ブログパーツ 泳ぐやる夫シアター 二次創作系(小説) やる夫アガサ・クリスティ


















そしてやる夫たちは誰もいなくなったようです     その1

1 名前: ◆pNHNP3sZns :09/06/24 13:08:34 ID:XbN8oTcu
原作はアガサクリスティ作のそして誰もいなくなったです
ご存知の方も多いと思いますが極力ネタばれはご勘弁願います

初作品なので、足らない点目も当てられない点等ございますがご容赦ください

それでは、はじまりはじまり。



2 名前:名無しのやる夫さん :09/06/24 13:08:59 ID:XbN8oTcu
               ガタンゴトンガタンゴトン

                                    __________
          ┌─┐ .|   /⌒ヽ   /⌒\        、|___________|_∴∵∴___
              |i  | []゙   |    |  |     |.  ||  ||゙  _| _____、 |    |        |
       ロ__|i  |_|__|∥∥|_|     |_____||_||_|_| |  |      | |    |____|_
      _|__===;==;======;;=;;=;====================| |_|___| |    |         |
     /     ヽ         \  _________________|          |    |         |
   /       | ] ]          \|               |      □  |    |         |
   |:          | ] ]  __       |                | ||.        |    |         |
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    +━━[|_____,|]¶《_◎〓〓〓〓〓◎_》____《>◎<》|┗《>◎<》├┤《>◎<》
   《◎》       \____/     .\____/  ̄ ̄ ̄ ̄ .\____/.   \____/    \____/





   / ̄ ̄\  ( ;;;;(
 / _ノ  ヽ\ ) ;;;;)
 |  ( ●) (●)/;;/  
. |   (__人__) l;;,   
  |    ∩ ノ)━・'/
.  |   /  ノ´ } 
.  ヽ  / /    }
   ヽ/ /   ノ インディアン島ねぇ・・・

    やらない夫・ウォーグレイブ……元判事

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そしてやる夫たちは誰もいなくなったようです    その2

2 :名無しのやる夫さん :09/06/27 12:35:47 ID:UK1eE5Wt
      生存                              死亡
やる夫     元陸軍大尉                前原圭一    ニート2  
やらない夫  判事                       
水銀橙      秘書・元家庭教師 
真紅      ニート        
新城直衛   元大将
夜神月     探偵・元警察    
BJ          医者
キョン       執事   有希の夫 
有希        コック  キョンの妻

『残り9人+U.N.Owen2人?』


3 :名無しのやる夫さん :09/06/27 12:35:57 ID:UK1eE5Wt
『十人のインディアンの少年が食事に出かけた
一人がのどを詰まらせて、九人になった

九人のインディアンの少年が遅くまで起きていた
一人が寝過して、八人になった

八人のインディアンの少年がデヴォンを旅してた
一人がそこに残って、七人になった

七人のインディアンの少年が薪を割っていた
一人が自分を真っ二つに割って、六人になった

六人のインディアンの少年が蜂の巣にいたずらしていた
蜂が一人さして、五人になった

五人のインディアンの少年が法律に夢中になった
一人が大法院に入って四人になった

四人のインディアンの少年が海に出かけた
一人がだまされて、三人になった

三人のインディアンの少年が動物園を歩いていた
大熊が一人を抱きしめ、二人になった

二人のインディアンの少年が日向に座った
一人が陽に焼かれて、一人になった

一人のインディアンの少年があとに残された
彼が首をくくり、あとには誰もいなくなった』
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そしてやる夫たちは誰もいなくなったようです その3

185 名前: ◆pNHNP3sZns :09/06/28 21:57:46 ID:ZtF/XMj6

       三日目開始
       
┌───────────────────────────────────────┐
│      生存                              死亡                │
│やる夫     元陸軍大尉                前原圭一   ニート2          .....│
│やらない夫  判事                       有希        コック  キョンの妻     .│
│水銀橙      秘書・元家庭教師               新城直衛   元大将          ......│
│真紅      ニート                                             .│
│夜神月     探偵・元警察                                         │
│BJ       医者                                            ....│
│キョン     執事   有希の夫                                     │
│                                                         .│
│                                                         .│
│『残り7人』                                                  ..│
└───────────────────────────────────────┘



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そしてやる夫たちは誰もいなくなったようです その4

60 : ◆pNHNP3sZns :09/06/30 21:54:41 ID:hnQMYFwE

┌───────────────────────────────────────┐
│      生存                              死亡                │
│やる夫     元陸軍大尉                前原圭一   ニート2          .....│
│やらない夫  判事                       有希        コック  キョンの妻     .│
│水銀橙      秘書・元家庭教師               新城直衛   元大将          ......│
│夜神月     探偵・元警察               キョン     執事   有希の夫      .│
│BJ       医者                        真紅      ニート              │
│                                                            ....│
│                                                         .│
│                                                         .│
│                                                         .│
│『残り5人』                                                  ..│
└───────────────────────────────────────┘


