/　　ﾊｨ::::i　-ﾊヾニニニニ彡　　 i　　 ミ､＿＿＿_.//-､::::::::ヽ￣ ￣
　　　　　　　　 ヾ i　- ﾍ　　　　　 　　　　 ;　　　 ￣￣￣￣/ハ i:::::i￣　　分かったよ
　　　　　　　　　 　 ヾ､∧　　　　　　　　 ＿　　　　　　　　/　　ﾉ-''´
　　　　　　　　　　　　 ーヽ　　　　　　　´　 ｀　　　　　　 /-'／　　　　　　 真夜中に来るんだったよね、彼らは
　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　 ..::　　　　 　　/-'´
　　　　　　　　　　　　＿　　　｀　､　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　……だったら警察をあらかじめ呼んでおいて
　　　　　　　　　　 ／: : :｀: -..､　　｀i'　､　　　,　ィ' ´　　　　　　　　　　　　　不法侵入で現行犯逮捕させてやるから
　　　　　　　　　 /: : : : : : : : : :｀: x.ﾉ　　｀　´　　|　　　　　　＿
　　　,...-::'::´:::￣::｀::-::::_: : : : : : : : :＼＿　　　　 ﾄ､　　 ／: : : :ヽ　　　　　　その時、恨みつらみをたっぷり言ってやればいいさ
　r'´: : : : : : : : : : : : : : : :｀:ー-: : :＿: : : :｀ー. ､　.>'´: : : : : : : : : :>＿
　｝: : : : : : :-: :､: : : : : : : : :: : : : : : : : :￣: :ヾ: ::Ⅵ: : :: : : :_: -:'´: : : : :ﾊ







507 ：Figaro ◆1fWU0Viu9M：2010/02/24(水) 00:45:42 ID:sBZc0ZkQ






　　　　　　　　　　廴::::.:::.::.:::::.::.:::／　　 / 　 　 　 　 　 i ｀‐-‐､::.::.::.::.::::.::.::.::.:.', : : :
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　　　　　　　　　　　　 ￣l:::::::i　　　　l　|　 　 i 　| 　 　 !　　 ,ｨﾄ､:::::::::::::::::::::::::::|: : :
　　　　　　　　　　　　　　＼_| i 　 　 ｌ　| 　i　|　ｌ|　 　 ﾉ_,ィ´/ !　ﾒ -‐'j:::::::::::::::j,ｪ､
　　　　　　　　　　　　　　　　| |　　　 l　|　 |　!　l|　 ｨﾁ´/／_,」_/_　 （::::::::::::::::ﾊ{{
　　　　　　　　　　　　　　　　| |i 　 　 ｉ　i _」　ﾄ､||　/ 　 ,ィZr'ﾁ卞､｀7 ﾄ､::::::::::代`
　　　　　　　　　　　　　　　　| ｌ|　　　 Ｘ´i l＼l 　ﾚ'　　/l　{つk_ｊ::::}/　|　ﾄ‐-,:::|:.｀:　　　分かったわ
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ!ヽ、　ﾄ､　,ｒz=､　 　 　 　 弋:::::::ｼ'´　｜l|　〈::::}: : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ 　＼| kｲ、Ｖﾑ　　　　 　 　￣ﾟ　 　　! ﾊ　 〉,': : :　　　 お願いするわ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ `弋ﾉ　　　　　　　 　 O 　 l i　|　|: : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　。 　 ヽ　 　 _ _　　　　o　　//　|　|: : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| ｀、　 　 ｨ_´-‐ﾂ　　 　　　//　/|　|: ;／
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　　　∠.:／.::ﾊﾊ|:::::::::1::::.:.:.:.　＼
　　　　ム:从r'''''|/Ｎ:::|.;;;!;;;;;;;「￣
　　 　　l/N￣|__r─|/ヾ|;;;;lヾ|
　　　　　 `|￣ﾉ└‐┘｀`ウ'ﾞ
　　　 　 　 ＼ ー' ,..ィ二［　　　　じゃあ、僕は警察を呼びに行って来るから
　　　　　　　　￣r'"´,. -‐L_
　　　　　　　　∠二　　 　 1i
　　　　　　　　|　 　 `ヽ|　 | ',
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508 ：Figaro ◆1fWU0Viu9M：2010/02/24(水) 00:46:23 ID:sBZc0ZkQ








　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊﾞﾀﾝ!＞






　　　　　　　　　　　ｶﾞｸｯ　　,..-:‐:-､
　　　　　　　　　　　　　　　,ｲ: : : : : :｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　 /:| : : : : : : : : ｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　 ＿,{:⊥_:_:_: : : : : : : : _込
　　　　　　　　　　　 く_,ィ７ﾌ^ ｰ-ミヽ､: : :／:.:.:.:ヽ、
　　　　　　　　　　　 //_//_　　　　｀ヽ ∨:.:.:.:.:.:.:.:.:l
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　＿＿_／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:､_::ヽ V￣｀/ l||:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　　ああ……
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:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼|　 ｌ| ﾄ､:.:.:.:.:.:.:ﾉ　　　なんて不幸なんでしょう…………
､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |　 ||_ｌ|个ｰ‐'′
､ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |　 |/ ! |
: ＼＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ､ |ノﾚ'
､:ヽ::}: :｀＝=､ ＿＿_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|　l ﾄ､＿_
::ヾ! :|: : : : : :rﾍ: : : :ヾ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._|　| |＞‐く
: : ／: : : : : :｀ぅ｀‐rr-ﾍミ＝=＝〒 7|　l ｋ'´￣
イ : : : : : : : :［_=彡'　　〉: : : : : :::| /ハ ｀ヽ＞
:.ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.〔∠_　　　/: : : : : : :::| | !　ヽ.　ヽ、
､: :ヽ: : : : : : : : ::〉　 /: : : : : : : :::| | |　　 ＼　＼







