:.:.:.:.:.:.:-(___)-:.:.:.:.:.:.:.,'::::::ヽ .ハ j
|_:::::::::::::::`ヽ._:.:.:.:.:.:.:.:,、:.:.:.:.:.:.:._/::::::::::'/,A ',_ノ:く
/::::::::::::::::::::::::`ー-:':::::`ー‐´:::::::::::::::://riァi V-i iヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__::::::::::::::::::::::::::::/7 |.|| ヽ>、V、!
|::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::::::::::/ ´ r'''i ヽ':.:ー'ヽ
|:::::::::::::::::::::::::::::::::| |:::::::::::::::::f´:.:.:.:.ゝノ:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.ヽ
f´ ̄ ̄`ヽ::::::::::::::::i .|_:::::::::::::::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:/
.ヒー----i ̄ ̄二! i__二´ ̄^ー----r―-´-´
`ー――'´`ー‐ ' `ー―ヘ____ノ
ハリー・オッペンハイマー
____
/ノ ヽ、_\
/( ○)}liil{(○)\
/ (__人__) \ (嫌な予感しかしねええええええ!!)
| ヽ |!!il|!|!l| / |
\ |ェェェェ| /
521 :
安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 19:44:36 ID:LeiwhLj60
その人はいやあああ!?w520 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:44:20 ID:slNjrxRw0
_,,r‐‐―-.._,,ノ′:::::‐-、
_-‐''´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'ゝ、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
/′:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
| __........--‐'''''''''' ̄"゙''''"`゙''''''''''''''‐ー-..│
,'""_______________│
_レ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、,,_
_..-‐'∑..---―-' っ‐'j―:冖‐'ァ‐‐―'―‐‐-:::::::::::::::::::`''‐‐-..、 _____
-''F‐ナ""'、 _..--‐"´ `''" ,' │ `ー'´`''ー-、_  ̄ ̄|`"゙'''''‐- _ノ"´ `\ おおっと、すいませんでした。
/ :ヘ ,,r’ r'ゝ \ ノ | _/ │ わたくし、こういうものです。
/ 、 ゙‐..,,___....‐ 广 `'l::'‐....__ __..r'′ ヽ _..‐′ /
l′ | ゙''''´  ̄‐‐ ̄  ̄’ `''''′ | ノ _ノ'´ _/ 今日はよろしくお願いします。
l | Tlー-..,,,,......--┬ニニソヘニニニ--- ┬‐''、 |_‐ ___r''´ _/
ヽ | ゙J 、 l ト | |i || _丿 ナ _-'" /′
_‐‐‐''"^`ー-、 ヽヽ `'iー--..⊥__」__レ‐‐'T了 | ノ'´ ー-,,__
:::::::::::::::::::::::::::::::\ ヽ>廴 ( l '、 _..ク′ │ /  ̄′
:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ、 `ーこー-ゝ__∟_-rヒフ / _┘
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::^ゝ、_ `''''ー----一''"´ r'"∨/
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ `‐ _..‐"´ _ _丿
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\  ̄ ̄ゝ、_ _,,/ / ゙厂
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、 /’: `゙゙''''''"´: : '、 ノ’ │ ‐'" ̄ ̄ ̄"^ー 、_
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ /: : : : : : : : : : : : ヘ / l ゙‐
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`′: : : : : : : : : : : : ` ´ ヘ ____ヽ
522 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:44:52 ID:slNjrxRw0
| │
| │
┌──| r―t│───i
│ | i ___ ! . |
│ ゝ ─ ' サ |
│ イ |
│ オ お .フ |
│ .ッ 埋 の |
│ ペ め ス |
│ ン し ...キ |
│ ハ ま マ. |
│ イ す 、 |
│ マ .|
│ | |
└────────┘
523 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:45:28 ID:slNjrxRw0
/′::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙ 、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'、
ノ..、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│
_,,..-r′ `゛───‐''‐‐ー----------‐''' ̄´ ゝ-....