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そしてやる夫たちは誰もいなくなったようです その 5

239 名前: ◆pNHNP3sZns :09/07/02 22:06:59 ID:csi8N1S2


   << 四日日 >>


『十人のインディアンの少年が食事に出かけた
一人がのどを詰まらせて、九人になった

九人のインディアンの少年が遅くまで起きていた
一人が寝過して、八人になった

八人のインディアンの少年がデヴォンを旅してた
一人がそこに残って、七人になった

七人のインディアンの少年が薪を割っていた
一人が自分を真っ二つに割って、六人になった

六人のインディアンの少年が蜂の巣にいたずらしていた
蜂が一人さして、五人になった

五人のインディアンの少年が法律に夢中になった
一人が大法院に入って四人になった

四人のインディアンの少年が海に出かけた
一人が燻製のニシンにのまれ、三人になった

三人のインディアンの少年が動物園を歩いていた
大熊が一人を抱きしめ、二人になった

二人のインディアンの少年が日向に座った
一人が陽に焼かれて、一人になった

一人のインディアンの少年があとに残された
彼が首をくくり、あとには誰もいなくなった』

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そしてやる夫たちは誰もいなくなったようです その6

164 : ◆pNHNP3sZns :09/07/04 22:07:41 ID:XXmYcv9E


<<解決編  犯人の告白>>



漁船「エマ・ジェーン号」の船長から
               警視庁へ送られた告白書


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  ,.イ三´                _      ┌─|]                    i'、`、
 i::/´::   `:.                  _||_    └─||\                  i ', `,
 |:l     :.               (r|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `||  \                 i  ゙, ',
 |:l       :.             .仆、_,.. -─ァ¬|〕  .::::\_          i  ゙  !ー──、ヽ─‐ャ───‐ 、
 |:!  :.     ::            /r||ーァ'´    /─-||!_ ..:::::://´!           i   ! :!:       ', ',  ',        ヽ
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 |l  :::   ::          ィ´ .ィ´ /||:...    |    ||#      {   !         i   i ::i:      l...!  ! : : : : : : : : |
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  |l  :::   ::    / / / /   ||  .....:::::::{.ノ ||#!:::::::::::::::::::\. !        i  ,' .;;l.................ノノ__::ノ_:_:_:_:_:_:_:_〃
 |l  ::.    ::   /...::::{..::::{...::{    ||┬──‐‐ゝ、__||#_:_:_:_:_:_:_:_:ム!.        i  ,' //´ ̄ ̄ ̄´ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
 |:!       ::_/___:_:_:_::ゝ、|ーゝ、/||斗三三云ト、__||l!♯     /ヽ        i ,' //
 |:l  ::  .,.;:;.,.. ̄ ̄ ̄``マ`ー┴'--''=芒立立j二二二♯三二二フ.,.,.,.,.,.,.,...   i ,' ://
  |:ト、_.:;;;'゙;';';';';';';';';';';';';';';';';';';\ー-、___,,,,,,,,,,___ ~ ____7/;';';';';';';';';';';';';、i.,' //.................................... . .
 ヾミ三辷 ─--;';';'、;'_;';';';';';';';';';`;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';' ジ//:::::::::::::::::::::::: :
::::::::::::゙ヾミ三三三三三三三三三三三二二二二二二二二三三三三三三三三三ジ::::::::::::::::: : :

『私の性格の中にロマンティックな夢にあこがれる一面があった
重要書類を瓶に封入して海に投ずることは幼い時からの夢でもあった
おそらくこの書類が見つからない限り事件は解決しないことと思う。

私はロマンティックな夢に憧れるほかにも様々な性格を持っていた

幼いころから死を目撃することに病的な快哉を覚えることもその一つだった
昆虫を用いて様々な実験を試みた

その一方この性格とは全く矛盾する性格を持っていた
    ――――――――――――強い正義感である

罪のない人間や動物がっ苦しんだり死んだりすることは耐えられないことであった

私が今の職業に就いたのは以上の性格からである

ところが数年前から私の心の中で大きな変化が訪れた
犯罪を裁くことで得られる満足感では足りなくなってきたのだ

直接この手で罪人を裁きたい!
自らの手で人を殺したい!

そういう願いが発生してきたのである

それがこの事件を起こした私のもっとも根本にあると言えるだろう


さてこの事件について警察当局の方々には2つの手掛かりがあることを
まず述べたいと思う

一つ目は10人の中に殺人を犯していない人間がいることだ
逆説的にその人間が犯人だということがわかるだろう

第二の手掛かりは童謡の七番目の詩にある
BJは騙されて殺されたのだ
そこに注目すれば疑わしいのは4人で
その中で彼が信じるであろう人間は私しかいないだろうということである

私が今回の殺人を考えるようになったのは
とある医者との出会いからだった』

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