509 ：Figaro ◆1fWU0Viu9M：2010/02/24(水) 00:48:05 ID:sBZc0ZkQ









　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～ 一方 ～







　　　　　　　　　　　駆け落ちなんて、生まれて初めてだろ

　　　　　　　　　　　オラ、なんかワクワクしてきただろ
　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
　|　　　 （ mn）（mn）　　　 　　　　　　　　　　 ＿＿＿_
.　|　////.|　 |人|　 |　　　.　　　　　　　　　 ／　　　　 ＼　　　　普通の人間は駆け落ちなんてしないお
　 |　　　　|　 |⌒|　 |　　　　　.　　　　　　／ノ 　 ＼　　　＼　　　というか、した人でも“初めて”以外は ないお
.　 | 　　　 |　 |.　|　 |　　　　　　　　　 ／ （○）}liil{（○）　　 ＼
.　 ヽ.　　 /　/　} 　/　　　　 ＼ 　 　 |　　　（__人__） _　　　　 |　 ってか、外は嵐なのに する気かお？
　　 ヽ　 /　/ ノ ノ　　　　　　　＼　　＼ ヽ　|!!il|!|!l|　 　　　／
　　　/ ノ,,ノ　　　 |＼　　　　　　　＼　 ノ　　|ｪｪｪｪ|　　　　＼
　　　|　　　　 　　 |　 ＼　　　　 (⌒二　　　　　 　 　 　 　 　 |
　 　 |　　　　　　　|　　　＼　　 　 　 　 ＼　　　　　　　　｜　 |















本日のＡＡ投下は以上です。



>>482-488 のアリア「老いぼれは嫁をほしがっていて」について、ＡＡと歌詞にエラくギャップがあるんぢゃねーか、と
思われる方がいるんじゃないか と思いますので、ちょっと補足説明しておきます。

そのように思った方、貴方の感想は正しいと思います。ここのアリアは非常に明るく快活なので、こういったＡＡに
しましたが（桜田のり のＡＡが思っていたより少なかったので、バリエーションを増やし辛かった というのもありますが）
歌詞の内容は、ひどく暗いものです。自分も初めて聴いたとき、歌詞対訳を読みながら聴いて、思わずのけぞりそうに
なりましたからｗ


ロッシーニは生きていた頃から大変な人気作曲家だったので、まだ生きてる間にスタンダールの手によって
『ロッシーニ伝』が記されましたが、その中でも、再三「ロッシーニの音楽は明る過ぎる」と書かれてます。





前にも述べましたが、ロッシーニはこのオペラ『セビリャの理髪師』を１３日間とも３週間ともいわれるほどの短期間で
仕上げてます。

理由の一つとして、台本作家のチェーザレ･ステルビーニが台本を仕上げるのが遅かったからだそうですが、間に合わせる
ためにロッシーニは旧作（『パルミラのアウレリアーノ』や『『イギリス女王エリザベッタ』など）から、序曲や少なからぬ数の
アリアを転用してます。



ところが、このアリアや >>363-370 の二重唱「平和と喜びを」や第一幕フィナーレのストレッタ（ >>275-280 ）に当たる箇所は
転用したわけではなく、この『セビリャの理髪師』のために書かれた曲です。

つまり、この歌詞に似合わぬ明るいアリアは、ロッシーニが意図的にした、ということになると思います。

（ちなみにボーマルシェの原作（劇作としての『セビリャの理髪師』には、この歌詞に相当するシーンはありません。台本を書いた
チェーザレ･ステルビーニの意図だと思います）

（また、転用された曲は幾つかありますが、「一つの声が」（ >>106-115 ）や「中傷はそよ風のようなもの」（ >>136-142 ）のように
少し暗さを帯びた曲の方が多い気がします。たぶん転用した元のオペラがセリア系（神話や英雄伝説を元にした悲劇）だからだ、と
思います）




このアリアが歌詞の内容に似合わず明るいのは、このアリアが「シャーベット･アリア」だ、というのが理由の一つだと思います。

シャーベット･アリアというのは、幕の中ではあるものの“ここで一服休憩を取るための”アリアで、歌手がこのアリアを歌っている間に
シャーベットを食べるために作られた（そして食べていた）ので、そう呼ばれるそうです。



まあ、早い話が「オヤツを食う時間なんだから、重い曲はダメ」というわけですね。




しかし それだけだとすると、「何故、こんな歌詞の歌をシャーベット・アリアにしたのか？」という疑問が湧きます。

まあ、このアリアを歌うベルタ（桜田のり）が主要な役じゃないからでしょうけど、こんな歌詞にする理由はないと思います。


疑問は追求しだすとキリがありませんし、調べる方法も限度がありますので、コレ、という解はありませんが、やっぱり

「ロッシーニは徹底的にナンセンスな喜劇にしたかった」

のじゃないか、と思います。というか、他に思い浮かびません。



ですから、このスレも歌詞の内容にＡＡを合わせるよりもナンセンスな曲の方を優先させる形にしました。




しかし、漫画の『エマ』とかで『セビリャの理髪師』に興味持った人を幻滅させそうな展開ばっかりしてる希ガス……



とりあえず、本日の投下は、これでもって終了とします。