/:::::::::::`''''‐‐.._____ _ _ __ _ _ _ ________________,,..-‐'''''´:::::::::::`''ヽ
゙‐......__:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__,,..../
/´´´``゙''―‐┬ 、........________,,__,,........--一''/ `''、
l :::::::::::::/''"` ''‐'’|:::::::::'、 `ー‐ ゙''''ー- 、::::::::::::::::l
/:::::::::::::::ヽ ,,/::::::::::ヘ /::::::::::::::::::\
丿 :/′ 丶,,_ _..-'' -′ ヽ..へ..__ __../ | l
'、 | 丶---  ̄´ ゝ..、_ ....′  ̄` ‐-___. | │
..-':''´::ヘ │ 1''''‐-......,,____ ´ __,____ --'‐'l | 丿::`゙''ー、
:::::::::::::::`─ | ゝ ! !´"`^ 1^" ̄ { 」 ! ,'‐''´::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::l ヽ -..L_ | 」 '、 __!..-/′ ,':::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::ヽ ゙ 、厂゛'''''|‐ー--│--‐‐|''''"" 1/ 丿:::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::''\ 丶、 | 」 │ _/ /::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::゙lゝ、 `ヽ∟__ | _,, l-''´ ,,ィ/::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ 'ゝ、  ̄ ̄"´ ,,..:'' /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ハリー・オッペンハイマー。南アフリカ経済の巨人である。
大学卒業後、連合党の代議士となっていたが、
父の死とともに政界を引退し実業界入りした。
多数の金・ダイヤモンド鉱山を所有し、デ・ビアスを中核とする
南アフリカ最大の財閥「アングロ・アメリカン」グループを大きく飛躍させた。
世界有数の大富豪でもある。
524 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:46:30 ID:slNjrxRw0
___.-ー-,,_-ー-__
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
l-────────────―‐| いやいやいやいや、今回はどうも、
__|______________|__ デ・ビアスを指名していただきましてありがとうございます!
<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>
_ ( ̄./ ̄ / ̄ヽ__フ.| .|ヽ__フ ̄ ̄ ̄\ ̄ ̄ ̄| あの鉱山があれば、わが社もボツワナも
/ .ヽ 〉 | \ / |⌒| ノ ヽ \ 飛躍的な発展を遂げるでしょうなあ!
| .| / /  ̄ ̄ ̄l"" `゙゙7―-―''''''''' | |
| .| __(_/ ''―' ´゙ゝ'"´ ''―' .|_.ノ …なにごともなければ、の話ですがね。
/ |─、´::::::::::::::::::::l ヽニ二二二二二V二二二二二二/ |:::::::\
. / ,____ /::::::::::::::::::::::| | .| | | | | l : l::::::::::::::゙''-、
.| /  ̄レ⌒ヽ:::::::::::| ヽ ─|――|─‐ー|――|ー─| / |::::::::::::::::::::::\
.| . .) |:::::::::::::\ \ .| .| | | / /:::::::::::::::::::::::::::::'、
.| ー ̄ ̄ ̄ .l /:::::::::::::::/ヽ 二二二二二二二二二 /ヽ::::::::::::::::::::::::::::|
.|______________/:::::::::::::::::::::::\ ―───────────‐' /:::::::::::::::::::::::::::::::|
____
/ \
/ ⌒ ⌒\ …なにごとかあってもらっちゃ困るお。
/ ( ●) ( ●)ヽ
l ⌒(__人__)⌒ | 鉱山の開発条件だけど、こんなもんでどうかお?
\ ` ⌒´ /
/ ヽ
525 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:47:07 ID:slNjrxRw0
,――-_,,
ィ――ー''''゙゛::::::::::::::::::::::´゙'''ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
|_‐' ̄ ̄ __________l
|_._,,__--ー::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\__ どれどれ…
,ノ:::::::───── r‐--、__───l⌒、:::::::::::\
_/::::::::/ヽ_ノ .| __ .l ゙ー'  ̄ゝ | l:::::::::::/
/:::::!⌒| / / _l l__ \ / \ ̄ …ふむ。
 ̄ ̄.l l ヽ__/ ( }  ̄ ̄ ̄、__、 .l ボツワナ政府とデ・ビアスの合弁会社を設立し、
./ ./.、 `''''''" ,,,,,,,,,r | その会社にボツワナ国内のダイヤ採掘権をゆだねるわけですか。
| .| `'i----------、,=ニニニニ二.| | ノ.,,____
| .| | ̄|.゛ ̄l ̄ ̄| | |__// /:::::::::l l::::::: 出資比率はデ・ビアス85%、ボツワナ政府15%。
.\| |―|ー─l__|_-ー| ̄ ̄| // /:::::::::::l l::::::: 契約は満了ごとに更新。
ヽ ヽヽ | .| .| // /:::::::::::::| l::::::: ただし条件は1年ごとに見直す、と。
/:::::::ヽ. \\ | .| // /::::::::::::::::::.l l:::::::
./:::://:::::|.;\ \ニ二二二二/ /l:::::::::::::::::::::::l l::::::: いいでしょう、じゃあ契約書にサインを。
./::::::://:::::::|.;.| \_______/ /.;..|::_____//:::::::
./:::::::::::ヽヽ::::/.;.;| /二二二二二l /.;.;..|::\ __/:::::::::
/:::::::::::::::::://::::/.;.;.;\ /二二二二二ニ| /;.;.;.;.;.;|:::::::\\::::::::::::::::
. /:::::::::::::::::://::::/.;.;.;.;.;.; \二二二二二 /.;.;.;.;.;.;.;.;.|:::::::::::ヽ ゝ:::::::::
/::::::::::::::::::::| |::::/.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;\二二二/.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;..;|:::::::::://:::::::::::
::::::::::::::::::::::.| |:::|.;.;..;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.|:::://:::::::::::::::::
526 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:47:48 ID:slNjrxRw0
__
,,.-´ ``ヽ
./ \
/ ヽ 「ボツワナ共和国大統領 セレツェ・カーマ」っと。
.| .'⌒` '⌒丶 .|
/ | ( ●) (● ) .|\ これでOKだお。
/ \ (__人__) / \
/ / `ー─ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/\
,\ .l | ∧ / / /
/ .\ i l .| / ⊂)/丶
./ .\| | ./ / ⊆) \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
529 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:48:16 ID:slNjrxRw0
_,,r‐‐―-.._,,ノ′:::::‐-、
_-‐''´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'ゝ、 これで契約成立ですな。
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
/′:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! 一応言っておきますが、もし約束を破ってしまった場合、
| __........--‐'''''''''' ̄"゙''''"`゙''''''''''''''‐ー-..│ 大変なことになるかもしれませんよ?
,'""_______________│
_レ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、,,_
_..-‐'∑..---―-' っ‐'j―:冖‐'ァ‐‐―'―‐‐-:::::::::::::::::::`''‐‐-..、 _____
-''F‐ナ""'、:::::::_..--‐"´ `''" ,':::::::│ `ー'´`''ー-、_:::::::::::::::|`"゙'''''‐- _ノ"´ `\
/::::::::::::::::ヘ ,,r’::r'ゝ \ ノ:::::::::::::::| _/ │
/:::::::::::::::、 ゙‐..,,___....‐ 广 `'l::'‐....__ __..r'′:::::::::::::ヽ _..‐′ /
l′::::::|:::::::゙''''´:::::::::::::::::::::::::: ̄‐‐ ̄  ̄’ `''''′ | ノ _ノ'´ _/
l |:::::::Tlー-..,,,,......--┬ニニソヘニニニ--- ┬‐''、 |_‐ ___r''´ _/
ヽ:::::::|:::::::::゙J 、 l ト | |i || _丿 ナ _-'" /′
_‐‐‐''"^`ー-、:::::::ヽヽ `'iー--..⊥__」__レ‐‐'T了 | ノ'´ ー-,,__
:::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::ヽ>廴 ( l '、 _..ク′ │ /  ̄′
:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ、:::::::::`ーこー-ゝ__∟_-rヒフ / _┘
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::^ゝ、_:::::::::::::`''''ー----一''"´ r'"∨/
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ `‐:::::::::::::::::: _..‐"´ _ _丿
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\  ̄ ̄ゝ、_ _,,/ / ゙厂
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、 /’: `゙゙''''''"´: : '、 ノ’ │ ‐'" ̄ ̄ ̄"^ー 、_
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ /: : : : : : : : : : : : ヘ / l ゙‐
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`′: : : : : : : : : : : : ` ´ ヘ ____ヽ
530 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:48:53 ID:slNjrxRw0
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ 言われなくてもわかってるお。
| (__人__) | 途中での契約破棄とか言語道断だお。
\ ` ⌒´ /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
531 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:49:16 ID:slNjrxRw0
__/三三三三三\
,r'"´三三三三三三三三三ミ\
/三三三三三三彡'"´ _,, -―'=ー‐--==ァ
/三三三三彡'"´ _,, -―'三三彡'"´三三彡'
l三三三彡'´ _,, -‐'三三ミ彡'"´ `ヾ;/´ Y
l三彡'´_,, -‐'三三彡_,,=-‐''"´ ̄l ` / ノ
', _, '´三三彡'<´ ゙ー゙ ,' , \ `ヽ うまく約束が守れるといいですなあ!
',='´三彡'/' , ' , /、_ノ .\ .' ,
,r=ー--‐‐v三彡'´, <_ノ }r‐、 `ー-=-‐'´ , ヘ ', それでは、私はこれで。
/ 、 __ノ彡'´ミ/ ノノ `´) ,,-‐'´ } ', お互いいいビジネスができました。
/=-=ノ、 /,r‐ミr'',ヘ_ ノ ハ_、__ノ´ ,,-‐' ヘ ,j ノ
./´ `ヽ Y_ノ ノ、 } `¨´ ,、,、=' ヘ 》=',ノ ー=_ノ これからもいい関係でいられるといいですなあ!
../´ `ヽ Y ', /三`lー't--―''"´ ヘ ヘ,,='´,,=' } ///ハ \ オーッホッホッホッホ!
'´ `ヽ Y ', } /三三', \ヘ ヘ _ヘ,,='´ ,,='´ >ノ , '////ハ三\
r Y ', }ノ./三三三', . \`''´ ̄_,,-‐=''"´ ヘ/ノ ///////ハ三三\
、 `ー' ー'´ ノ三三三三{.' ,. \"´ヘ ヘ,,,='"´/ /__,,イ./|///////ハ三三三
ミ`ー――'´三三三三三>、ヘ,,_ `ー-===-‐'"´./ホホホ/;;;|///////三三三
三三三三三三三三三/////|\ ーt‐ゝ====-‐'ホホホホ/ ;;;;|/////<三三三三
三三三三三三三三三\///|;;;;;;\ |ホホホホホホホホホホ./;;;;;;;;|//////\三三三
三三三三三三三三三三>//|;;;;;;;;;;`ー-=、ホホホホホホ/;;;;;;;;;;|////////三三三
三三三三三三三三三////|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ー-=-‐'´;;;;;;;;;;;;;;;|///////三三三
三三三三三三三三 く/////.|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r===ミ;;;;;;;;;;;;;;|//////三三三三
三三三三三三三三三ハ ///|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{ };;;;;;;;;;;;;|/////三三三三
三三三三三三三三三 ハ///|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ー―';;;;;;;;;;;;;;;|////三三三三三
532 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:49:45 ID:slNjrxRw0
こうして、デ・ビアスとの交渉は上首尾に終わった。
南アフリカ最大企業に開発権をゆだねることで南アフリカとの関係は強まり、
また南アによる内政干渉や傀儡政権樹立を思いとどまらせる効果を持った。
南アとしても、友好的な政権が近くにいてくれれば文句はなかったし、
仮に併合したとして、今以上の国際的な批判を浴びたうえ、国内にさらに多くの黒人を抱えることになってしまう。
そんな選択をとれるわけがなかったのだ。
__,,,.... -――‐- .._
/vV///∠∠彡:ニニヽ
{/`ー-‐'''"´ 二二ニニl
/ー--‐''''"´ 二二ニニ| ボツワナ政府の決定は非常に喜ばしい。
,/ー---‐'''"´__ ニニ二二| 我が国としてもできうる限りの支援を行う所存であります。
〈べヽ l. ヾニ-‐'''ヾ> =r-、ニニ|
},-o-> ヽPニニ ミ ス.|ニ二|
. |二/,' ー― ' `に!|二ニト、
|/,' __ ヽ\ r<二ニ| \
| 「r---一ァ'! | \ニ| |`'ー-、__
| !` 三 ̄ l | \! |
\ _.. -''" /| |
_,.. ‐'''"`ー <´ / | |
南アフリカ共和国首相 バルタザール・フォルスター
533 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:50:23 ID:slNjrxRw0
/. : : : `ヽ: : /: : : :\
/ . : : : `ヽヽ:l://. : : : : :ヽ
/ . : : : : : : : : Y : : : : : : : : : :.
.: : :/⌒\: : : : l: : : :/⌒ヽ: :.:i
| : :| ::....、: l :, .' '.: :| ローデシアにも異論はない。
: : :| ::::`´ ': : |
'. : |_ ...:::::::. '" ̄ |: :'
〉, { ー―u‐ァ.::ィ r―u‐ァ |/、
{う l / ̄::/ | ヽ ̄`ヽ |う}
V∧ .:::::::〈 | リ /
ヽJ. ::::::ー、l_,. ,ィ′
Y:.、 ::::::. __, /|
l \:::::.` こ´ / ,|
_/|\ \::. l イ/卜_
_,. -‐<_} |::人>=.≧ー≦=人::::| {_>‐- .、_
_,. -‐<_> ´ 乂:::::::三V} | {V三:::::乂 ` <_>‐- .、_
ローデシア共和国首相 イアン・スミス
ローデシアにしても事情は同じだった。
南アより国力の劣るローデシアに、国内に不和のないボツワナ政府を転覆させることは難しかったし、
そもそもローデシアは同じ白人至上主義の南アおよびポルトガルとの協調によって国を維持していたのだ。
後ろ盾の南アの資本が入った以上、とくにできることはなかった。
542 :
安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 19:55:15 ID:jCvZEdBU0
オッペンハイマーってユダヤ系だから反アパルトヘイト支援してたんだよな534 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:51:15 ID:slNjrxRw0
____
/ \
/ \
/ \ …つ、疲れたお…
| \ ,_ |
/ u ∩ノ ⊃―)/
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_
| ( ○) (○)
| U (___人__) すごいプレッシャーだっただろ…
.| __ノ__ さすが南アフリカ最大の財閥トップだろ。
| _/ ___\ヽ_ ほかの財閥トップも、みんなあんなんなのか?
、 '-/____ヽ |
ノ 、 ._'-〈 、ヽ |
,´ ヽノ} |
/ { /
./ / / {
____
/ \
/ ─ ─ \ やめてくれお、想像したくねーから。
/ -=・=- -=・=- \
| (__人__) U |
\ ` ⌒´ /
535 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:51:49 ID:slNjrxRw0
./ ̄ ̄\
/ ヽ、_ .\
. ( (● ) . |
. (人__) | それにしても、あの条件でよかったのか?
r‐-、 . | うちの取り分が少なすぎだし、
(三)) . | よそだと最初から資源は国有化してるところが多いぞ?
> ノ /
/ / ヽ、 . / さっきの「約束」うんぬんは、
/ / ⌒ヾ .〈 「国有化するなよ!絶対国有化するなよ!絶対だぞ!」ってことだろうし。
(___ゝ、 \/. )
. |\ ,.1
. | \_/...|
536 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:52:21 ID:slNjrxRw0
____
/ ⌒ ^\ ああ、それはかまわねーお!
/ ( ●) (●) どうせ国有化したところで、うちにはノウハウも販路もないんだから。
/ ::::::⌒(_人__)⌒ヽ .だったらプロに任せて、うちはロイヤリティだけもらったほうがずっと合理的だお。
| |r┬-| | .それに、今はまだ操業もしてないんだし。
\ `ー'´ / 1年ごとのロイヤリティ変更を盛り込んだから、操業してから上げていけばいいお。
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ⌒)(⌒)
| (__人__) なるほどな。
| ` ⌒´ノ 言われてみればその通りだろ。
,| }
/ ヽ }
く く ヽ ノ
\ `' く
ヽ、 |
| |
537 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:53:08 ID:slNjrxRw0
n__ o. _ __n__ o . _
| r‐┘ └┘/7 └ォ r┘ ___ └┘/7
..∟ニコ <ノ <八八> ゛―――' <ノ
.______________
. |:::::::::::::::::::::::::::::::: ||:::::::::::::::::::::::::::::::: |
. |:::::l ̄ ̄ ̄ ̄|:::::||:::::l ̄ ̄ ̄ ̄|:::::|
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::| こんばんはー!
. |:::::!:::::::::::::::::::::!:::::||:::::!:::::::::::::::::::::!:::::| ボツワナ郵便局です!
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::| ハリー・オッペンハイマー様からのお届け物ですー!
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|
. |:::::|:::::::::::::::::::::|::[||||]::|:::::::::::::::::::::|:::::|
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|
. |:::::!:::::::::::::::::::::!:::::||:::::!:::::::::::::::::::::!:::::|
. |:::::|______|:::::||:::::|______|:::::|
. |:::::::::::::::::::::::::::::::: ||:::::::::::::::::::::::::::::::: |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____
/ \
/─ ─ \
/ (●) (●) \ なんだお、さっき帰ったばっかりなのに。
| (__人__) | はいはい、今行きますよー!
\ ⊂ ヽ∩ <
| | '、_ \ / )
| |__\ “ /
\ ___\_/
538 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:53:45 ID:slNjrxRw0
( 〉三彡ミミ刈//ノイ{{//川ヘミ川|彡ヲ刈三ヾー'
>ャッv彡三彡ミミゞゞ{{{ヘ{≧ミミ刈}〃川彡彡}!}三≧≠⌒
{! >ミミ三三≧ミミ>ミミミミ川川彡彡彡三彡≦三ミミ≧xイ_,r
_ `y∧/彡≧ミミ/ ゛ヾリ〃´ "シ≦ミ≦三≧ミ<
/,≧x=>ミ三三彡゛ "彡ミ≧彡三ミト- すみません、こちらがお届け物です。
,ム三ミX三三≧イ _, -=一'{ .r=- 、 }三ツ彡彳´ ゛ミ、 じゃあここにサインを。
{;'´ ̄7>ミ三彡彡! ,r'´ ̄ ヽミミ 、 l 川√ ゛>ヽ ソ三≦ミミ、 ゞ、_ノ
,!_,〃,f彡三彡彳 ヽ、ニ二 _ヾミミッ | r彡"_ 二ニ ヶ レ⌒)ミミミゝ
,f"ヽ_//〃ァ7ハ 八 >- ィハY 、l Y ≦ -イ },ノ/三ミシ彡≠、
{、_ム彡"ヘ//彡"三ハ_ノ ゝ、 _ノ l l ヽ、 ノf_/三ミミツ
,x三ミ=-=彡≦三彡f { )ヽ / , 、 \ ,r´ イハミミⅦ!{ _ノ
,r≧三彡7/彡ヲ ゝ { 〉 ゝ--< ハ ,ノ Vルミリゞ=≦、
_,ル′ //彳彡イ ∧.( ノ二 ー' 二ヽ {ノ ノ トミ三≠≦ミミッ'⌒
,イ/彡イ川i! ヽ入 ̄`ー. ̄.一' ̄ / / ドミ三三ミミ≦、
ノ ル1{ リ彡! ヾ ,r'  ̄ `ヽ 〃 |ミ三ミミ≦、__ ヾ!
_,ム斗イ 八 ,ハ { } / 厂`ヾー-<⌒ヽ
.//////// / ヽ ゝ ー 一 7 ハ 〉/////>、
//////// ノ ハ / ゝ ./////////∧
郵便配達員
539 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:54:08 ID:slNjrxRw0
_(⌒(⌒⌒)___
☆☆\_\/☆☆☆ | |
./ ☆☆☆ /【】 | 人
| ̄ ̄ 【】  ̄ ̄| 【】 |  ̄ Y ̄
| ☆ 【】 ☆ | 【】 | |
| ☆ 【】 ☆ | 【】/
|☆ 【】 ☆ |. / *
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ *
___
/ \
/ノ \ u. \ いやにファンシーな箱だお…
/ (●) (●) \ とりあえず、開けてみるか。
| (__人__) u. | 手紙もついてるな。どれどれ…
\ u.` ⌒´ /
ノ \
540 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:54:38 ID:slNjrxRw0
:::::::::::::::::::::::::::::::\
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
__---‐'''" ̄ ヽ
 ̄´ ヽ、
,,..---‐'''''''´`──----..,,__
----‐'''^´´:::::::::::::::::::::::::::::::::_::::::::::::::::::::"
:::::::::::::::::::::::::::::::::_....- r''('^゙て
:::::::__,,..--‐'''' >''`ー'’ ! ,ゝ、
丿" _r'" l′ │ ヘ、 「とりあえず、今年分のロイヤリティをお支払いします。
ノ <′ / 〕 まだ開発前なのであまり多くはございませんが、
`' 、__、__/  ̄ ̄ `ゝ お納めください。
´ _....-‐七 ニ| オーッホッホッホ!」
^''''' ′_二二ゞ一'''フ´ ノ
..lニニ ノ / 丿
∟ "''=ー--....,,_│ ノ
'广''ー- \ ::::::::::::::::::::::´
゙ゝ、 ノ `゙'''ー‐-- 、
`くゝ,, / /
゙''ゞヽ.. __ /
`''ー⊂⊥
___ )
゙'‐ニ''''――─ー..、__/
541 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:55:05 ID:slNjrxRw0
. /.壱//万:/|
|≡≡|__|≡≡|彡|____
.. /$//|≡≡|__|≡≡|/.壱//万:/|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|/
/.壱//万:/|
|≡≡|__|≡≡|彡|____
.. /$//|≡≡|__|≡≡|/.壱//万:/|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|/
/.壱//万:/|
|≡≡|__|≡≡|彡|____
.. /$//|≡≡|__|≡≡|/.壱//万:/|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|/
/.壱//万:/|
|≡≡|__|≡≡|彡|____
.. /$//|≡≡|__|≡≡|/.壱//万:/|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|/
/.壱//万:/|
|≡≡|__|≡≡|彡|____
.. /$//|≡≡|__|≡≡|/.壱//万:/|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|/
543 :
Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:55:35 ID:slNjrxRw0
__/ ̄ ̄\
/ / \ _ \
/ _ノ(○.)(○ ) |
/o゚(>)(__人__) U | な、なんだこの金額!?
| (__人r┬-| u |
\ . ` ⌒{ー'´ / こんなんすぐに出せるのかお…こわいお…
`'ヽ. 二ニ. ―'⌒) (⌒)
`i ‐-_ ̄ ̄/. ヽ
| .  ̄ ̄i |
| . | |
オラパ鉱山の開発によって、ボツワナはそれまでの予算とは比べものにならない収入を手にした。
しかし、この収入をどのように使うか、ということの方向性はいまだ定まってはいなかった。
この収入の使用法によってはボツワナは飛躍的な発展を遂げることができるだろうが、
この時点では前途はいまだ杳として知れなかった…
- 関連記事
-
スポンサーサイト
≪ 前ページ | HOME |
次ページ ≫
インフラが日本のどの時代辺りだったんだろう、江戸か下手したら平安ぐらいか
ヘタすりゃ明治維新の頃の北海道くらいじゃない? >インフラ
時代を読むトップの下、適切な外交と外資誘致で成功できた国ということか
英語を話せる分、いまや日本の文系学部生よりも向こうの学生の未来の方が明るいかも
日本の1.3倍の面積で舗装された道路が13キロって無いって言ってるのと同じだよな。
そんで人口五十万っていうと宇都宮くらいだけど。宇都宮で大卒が22人、高卒100人…
>ンダバニンギ・シトレ
わあ、本当にシトレさんやあ。
コレは奇跡の財源やろなあ
そしてアフィw
その牛であらば言い値で買おう
いくら田舎とはいえ日本て狂気なまでのインフラ大国だからな…
しかし13キロて…車で20分も走れば走破してしまうじゃないかww
牛ぃー!?プロデュースしたららめぇええええ!!
しかし大学卒22人て!
明治10年くらいの日本でももっといるだろ!?
日本は異様なまでに教育レベルと識字率が高いってことでパラメーターがおかしかったんだよな昔から
でないと西洋技術の導入で急激な食料生産率の向上と工業化なんてむぅーりぃー…
アフィw
まあ巨大な宝石シンジケートで連想するのはこの漫画だわなw
>大卒22人
もうトロピコレベルやな……
今プレイ中の島が、人口数百人で大卒20人ぐらいだわ
>この収入の使用法によってはボツワナは飛躍的な発展を遂げることができるだろうが、
>この時点では前途はいまだ杳として知れなかった…
権力者の懐に入ってしまう国々というイメージがアフリカ諸国にはあった。
Victoriaやってると大国の顔色うかがいながら富国強兵に
励む小国の悲哀がよく分かるな
いい時代にダイヤ発見できてよかったな
南アメリカとも関係完全出来るオマケ付き
逃げ場のない内陸国で全方位敵は死ぬわw
本人たちは報告を聞いた時、詐欺にでも引っ掛けられてるんじゃないかと思ったんじゃないか?
「13人や」
日本も海底資源を活用して巻き返しができればいいんだがな
13キロのところで吹いたwww
是非あのAAを使って欲しかった。
それはそれとして、新鮮で面白いので作者さんには是非頑張っていただきたい。
まず13kmがどこの道路だったのかすげー気になるわ
日本みたいに無駄な道路に何兆円も出費できない国の選択が気になるね
※56889
いやそこはパタリロだろう
シミュレーションゲームだとこういう状況の方がむしろ燃えてしまうなw
オラこんな国いやだワロタww
面白いし分かりやすいし良い作者さんだな~
リアル「13キロや」www
まぁアフリカは資源の宝庫だから掘ればなんか出るんだろうがそれにしてもラッキーだな
>この時代だともう植民地経営っておいしくないのか?
動く金額が大きいから儲かってるように勘違いしてるだけで、
この時代とかじゃなく、何時の時代も植民地経営が黒字になるって実は特殊ケースなんだぜ。
9割がたは軍事的な維持費とか引いていくと赤字になる。
規模が大きい英のインドとか、資源がほんとアホみたいに出た蘭のインドネシアくらいじゃないかね。総計で黒字だった植民地って。
その英のインドなどですら時代が下るにつれて赤字を計上するようになっていった
だから第二次大戦の頃には列強はそろそろ次の形態にシフトしなきゃと
皆新しい経済モデルを模索していたのよね
何回読んでも>>395で笑うw
他所の国の事情も似たようなもんだったんだろうか。
確かにこの状況下で白人官僚まで追放したら何もできんわなぁ
結局、戦ってのは民の不満から起きるものなんだよな。
儲かる儲からないを判断できるうちは起こらない。
赤字って、社員それぞれがメイド雇えるような 大邸宅と給料取って譲らない上での、
会社帳簿上の赤字だからな。 コストがメチャ低い奴隷飼ってて 儲からねぇ訳ねぇだろっつうの。
ホント単語に騙されてるバカ多くてウンザリするわ。
赤字を出してたのは、植民地の政庁や総督府だな
民間の商人は儲かっていた
笑うセールスマンは正にそれ
安い黒人労働力で南アのダイヤモンド掘って成り上がった
>明治10年くらいの日本でももっといるだろ!?
江戸時代に無料の小学校があった国と比較してやるんじゃないw
この大統領って謙虚って言うか、現実を見てるよな
「白人追い出して官僚の仕事が立ち行く訳ねーだろ、黒人の比率は教育しながら徐々に増やすよ」
「ダイヤが見つかったからって、自分たちで掘って彫って売りさばくような、技術もノウハウもルートもないだろ、専門家に任せて儲けについては後々相談しつつ、せっかくなら仲良くしたい国の企業に任せるよ」
自分の国にできる事とできない事をきっちり認識してるっていうか
コメントの投稿
≪前ページ | HOME |
次ページ≫